室内でWiMAXを使って電波が弱いと感じた経験はありませんか?
WiMAXの電波は通信速度が速い代わりに障害物に遮られやすい弱点があるので、室内で利用するときは電波が弱いと感じることが多く、圏外になる場合もあります。しかし、WiMAXの電波の特徴を掴んで対策をすれば感度が向上する可能性があります。
ここでは室内でWiMAXの電波が弱くなる原因と改善方法をご紹介します。家のなかや仕事先でWiMAXがつながらないと感じている人は参考にしてくださいね。
Contents
WiMAXの電波は室内に弱いのか?
先に結論をいってしまうと。WiMAXの電波が室内に弱いです。WiMAXでは周波数帯が2.5GHzの電波しか利用できないからです。周波数帯を理解すると、WiMAXの電波が室内に弱い理由がわかります。
WiMAXや携帯電話の電波には700MHzから28GHzまでの11種類があります。
周波数帯の数字が高くなるほど通信速度は速くなりますが、建物や壁があると電波が遮られてしまいます。低い数字の周波数帯の電波は通信速度が遅めですが、建物や壁がある場所でも届きやすいです。
WiMAXで利用する電波の周波数帯は2.5GHzと数値が高いので、室内で利用するときに電波が弱くなりやすいわけです。
室内でWiMAXの電波が弱いと感じるときの改善方法5つ
室内でWiMAXを利用して電波が弱いと感じたときは、以下5つの方法がオススメです。
- ルーターを窓際に置く
- パラボナアンテナを作る
- クレードルを使う
- UQ宅内アンテナを設置してもらう
- WiMAXの機種を変更する
上記の方法を使えば、今いる場所が提供エリア内ではない限り問題を改善できる可能性が高いです。
ルーターを窓際に置く
もっともオススメしやすい対処法はモバイルWi-Fiルーターを窓際に置いてみることですWiMAXの電波は建物や壁に遮られやすいので、壁がない窓際に置くと受信しやすさが向上します。
パラボラアンテナを作る
パラボラアンテナを作って電波の受信感度を上げる方法もあります。
パラボラアンテナと聞くと購入費用が必要な周辺機器というイメージが頭に浮かびますが、金属製のボールとスタンドがあれば簡単に作れてしまうアイテムです。イメージは下記のような感じです。
イメージこういう感じです。
これは、よくモバイルルーターWiMAXなどが上手く繋がらない場合によく用いられる方法ですが、パラボラアンテナと同じ役割をするので、ルーター近くに置いとくだけでも改善する場合があります。 pic.twitter.com/AT4cU8SEuI— フェムコ (@tsushimaru0926) May 13, 2019
パナボナアンテナのなかにWiMAXルーターを置くと電波が集まりやすくなり、使い心地が向上します。
パラボラアンテナには通信速度の改善まで見込める利点もあるので、通信速度が遅いと感じている人にもオススメです。
光回線からwimaxに変更。au回線に切り替えれば田舎や山奥でも使えるのは大満足。しかし回線速度は2.5M/bps程度という遅さ。
そこで、ネット情報を頼りに簡易パラボラアンテナを作成。朝から昼前なら110M/bpsも出るようになりました。SSは北海道某地方都市での平日昼ピーク時の速度。#wimax pic.twitter.com/hNFQw1MMXe— ぽんた (@hhklp18gpUvIBbC) May 20, 2019
パラボラアンテナは100円ショップで購入できるアイテムで作れるので、室内でWiMAXの電波が弱いと感じたときはぜひ試してみてください。
クレードルを使う
利用している機種によっては、クレードルを使ってみる方法もあります。
クレードルはWiMAXルーター専用の充電スタンドですが、ウイング付きのクレードルが利用できる機種を持っていれば電波の受信感度が向上する利点もあります。
引用元:UQ WiMAX
クレードルにウイングが付いているWiMAXルーターの機種は以下の3種類です。
- WX05
- WX04
- WX03
クレードルを買うには4,000円弱の費用が必要ですが、対象機種を利用していてルーターを窓際に置いても電波が弱いと感じたときは検討する価値があります。
UQ宅内アンテナを設置してもらう
自宅に固定回線のauひかりやフレッツ光などの固定回線を契約している人限定の方法ですが、UQ宅内アンテナを設置サービスも用意されています。
UQ宅内アンテナは自宅に導入した固定回線をもとに小型WiMAXの基地局として利用するアイテムなので、設置するとWiMAXのつながりやすさが向上します。
引用元:UQ WiMAX
とはいえ、固定回線を契約している人が自宅でWiMAXを利用する機会は少ないので、「こんなのもある」程度に認識するべきアイテムです。
WiMAXの機種を変更する
