VALORANTのVAN9001・VAN9003を直す方法|Windows 11のTPM2.0・Secure Boot設定

「Windows 11にしてからVALORANTが起動しない」「VAN9001・VAN9003と表示される」「TPM 2.0やSecure Bootを有効にしろと言われたけれど、何をすればいいかわからない」と困っていませんか?
VALORANTではアンチチートシステムRiot Vanguardが動作しており、PCのセキュリティ設定がVanguardの要件を満たしていない場合、ゲームを起動できないことがあります。
特にWindows 11環境で確認したいのが、TPM 2.0・Secure Boot・UEFIです。
まず確認:VAN9001・VAN9003が出た場合でも、いきなりBIOS設定を変更しないでください。最初にWindows上でTPM 2.0、BIOSモード、Secure Bootの状態を確認し、必要な項目だけを変更します。
- VAN9001 → まずTPM 2.0を確認
- VAN9003 → Secure Boot・UEFI関連を確認
- BIOSを変更する前にBitLocker回復キーを確認
- BIOSモードが「レガシ」なら安易にCSMを無効にしない
- 設定済みならVanguardを再インストール
- Windows 10へのダウングレードは解決策として推奨しない
- VALORANTのVAN9001・VAN9003とは?
- 最初にWindows上で3項目を確認する
- BIOSを変更する前にBitLocker回復キーを確認する
- WindowsからUEFI(BIOS)を開く方法
- TPM 2.0を有効にする方法
- Secure Bootを有効にする方法
- CSMを無効にする前にGPTか確認する
- Secure Boot Keyは安易に変更しない
- 設定後にWindowsで再確認する
- TPM・Secure Bootが有効なのにVALORANTが起動しない場合
- 互換モード・管理者権限も確認する
- VAN -1・VAN -81などが出る場合
- 「VAN9001」と「VAN: STATUS_VMD_9001」は別物
- Windows 10へ戻せばVALORANTは動く?
- よくある質問
- まとめ|VAN9001・9003は順番に確認すれば原因を絞れる
VALORANTのVAN9001・VAN9003とは?
VAN9001やVAN9003は、Riot VanguardがPCのセキュリティ状態を確認した際に表示されるエラーです。
VAN9001
RiotはVAN9001について、VanguardがTPM 2.0を有効な状態として検出できていない場合に表示されるエラーと案内しています。
そのため、VAN9001が表示された場合は最初にTPM 2.0の状態を確認します。
VAN9003
VAN9003では、Secure BootやUEFIを含む起動時のセキュリティ設定を確認します。
VAN -1・VAN -81などは別のエラーです。
VAN9001・9003と同じ方法で必ず直るわけではありません。表示されているエラーコードごとにRiot公式の案内を確認してください。
最初にWindows上で3項目を確認する
BIOS(UEFI)を触る前に、Windows上で現在の設定を確認します。
1.TPM 2.0が有効か確認する
- Windowsキー+Rを押す
tpm.mscと入力する- Enterキーを押す
- 「TPMの管理」画面を確認する
確認したいのは、TPMが使用可能な状態になっていることと、仕様バージョンが2.0になっていることです。
TPM 2.0・使用準備完了
→ TPMそのものは有効。次にSecure Bootを確認。
互換性のあるTPMが見つからない
→ BIOS/UEFIでIntel PTTやAMD fTPMなどが無効になっている可能性があります。
2.BIOSモードを確認する
- Windowsキー+Rを押す
msinfo32と入力する- 「システム情報」を開く
- 「BIOSモード」を確認する
ここがUEFIになっているか確認してください。
「レガシ」になっている場合は、そのままSecure BootをONにできない構成である可能性があります。
3.Secure Bootの状態を確認する
同じ「システム情報」の中にある、
セキュア ブートの状態
を確認します。
Secure BootはON
BIOS設定を変更せず、Vanguard側の対処へ進みます。
Secure Bootを確認
BIOSモードがUEFIなら、UEFI設定でSecure Bootを有効にできる可能性があります。
UEFI/CSMを確認
レガシBIOSやCSMで起動している可能性があります。安易に設定変更せず、現在のディスク形式も確認してください。
BIOSを変更する前にBitLocker回復キーを確認する
ここは非常に重要です。
TPMやSecure Boot、UEFIなど起動に関係する設定を変更すると、環境によっては次回起動時にBitLocker回復キーを要求される場合があります。
Windowsの「BitLockerの管理」やMicrosoftアカウントなどから、自分のPCでBitLockerまたはデバイス暗号化が有効になっているか確認しておきましょう。
WindowsからUEFI(BIOS)を開く方法
DeleteキーやF2キーを連打する方法もありますが、Windows 11からUEFI設定画面へ移動することもできます。
- 「設定」を開く
- 「システム」を開く
- 「回復」を選択する
- 「PCの起動をカスタマイズする」の「今すぐ再起動」を選択
- 「トラブルシューティング」を選択
