「いいところで広告が入って、戻ったらダウンしていた…」
「AdBlockを入れているのに、紫色の画面(Purple Screen of Death)が出て配信が見られない…」

Twitch(ツイッチ)視聴者にとって、クリップ級の重要なシーンで割り込む「30秒のスキップ不可広告」ほどストレスなものはありません。

かつては無料の広告ブロック拡張機能で防げましたが、2025年現在、Twitchの対策強化により、一般的なAdBlockはほぼ完全に無効化されています。

この記事では、なぜ広告ブロックが効かなくなったのかという技術的な理由と、現在唯一確実に広告を消すことができる「公式かつ安全な方法」を、コスパ順に解説します。

この記事の結論:今のTwitch広告対策

  • 無料ツール:ほぼ全滅。いたちごっこで配信が止まるリスク大。
  • Amazon Prime:毎月1人だけ無料で広告を消せる(Prime Gaming)。
  • Twitch Turbo:全チャンネルで広告が消える最強の手段。

なぜ「AdBlock」が効かなくなったのか?

「Chromeの拡張機能を入れているのに広告が出る」という方。それはあなたの設定ミスではなく、Twitch側の仕様変更です。

Twitchは現在、「SSAI(Server-Side Ad Injection)」という技術を採用しています。

SSAIとは?
以前の広告は、配信映像の上に「広告の別ウィンドウ」を被せていました。これならブロックできました。
しかし現在は、「配信の映像データそのものに、広告映像を縫い付けて(合成して)配信」しています。ブロックツールから見ると、それがゲーム画面なのか広告なのか区別がつかないため、消すことができないのです。

無理やり消そうとするツールもありますが、検知されて画質が144p(低画質)に固定されたり、配信が頻繁にクルクル(バッファリング)したりと、快適な視聴は望めません。


方法1. 【実質無料】Amazon Prime会員特典(Prime Gaming)を使う

もしあなたがAmazonプライム会員(月額600円 / 年額5,900円)なら、追加料金なしで「毎月1つのチャンネルだけ」広告を消すことができます。

Amazonプライムには「Prime Gaming」という特典が含まれており、これを使うと「Twitchのサブスク(約600円相当)」が毎月1回無料で行使できます。

Primeサブスクで広告を消す手順

  1. Prime Gaming公式サイトにアクセスし、Amazonアカウントでサインインする。
  2. 「Twitchアカウントをリンク」を選択し、自分のTwitch IDと紐付ける。
  3. Twitchに戻り、広告を消したい配信者のページに行く。
  4. 「サブスクライブ」ボタンを押し、「Primeサブスクを使用」にチェックを入れて登録する。

メリット:
すでにプライム会員なら追加コスト0円。

デメリット:
広告が消えるのは「サブスクした1チャンネルだけ」です。ザッピング(色々な配信を見て回る)をする人には向きません。


方法2. 【最強】「Twitch Turbo」に加入する

「色々な配信を見るたびに広告が入るのが耐えられない」というヘビーユーザーにとって、唯一にして最終的な解決策が「Twitch Turbo(ツイッチ ターボ)」です。

これはTwitch公式が提供している有料プランで、加入すると全チャンネルのプレロール広告(配信開始時)、ミッドロール広告(配信途中)がすべて消滅します。

Twitch Turboの概要

  • 料金:月額 $8.99(約1,300円〜1,400円 ※為替による)
  • 効果:全てのチャンネルで広告なし視聴が可能。
  • 特典:チャットバッジ、カスタム絵文字セット、配信保存期間の延長(14日→60日)。

YouTube Premium(月額1,280円)のTwitch版と考えると分かりやすいでしょう。多くの配信者を行き来する人にとっては、ストレスからの解放をお金で買う価値は十分にあります。

参考リンク:Twitch Turbo 公式登録ページ


方法3. 個別に「サブスクライブ」する

特定の推し配信者しか見ない場合は、そのチャンネルに個別にサブスクライブ(月額約600円〜)することで、そのチャンネルでのみ広告が非表示になります。

ただし、注意点があります。

注意:配信者が設定でOFFにしている場合がある
実は「サブスクライバーにも広告を表示する」という設定権限が配信者側にあります(収益確保のため)。
99%の配信者は「サブスク=広告なし」に設定していますが、稀にサブスクしても広告が流れるチャンネルがあることは知っておきましょう。


【番外編】VPNや専用ブラウザは使える?

ネット上には「VPNで広告のない国(ポーランドやウクライナなど)に接続する」や「TTV LOL Proなどの専用拡張機能を使う」という情報もあります。

しかし、これらは2025年現在、おすすめできません。

  • VPN:通信経路が遠回りになるため、ラグ(遅延)が発生し、高画質視聴ができなくなる。また、TwitchがVPN対策を進めている。
  • 専用拡張機能:Twitchのアップデートのたびに使えなくなり、開発者が更新するまで数日間広告が出る「いたちごっこ」が続く。また、非公式ツールにはマルウェア混入のリスクがある。

安定して高画質で楽しみたいなら、公式の手段を選ぶのが最も時間の無駄になりません。


結論:あなたに合った広告ブロック方法は?

タイプおすすめの方法コスト
特定の1人しか見ない
(Amazon会員)
Prime Gaming連携0円
(プライム会費のみ)
特定の数人しか見ない個別サブスク約600円/人
色々な配信を見る
(ザッピング勢)
Twitch Turbo約1,400円

まずは、自分がAmazonプライム会員かどうかを確認し、Prime Gamingの無料サブスク権が余っていないかチェックすることから始めましょう。


Q. Twitch Turboに入ったのに広告が出ます。

A. 以下の2つの可能性があります。
1. スポンサーシップ広告:配信者が画面内に直接レイアウトしているバナーや、配信者が喋って紹介している案件(プロモーション)は、Twitchのシステム外なので消えません。
2. AdBlockとの競合:ブラウザにAdBlockが入ったままだと、Turboの判定がバグることがあります。Twitch上ではAdBlockをOFFにしてください。

Q. スマホアプリ版でも広告は消えますか?

A. はい、Turboやサブスクの効果はアカウントに紐付いているため、PCブラウザ、iPhone/Androidアプリ、iPadなど、ログインしている全ての端末で広告が消えます。