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ワイヤレスイヤホンの片耳が聞こえない!10の直し方を原因別に解説

「あれ、片耳だけ音が聞こえない…」

通勤中や作業中に突然ワイヤレスイヤホンの片方から音が出なくなると、とても焦りますよね。昨日まで普通に使えていたのに、急に片耳だけ無音になってしまう現象は、実は多くのユーザーが経験するトラブルです。

「もう故障かな」「買い替えなきゃダメ?」と思うかもしれませんが、ちょっと待ってください。実は片耳が聞こえなくなる原因の約70%は、簡単な操作で自分で直せるケースです。

この記事では、ワイヤレスイヤホンの片耳が聞こえなくなった時の直し方を、原因別・ステップ別に10通り解説します。5分で試せる簡単な方法から、根本的な解決策まで網羅していますので、順番に試していただければきっと解決できるはずです。

ワイヤレスイヤホンの片耳が聞こえない原因を特定しよう

対処法を試す前に、まずは原因を大まかに把握しておきましょう。原因によって対処法が異なるため、ここでの切り分けが解決への近道になります。

ソフトウェア・接続の問題(約70%がこれで解決)

片耳が聞こえなくなる原因として最も多いのが、Bluetooth接続やソフトウェアに起因する問題です。

・左右のイヤホン間の同期が外れている
・Bluetoothペアリングが不安定になっている
・スマホ側の音量バランス設定がずれている
・モノラル再生モードになっている
・ファームウェアの不具合

これらの問題は、再起動やリセット、再ペアリングといった簡単な操作で解決できることがほとんどです。

イヤホン本体のハードウェア問題

次に考えられるのが、イヤホン本体の物理的な故障です。

・片耳のバッテリー劣化・充電不良
・イヤホンのスピーカー(ドライバー)の故障
・充電端子の接触不良・汚れ
・水没や落下による内部損傷
・イヤーピース部分の目詰まり

ハードウェアの問題であっても、充電端子の清掃やイヤーピースの掃除で解決するケースもあります。

スマホ・再生機器側の問題

意外と見落としがちなのが、スマホやパソコンなど再生機器側に原因があるケースです。

・スマホのBluetoothモジュールの一時的な不具合
・音声出力設定の問題
・特定のアプリでのみ発生する不具合
・OSアップデート後の互換性問題

【原因診断フローチャート】あなたの症状はどれ?

以下のフローで、あなたの症状の原因を大まかに特定できます。

【質問1】他のスマホやPCに接続しても同じ症状が出ますか?
→ Yes:イヤホン本体の問題の可能性が高い
→ No:スマホ側の設定や接続の問題の可能性が高い

【質問2】充電ケースに入れると片耳だけ充電ランプがつかない?
→ Yes:充電端子の汚れまたはバッテリー故障の可能性
→ No:ソフトウェア・接続の問題の可能性が高い

【質問3】最近水に濡れたり、落としたりしましたか?
→ Yes:内部損傷の可能性があるため、乾燥後に再確認
→ No:以下のステップ別対処法をお試しください

【ステップ別】片耳が聞こえない時の直し方10選

それでは、実際の直し方を優先度の高い順に解説します。STEP1〜3は所要時間5分以内で試せる基本対処法なので、まずはここから始めてください。

STEP1:まずは再起動とリセットを試す

最も簡単で効果的な対処法が、イヤホンとスマホの両方を再起動することです。

【イヤホンの再起動手順】
1. 両耳のイヤホンを充電ケースに戻す
2. ケースの蓋を閉めて10秒待つ
3. 蓋を開けてイヤホンを取り出し、再接続

【スマホの再起動】
・iPhoneの場合:電源ボタン長押し → スライドして電源オフ → 再起動
・Androidの場合:電源ボタン長押し → 再起動を選択

再起動だけで約30〜40%のケースが解決します。一時的な接続エラーやメモリの問題がリセットされるためです。まずはここから試してみてください。

STEP2:Bluetooth接続を解除して再ペアリング

再起動で解決しない場合は、Bluetooth接続を一度完全に解除してから再ペアリングを行います。

【iPhoneの場合】
1. 設定 → Bluetooth を開く
2. イヤホン名の右にある「i」マークをタップ
3. 「このデバイスの登録を解除」を選択
4. イヤホンを充電ケースに戻し、ペアリングモードにする
5. 再度Bluetooth画面でイヤホンを選択して接続

【Androidの場合】
1. 設定 → 接続 → Bluetooth を開く
2. ペアリング済みのイヤホンをタップ
3. 「ペアリング解除」または「削除」を選択
4. イヤホンをペアリングモードにして再接続