- 「詳細オプション」を選択
- 「UEFIファームウェアの設定」を選択
- 再起動する
MicrosoftもSecure Boot設定へアクセスする方法として、このUEFIファームウェア設定からの手順を案内しています。
TPM 2.0を有効にする方法
TPM 2.0の名称は、CPUメーカーやマザーボードによって異なります。
| 環境 | BIOS上でよく使われる名称 |
|---|---|
| Intel | Intel PTT / Platform Trust Technology |
| AMD | AMD fTPM / Firmware TPM |
| その他 | Trusted Computing / Security Device Supportなど |
名称やメニューの場所はマザーボード・BIOSバージョンによって異なります。
以下は代表的な名称であり、まったく同じ場所にあるとは限りません。
ASUSの場合
ASUSではIntel CPU搭載機ならPTT、AMD環境ではfTPMに関係する設定を探します。
Advanced Modeの「Advanced」「Trusted Computing」「PCH-FW Configuration」などに配置されていることがあります。
MSIの場合
MSIでは、
- Trusted Computing
- Security Device Support
- AMD CPU fTPM
- Intel PTT
などの項目を確認します。
GIGABYTEの場合
Intel環境ではIntel Platform Trust Technology(PTT)、AMD環境ではAMD CPU fTPMなどの名称を確認します。
ASRockの場合
ASRockでも、
- Intel Platform Trust Technology
- AMD fTPM Switch
などの名称が使われることがあります。
Secure Bootを有効にする方法
Secure BootはUEFIのセキュリティ機能です。
Microsoftも、Secure Bootを利用する場合はLegacy BIOS / CSMではなくUEFIモードを使用するよう案内しています。
BIOS内では、
- Secure Boot
- Secure Boot Control
- Windows UEFI Mode
- OS Type
- Windows 10/11 WHQL Support
などの名称で表示されることがあります。
Secure BootをONにできない場合
よくあるのが、CSM(Compatibility Support Module)が有効な状態です。
Secure Bootを使用するにはUEFI起動が必要になるため、環境によってはCSMを無効化する必要があります。
CSMを無効にする前にGPTか確認する
「msinfo32」でBIOSモードがレガシになっている場合は、特に注意してください。
UEFIでWindowsを起動する場合、システムディスクは通常GPT構成にする必要があります。
ディスク形式の確認方法
- スタートボタンを右クリック
- 「ディスクの管理」を開く
- Windowsが入っているディスクを右クリック
- 「プロパティ」を開く
- 「ボリューム」を開く
- 「パーティションのスタイル」を確認
GUID パーティション テーブル(GPT)ならUEFI向けの構成です。
マスター ブート レコード(MBR)の場合は、CSMを単純にOFFにする前に変換が必要になる場合があります。
MBR→GPT変換は初心者向けの作業ではありません。
Microsoftには「MBR2GPT」という変換ツールがありますが、実行前にディスク構成の検証が必要で、変換後はファームウェアをUEFI起動へ変更する必要があります。
Secure Boot Keyは安易に変更しない
BIOSによっては、
- Install Default Secure Boot Keys
- Restore Factory Keys
- Key Management
などが表示されることがあります。
古い解説では「とりあえずDefault Keysを入れればよい」と案内されている場合がありますが、何も確認せずSecure Boot Keysを変更するのはおすすめしません。
Secure Bootを有効にしても状態が変わらない場合は、マザーボードメーカーの公式マニュアルを確認してください。
設定後にWindowsで再確認する
BIOS設定を保存してWindowsへ戻れたら、もう一度状態を確認します。
TPM
tpm.mscを開き、TPM 2.0が利用可能になっているか確認します。
Secure Boot
msinfo32を開き、
- BIOSモード → UEFI
- セキュア ブートの状態 → 有効
になっているか確認します。
両方とも問題なければ、一度PCを再起動してからVALORANTを起動してください。
TPM・Secure Bootが有効なのにVALORANTが起動しない場合
Windows側で正常に有効になっているのにエラーが続く場合は、Vanguard側を確認します。
まずPCを完全に再起動する
BIOS設定変更後やWindows Update後は、まず一度Windowsを完全に再起動します。
シャットダウンではなく、スタートメニューから「再起動」を選ぶのがおすすめです。
Riot Vanguardを再インストールする
TPM・Secure Bootが正常でもVanguardが正常に動作していない場合は、再インストールを試します。
- Windowsの「設定」を開く
- 「アプリ」→「インストールされているアプリ」を開く
