スマホを使っている人であっても、出張中に宿泊先でノートPCを利用して仕事を進めたり、ちょっと出かけた先でタブレットでネットサーフィンをしたりといったことはあるでしょう。
とはいえ固定回線は持ち運びできませんので、外出先に持参するのは不可能。
スマホを持っていればテザリング機能を使うという手もあります。
しかし使いすぎるとスマホのバッテリーが消耗して劣化が早まる上、1ヶ月のデータ通信容量をオーバーして翌月まで通信速度が遅くなってしまう可能性も…。
そうならないためにも、これから紹介する3つの手段を使って、家の外でもネットをサクサクできるようになりましょう。
Contents
3つの手段で、外出先でもネットがサクサク
大別すると、固定回線のない家の外でネットを使うための手段は以下の3つ。
■テザリング
■フリーWi-Fiスポット
■モバイルWi-Fiルーター
この中ではモバイルWi-Fiルーターが最もサクサクネットを使える手段です。
ここからはそれぞれの手段が持つ特色と、モバイルWi-Fiルーターの利点を解説していきます。
https://gadgets-hack.com/pocketwifi-merit-osusume/
テザリング
スマホが使っている電波によってWi-Fi接続を行い、他の端末をネットに繋ぐことを可能とする機能です。
テザリング機能を持ったスマホとネットに繋ぎたい端末があれば、即座にネットの利用ができるようになります。
手軽に設定できて非常に便利ですので、利用した経験のある人は多いでしょう。
テザリングの短所
スマホ、あるいは格安SIMの種類によってはテザリング非対応の場合も。
端末の購入や契約の前にはよく確かめておきましょう。
ビデオ通話をしたり動画を観たりとデータの消費が大きいことばかりをしていれば、1ヶ月分のデータ通信容量をすぐに超過してしまいます。
そうなると通信制限がかかり、回線速度がガクッと落ちますので注意してください。
一度通信速度に制限が課されると、元の速度に戻すには少々手間がかかってしまいます。
スマホのデータ通信及び通信速度制限からの回復にかかる料金は割高です。
考えなしに使っていると月々のスマホ料金が跳ね上がることになりますので、気を付けてください。
また、テザリングを頻繁に行っていると、スマホのバッテリーがどんどん劣化していきます。
テザリング中のスマホは高温になり、電池の消耗が速くなります。
この2つはスマホに内蔵されているリチウムイオン電池が苦手とする「高温のまま使い続ける」「規定の回数を超えて充電する」という条件を満たしています。
よって、スマホがたとえ新品でも、耐用年数よりずっと早く寿命を迎えてしまう可能性が高くなるのです。
そしてキャリアによってはテザリングの利用時月ごとに500円の料金が発生します。
データ通信量の消費が速くなってしまう上に、料金まで上乗せされるということです。
https://gadgets-hack.com/tethering/
フリーWi-Fiスポット
コンビニやスーパーに設けられたイートインスペースの他、観光地などでも提供されている、誰でも無料で端末をネットに繋げることが可能な場所のことを言います。
日本においてはまだまだ数が少ないのですが、無料でネットに接続できるとあって利用する人は多いようです。
テザリングと違ってスマホのバッテリーを消耗させることもありません。
なので家の外でネットを使う手段としては、テザリング以上に優れていると言っていいでしょう。
フリーWi-Fiスポットの短所
限られた所でしか使えないのが難点。
スポットからちょっと離れるとすぐに通信が切断されてしまうのも不便です。
さらに問題なのが、セキュリティに不安があるという点。
誰でもお金を払うことなく簡単にネットに繋げられてしまうため、悪い目的で利用する人にとっては実にやりやすいのです。
無警戒に利用すると端末にコンピューターウィルスを送られたり、個人情報を抜き取られたりする恐れも…。
モバイルWi-Fiルーターなら断然WiMAX!