STEP3:イヤホンの充電状態を確認する

片耳だけバッテリーが切れている、または充電できていないケースも多く見られます。

・両耳のバッテリー残量をアプリやスマホ画面で確認
・充電ケースに入れた時、両耳ともランプが点灯するか確認
・片耳だけランプがつかない場合は、充電端子の清掃へ(STEP10参照)

バッテリー残量が極端に少ない状態(5%以下など)では、片耳だけ先に電源が落ちることがあります。15分以上充電してから再度確認してください。

STEP4:音量バランス設定をチェック

スマホの設定で、左右の音量バランスが偏っていると片耳だけ聞こえなく(または極端に小さく)なります。

【iPhoneの場合】
1. 設定 → アクセシビリティ → オーディオ/ビジュアル
2. 「バランス」のスライダーが中央にあるか確認
3. 左右どちらかに寄っていたら中央に戻す

【Androidの場合】
1. 設定 → ユーザー補助 → 聴覚
2. 「左右の音量バランス」が中央にあるか確認
3. 機種によっては「サウンド」→「音量バランス」の場合もあり

出典:Apple「iPhoneのアクセシビリティ機能」

STEP5:イヤホンの汚れ・異物を取り除く

イヤホンのスピーカー部分(音が出る穴)に耳垢やホコリが詰まると、音が出なくなったり極端に小さくなったりします。

【清掃手順】
1. イヤーピース(シリコン部分)を外す
2. 乾いた綿棒で音の出る穴の周りを優しく清掃
3. メッシュ部分は歯ブラシなど柔らかいブラシで払う
4. エアダスターで細かいホコリを飛ばす(至近距離は避ける)
5. イヤーピースも水洗いまたはアルコールで清掃

水分や液体クリーナーを直接イヤホン本体にかけないでください。故障の原因になります。清掃は必ず乾いた状態で行いましょう。

STEP6:ファームウェアをアップデートする

イヤホンのファームウェア(内部ソフトウェア)が古いと、不具合が発生することがあります。

・各メーカーの専用アプリでファームウェアの更新を確認
・Apple AirPods:iPhoneに接続した状態で自動更新
・Sony:「Headphones Connect」アプリで確認
・Anker Soundcore:「Soundcore」アプリで確認
・更新がある場合は、充電ケースに入れた状態で更新を実行

STEP7:他のデバイスで動作確認する

ここまでの対処で解決しない場合、問題がイヤホン側にあるのかスマホ側にあるのかを切り分けます。

【確認方法】
1. 別のスマホ、タブレット、またはPCにイヤホンをペアリング
2. 音楽を再生して両耳から聞こえるか確認

【結果の判断】
・別デバイスでも片耳が聞こえない → イヤホン本体の問題
・別デバイスでは両耳聞こえる → 元のスマホ側の問題

STEP8:スマホのBluetooth設定を見直す

スマホ側に問題がある場合は、以下の設定を確認します。

・Bluetoothを一度オフにして、10秒後にオンに戻す
・機内モードをオンにして10秒後にオフにする
・他のBluetooth機器との接続を一時的に解除
・スマホのBluetoothキャッシュをクリア(Android)
・ネットワーク設定のリセット(最終手段)

出典:Googleサポート「Androidデバイスを Bluetooth アクセサリに接続する」

STEP9:イヤホンを初期化(ファクトリーリセット)する

ここまでの方法で解決しない場合は、イヤホンを工場出荷状態に戻す「初期化」を試します。

初期化を行うと、ペアリング情報やカスタマイズした設定がすべて消去されます。事前に設定内容をメモしておくことをおすすめします。

初期化の方法はメーカー・機種によって異なるため、次のセクションで主要メーカー別に解説します。

STEP10:ケースの充電端子を清掃する

片耳だけ充電できていない場合、充電ケース内の端子が汚れている可能性があります。

【清掃手順】
1. 充電ケースからイヤホンを取り出す
2. ケース内の金属端子を乾いた綿棒で優しく拭く
3. イヤホン側の充電端子も同様に清掃
4. 汚れがひどい場合は、綿棒に少量のイソプロピルアルコールを含ませて清掃
5. 完全に乾いてからイヤホンを戻す

主要メーカー別の対処法とサポート情報

メーカーによって初期化の方法やサポート体制が異なります。お使いのイヤホンに合った対処法を確認してください。

Apple AirPodsシリーズの場合

対象機種AirPods(第1〜3世代)、AirPods Pro(第1〜2世代)、AirPods Max
初期化方法ケースの蓋を開けた状態で、背面のボタンを15秒長押し(ランプがオレンジ→白に点滅)
専用アプリiPhoneの設定から直接確認可能
サポートAppleサポート(0120-277-535)またはApple Storeでの対面サポート

出典:Apple「AirPodsをリセットする」

AirPodsは片耳のみの購入(有償)も可能です。保証期間内であれば無償交換の対象になる場合もあるため、Apple Storeまたはサポートに相談してみてください。