- 「Riot Vanguard」を探す
- Riot Vanguardをアンインストールする
- PCを再起動する
- Riot ClientからVALORANTを起動する
- Vanguardが再インストールされる
- 再度PCを再起動する
VALORANT本体まで最初から削除する必要はありません。
互換モード・管理者権限も確認する
以前トラブル対策として互換モードなどを変更していた場合は、その設定も確認します。
- VALORANTやRiot Clientのショートカットを右クリック
- 「プロパティ」を開く
- 「互換性」を確認
- 不要な互換モードが設定されていないか確認する
ただし、起動エラーの原因が必ず互換モードとは限りません。
VAN9001・9003の場合は、先にTPM・Secure Boot・UEFIを確認してください。
VAN -1・VAN -81などが出る場合
VAN -1、VAN -81などは、VAN9001・9003とは別のエラーコードです。
そのため、TPMやSecure Bootを変更すれば必ず直るわけではありません。
表示されたVANコードをそのまま確認してください。
RiotはVanguardのエラーコードごとに対処方法を案内しています。
「VAN9001」と「VAN: STATUS_VMD_9001」は別物
2026年現在、もうひとつ注意したいのがVAN: STATUS_VMD_9001です。
名前に「9001」が入っていますが、通常のVAN9001とは原因が異なります。
| エラー | 主に確認する項目 |
|---|---|
| VAN9001 | TPM 2.0 |
| VAN9003 | Secure Boot / UEFI |
| VAN: STATUS_VMD_9001 | Intel VMD / Intel RSTドライバー |
RiotはVAN: STATUS_VMD_9001について、Intel Volume Management Device(VMD)コントローラーとの通信問題として案内しており、Intel RSTドライバーの更新・再インストールを主な対処法としています。
そのため、このエラーでTPM設定だけを変更しても解決しない可能性があります。
Windows 10へ戻せばVALORANTは動く?
この方法はおすすめしません。
Windows 10は2025年10月14日に通常サポートが終了しました。
現在もWindows 10自体は起動できますが、通常のセキュリティ更新・修正・Microsoftのテクニカルサポートは終了しています。
よくある質問
Riot VanguardがTPM 2.0を有効な状態として検出できていない場合に表示されるエラーです。まず「tpm.msc」でTPM 2.0の状態を確認してください。
Secure BootとUEFIの状態を確認してください。「msinfo32」でBIOSモードとセキュアブートの状態を確認できます。
必ずではありません。TPM 2.0、UEFI、Vanguard自体の状態なども関係します。表示されているエラーコードに合わせて原因を切り分けてください。
現在WindowsがUEFI+GPTで起動している場合と、Legacy BIOS+MBRで起動している場合では対応が違います。BIOSモードが「レガシ」の場合は、安易にCSMを無効にしないでください。
BIOSを以前の設定へ戻して起動できるか確認してください。WindowsがMBR形式でインストールされている場合、UEFI起動へ変更するにはGPTへの変換が必要になる場合があります。分からない場合は自力で追加変更せず、PCメーカーや詳しい人へ相談してください。
TPMや起動セキュリティに関係する設定を変更すると、Windowsが環境の変化を検出してBitLocker回復キーを要求することがあります。BIOS変更前に確認しておく方が安全です。
VANエラー回避だけを目的にWindows 10へ戻す方法はおすすめしません。Windows 10の通常サポートは2025年10月14日に終了しています。Windows 11上でTPM・Secure Boot・UEFI設定を正常化することを優先してください。
PCを再起動し、Riot Vanguardの再インストールを試してください。それでも改善しない場合は、表示されているVANエラーコードを確認してRiot公式サポートの該当項目を確認してください。
まとめ|VAN9001・9003は順番に確認すれば原因を絞れる
VALORANTがWindows 11で起動せずVAN9001・VAN9003が表示された場合は、闇雲にBIOS設定を変更する必要はありません。
- VAN9001 → TPM 2.0を確認
- VAN9003 → Secure Boot・UEFIを確認
- tpm.mscでTPMを確認
- msinfo32でBIOSモード・Secure Bootを確認
- BIOS変更前にBitLocker回復キーを確認
- Legacy+MBRなら安易にCSMを無効にしない
- 設定済みならVanguard再インストールを試す
- Windows 10へのダウングレードを回避策にしない
特に重要なのは、「CSMを無効にすればいい」「Secure Boot Keyを入れればいい」と、確認せずBIOSを変更しないことです。
まずWindows上で現在の状態を確認し、不足している項目だけを変更してください。
BIOS画面や項目名はPC・マザーボードによって異なります。
設定項目が見つからない場合は、「PCまたはマザーボードの型番+TPM」「型番+Secure Boot」でメーカー公式マニュアルを確認してください。

