どこにでも持ち運べてネットに繋ぐことができるデータ端末が、モバイルWi-Fiルーター。
その中でも特におすすめなのがWiMAXです。
スマホ以上にサイズが小さいため、場所を取らず、持ち歩くのも簡単。
また、通常のネット回線と異なり、開通工事を行うことなくすぐに利用を始められます。
外出先だけでなく家の中でも当然利用可能。
固定回線と比べても遜色はありません。
WiMAXは利用したデータの大きさに関わらず、常に料金が定額。
スマホや光回線と比べて通信料が低く抑えられます。
家の外でも通信を安定させたいのなら、有線接続がおすすめです。
フリーWi-Fiスポットはセキュリティの面に不安がありますが、WiMAXであればその点は安心。
あらかじめ設定してある端末のみがネットに繋げられるようになっている上、世界トップレベルのセキュリティを誇る暗号規格を用いています。
これならハッキングやウィルスの心配をする必要はありません。
WiMAXの通信速度は全モバイルWi-Fiルーター中最速。
集合住宅に設置されている光回線と比較してもかなりの高速です。
いつでもどこでも素早い通信ができて、料金も安い。
まさに至れり尽くせりです。
https://gadgets-hack.com/wimax_campaign19/
WiMAXの短所
WiMAXは端末だけならオークションサイトやフリマアプリで購入できます。
しかし端末だけではネットに繋ぐことは不可能。
契約を通信業者と結ぶことによって初めてWiMAXを利用できるようになるのです。
当然、固定回線の契約と同じく1ヶ月ごとに通信料金を払わなければなりません。
WiMAXは月にいくらデータ通信を行っても基本的に料金は一定。
なのでテザリングを使った際の料金と比較すればかなり低くなると思います。
もっと通信料金を抑えたいなら、スマホの契約プランを安いものに変更したり、固定回線の契約内容を見直したりすると良いでしょう。
固定回線からWiMAXに変更すればADSLも光回線も不要になり、いつでもどこでもネットに繋ぐことができるようになります。
ネット代をグッと抑えるために
利用料金のみを考慮した場合、WiMAXに切り替えるとかえって高くなってしまうと考える人が多いと思います。
しかし実際は逆。
WiMAXにすれば月々の通信料金がかなり抑えられるのです。
「ドコモ光ホームプラン」5200円+「20GBデータプラン」6000円+「ドコモ基本料金」2700円=13900円
「WiMAX利用料金」2690円+「ドコモ基本料金」2700円=5390円
上記の例だと8510円も安くなります。
連絡はメッセージアプリで行うので電話番号は不要だという人なら、WiMAXの料金だけ負担すればスマホがタダで使えてしまいます。
1ヶ月の通信制限もなし!
WiMAXのギガ放題を契約した場合、1ヶ月にいくらデータ通信を行った所で料金は一定です。
データがいくら残っているのか確認しながら節約しなくてもよくなります。
ただし3日間のデータ使用量が10GBを超えると、次の日の18時から26時までの間通信制限がかかってしまうので注意が必要です。
ビデオ通話や動画の鑑賞をやりすぎても料金は一定だから安心です。
逆にあまりネットを利用しないと思った際にはより安価な通常プランへの変更も可能。
そうすることで料金がお得になります。
まとめ
WiMAXの利点
■テザリングと比べて安価
■フリーWi-Fiスポットよりもセキュリティが万全
■月々の通信料金がずっと安くなる
家の外でノートPCを使いたいと思っても、ネットに接続できる所が見つからなくて苦労した経験はないでしょうか?
そんな時フリーWi-Fiスポットは役立ちます。
ですが便利な反面セキュリティには不安があり、個人情報を第三者に読み取られたり、知らない間に犯罪に利用されたりする可能性もあります。
その点WiMAXは完璧。
カバンやポケットにすっぽり収まるサイズで楽に持ち運びが可能です。
さらにどんな時でも素早い通信ができます。
この便利さは一度知ったら戻れないでしょう。
他の回線への変更や無料解約も可能ですので、WiMAXを使ってみて自分には合わないと思っても安心。
とにかく一度は試してみることをおすすめします。