Sony WFシリーズの場合

対象機種WF-1000XM4、WF-1000XM5、WF-C500など
初期化方法Headphones Connectアプリ → 設定 → 初期化、または本体のボタン操作(機種により異なる)
専用アプリSony Headphones Connect(iOS/Android対応)
サポートソニーカスタマーサポート(0120-333-020)

出典:Sony「ワイヤレスイヤホン サポート」

その他主要メーカー(Anker/JBL/BOSE等)

メーカー初期化方法・サポート情報
Anker SoundcoreSoundcoreアプリから初期化可能。サポート:service@anker.com
JBLJBL Headphonesアプリから設定。サポート:0570-064-800
BOSEBose Musicアプリから初期化。サポート:0120-235-250
BeatsAirPodsと同様の手順。Appleサポートで対応

直らなかった場合の選択肢

すべての対処法を試しても改善しない場合は、ハードウェアの故障が疑われます。以下の選択肢を検討してください。

メーカー保証・修理を依頼する

購入から1年以内(メーカーによっては2年)であれば、保証期間内の無償修理が受けられる可能性があります。

・購入時のレシートや保証書を用意
・メーカーサポートに連絡して症状を伝える
・郵送修理または店頭持ち込みを選択
・修理期間は通常1〜2週間程度

水没や落下による故障は保証対象外となることが多いです。正直に状況を伝えた上で、対応可否を確認してください。

片耳だけ購入できるか確認する

一部のメーカーでは、片耳のみの単品購入が可能です。

・Apple AirPods:Apple公式サイトまたはApple Storeで購入可能(有償)
・Sony:一部機種で片耳販売あり(ソニーストアで確認)
・その他メーカー:公式サポートに問い合わせ

買い替えを検討するタイミング

以下の状況に当てはまる場合は、修理より買い替えの方がコストパフォーマンスが良い可能性があります。

・購入から2年以上経過している
・バッテリーの持ちが全体的に悪くなっている
・修理費用が新品価格の50%を超える
・すでに生産終了している機種

片耳が聞こえなくなるのを予防する5つの習慣

トラブルを未然に防ぐために、日頃から以下の習慣を心がけましょう。

1. 使用後は毎回充電ケースに戻す(左右均等に充電される)
2. 週に1回は清掃する(イヤーピースと充電端子)
3. 汗をかいた後は乾いた布で拭いてからケースに戻す
4. ファームウェアは最新の状態を維持する
5. 極端な高温・低温環境での使用を避ける

出典:経済産業省「リチウムイオン蓄電池の安全な使用について」

よくある質問(FAQ)

Q:片耳だけ音量が小さい場合も同じ対処法で良いですか?

A:はい、同じ手順をお試しください。特にイヤホンの汚れ(STEP5)と音量バランス設定(STEP4)を重点的に確認してください。

Q:雨に濡れた後から片耳が聞こえなくなりました。どうすればいいですか?

A:すぐに電源を切り、乾燥させてください。シリカゲルと一緒に密閉容器に入れ、24〜48時間放置してから再度確認してください。それでも改善しない場合は内部損傷の可能性があります。

Q:初期化しても改善しません。完全に故障でしょうか?

A:ハードウェア故障の可能性が高いです。保証期間内であればメーカーサポートに連絡してください。保証期間外の場合は、修理費用と買い替え費用を比較して判断することをおすすめします。

Q:安いイヤホンでも修理は受け付けてもらえますか?

A:メーカーによって対応が異なります。大手メーカー製品は修理対応していることが多いですが、無名ブランドの格安製品は修理対応していないケースもあります。購入元に確認してください。

Q:再ペアリングしたら、もう片方も聞こえなくなりました。

A:左右のイヤホンが別々にスマホに接続されている可能性があります。一度両方の登録を解除し、イヤホンを初期化してから改めてペアリングし直してください。

まとめ

ワイヤレスイヤホンの片耳が聞こえなくなった時の直し方を、原因の特定から対処法まで解説しました。

・まずは再起動と再ペアリングを試す(これで約70%が解決)
・充電状態、音量バランス設定、イヤホンの汚れを確認
・他のデバイスで動作確認して、問題箇所を切り分ける
・初期化(ファクトリーリセット)は最終手段として試す
・すべて試しても改善しない場合は、メーカー修理または買い替えを検討

多くの場合、今回ご紹介した10ステップで問題は解決できるはずです。焦らず順番に試していただき、快適な音楽ライフを取り戻してください。


本記事で紹介した対処法を試しても改善しない場合は、無理に分解せず、必ずメーカーサポートにご相談ください。保証期間内であれば無償対応が受けられる可能性があります。