古いWiMAXルーターを使っている場合、機種の買い替えも選択肢に入れてみましょう。古いWiMAXのルーターは今の機種と比べて電波の受信感度が良くないからです。
モバイルルーターを買い替える場合、以下の機種がオススメです。
- モバイルルーターならW06とWX05
- ホームルーターならHOME L02
上記の機種にはWiMAXハイパワーや高性能ハイモードアンテナが内蔵されているので、電波の受信感度が向上しています。
機種変更をするならプロバイダの乗り換えがオススメ
WiMAXルーターの機種変更をするなら、プロバイダの乗り換えも検討してみましょう。プロバイダを乗り換えれば、キャッシュバックや割引を適用して機種変更をしてからの利用料金を安くできます。
キャッシュバックや割引を実施しているプロバイダは何社かありますが、GMOとくとくBBがオススメです。
引用元:GMOとくとくBB
GMOとくとくBBなら最大37,150円のキャッシュバックが受けられます。
LTEオプションの活用はオススメできない
LTEオプション(ハイスピードプラスエリアモード)を使う方法もありますが、あまりオススメできません。
確かにLTEオプションではプラチナバンドに対応したauのLTE回線で通信ができる優れもので、電波が届きにくいときに活用できるツールです。しかし、一ヶ月に7GB利用すると月末まで通信制限がかかり速度が最大128Kbpsになってしまいます。
LTEオプションはあくまで外出先で電波が悪いと感じたときの便利ツールと考えて活用しましょう。
これからWiMAXを契約する際の対策方法
これからWiMAXを契約したいと思っても、使ってみてから電波が弱いと感じないか不安になりますよね。これからWiMAXを契約する場合、下記の方法で電波の入り具合が確認できるので心配は無用です。
- 提供エリアを確認する
- TryWiMAXなどのお試しを活用する
契約してから電波が弱いと感じても、一定期間以内であれば救済措置を適用できます。
提供エリアを確認する
契約してからWiMAXの電波が入りやすいのかを知るために、最初にUQ WiMAXの公式サイトにあるサービスエリアページで自宅などが提供エリアなのかを調べてみましょう。
サービスエリアページのピンポイント判定で利用したい場所の住所を入力して「○」と表示されれば、少なくともWiMAXの電波は通っています。
引用元:UQ WiMAX
ピンポイント判定ページで「×」や「△」と表示された場合は電波が通っていないと認識して契約を見送るのが無難です。
お試しサービスのTryWiMAXを活用する
先ほど紹介したピンポイント判定ページで「○」と表示されても、利用したい室内の場所に電波が入るかは建物の構造で左右されるのが実情なので、使ってみてから電波が入りにくい可能性は0にはできません。
しかし、TryWiMAXを活用すれば、契約する前に電波の入り具合を確認できます。TryWiMAXはWiMAXのモバイルルーターを15日間無料でお試し利用できるサービスで、電波の入り具合を知りたい人には打って付けです。
お試しで利用できる機種は以下の6種類です。
- W06
- HOME L02
- W05
- HOME L01/L01s
- W04
- WX04
在庫状況で利用できるかは異なりますが、最新機種のW06やHOME L02の使い心地が確認できるので、WiMAXの電波が入りやすいかを知りたい人はぜひ活用してください。
一定期間以内なら初期契約解除が可能
万が一、契約してからWiMAXの電波が入りにくいと感じても、契約書面を受け取った日から8日間であれば初期契約解除制度を利用して契約をキャンセルできます。
初期契約解除制度が提供できれば契約をキャンセルしても違約金が発生しないので、自宅はWiMAXの電波が入りやすい場所なのか心配な人は覚えておきましょう。
まとめ
ここでは室内でWiMAXの電波が入りにくい原因と改善方法をご紹介しました。
【WiMAXの電波は室内に弱いのか】
WiMAXの電波は周波数帯が2.5GHzなので、通信速度が速い代わりに建物や壁に遮られやすく、室内で利用すると弱いと感じやすいです。
【室内でWiMAXの電波が弱いと感じるときの改善方法5つ】
- ルーターを窓際に置く
- パラボラアンテナを作る
- クレードルを使う
- UQ宅内アンテナを設置してもらう
- WiMAXの機種を変更する
室内で電波が弱いと感じたときはルーターを窓際に置いて様子を見てください。ルーターを窓際に置いても電波が入りにくいのであれば他の方法を試してみましょう。
【これからWiMAXを契約する際の対策方法】
- 提供エリアを確認する
- お試しサービスのTryWiMAXを活用する
上記の対策方法をしても契約してから電波が入りにくいと感じた場合、契約書面を受け取ってから8日以内であれば違約金なしで契約をキャンセルできます。