モニターアームのクランプを机に取り付けたいけど、「机に傷がつかないか心配…」と悩んでいませんか?

特に、高価な木製デスクや賃貸物件の備え付けデスクの場合、クランプの締め付けで傷や凹みができてしまうと、修理費用や原状回復費用がかかる可能性があります。

実は、適切な対策をすれば、モニターアームのクランプによる傷はほぼ完全に防ぐことができます。市販の保護パッドを使う方法から、100均グッズで代用する方法まで、さまざまな選択肢があります。

この記事では、モニターアームのクランプで机に傷をつけない方法を、予算別・材質別に徹底解説します。既に傷がついてしまった場合の補修方法も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

この記事で分かること
  • モニターアームのクランプで傷がつく原因
  • 傷を防止する5つの方法【予算別】
  • 机の材質別の最適な対策
  • おすすめの傷防止グッズ【2025年版】
  • 既に傷がついた場合の補修方法
  • クランプ式 vs グロメット式の比較

モニターアームのクランプで傷がつく3つの原因

まず、なぜクランプで傷がついてしまうのか、原因を理解しましょう。

原因1: クランプの締め付け圧力

モニターアームは、モニター本体(3〜10kg程度)を支えるため、クランプを強く締め付ける必要があります

この締め付け圧力が、机の天板に集中的にかかることで、以下のような傷が発生します。

  • 凹み: 木製デスクなど柔らかい材質の場合、クランプの形に凹む
  • 圧迫痕: メラミン化粧板が圧力で変色・破損
  • 塗装剥がれ: 塗装仕上げのデスクで塗膜が剥がれる

原因2: クランプと机の接触面積が小さい

モニターアームのクランプは、接触面積が小さい(通常5〜10cm²程度)ため、圧力が一点に集中します。

圧力集中のメカニズム
例えば、5kgのモニターを支えるモニターアームの場合、クランプ1箇所あたり約10〜15kgの締め付け力がかかります。この力が小さな接触面積に集中すると、1cm²あたり2〜3kgの圧力になり、柔らかい材質では容易に凹んでしまいます。

原因3: 長期間の使用による変形

モニターアームを長期間(1年以上)使い続けると、常に同じ箇所に圧力がかかり続けるため、徐々に変形が進みます。

長期使用で起こりやすい問題:

  • 木製デスク:木材が圧縮されて凹みが深くなる
  • メラミン化粧板:接着剤が劣化して浮き・剥がれが発生
  • ガラス天板:クランプとの接触部分にヒビが入るリスク

モニターアームのクランプによる傷を防止する5つの方法

ここからは、具体的な傷防止対策を予算別に紹介します。

方法1: 専用の保護パッドを使う【予算:500円〜1,500円】

最も確実で手軽な方法が、モニターアーム専用の保護パッドを使うことです。

保護パッドの特徴
  • 材質: EVA樹脂、シリコン、ゴム、フェルトなど
  • 厚み: 3mm〜10mm
  • サイズ: クランプの接触面より一回り大きいサイズ(10cm×10cm程度)
  • 価格: 500円〜1,500円(2枚セット)
メリット
  • クランプと机の間に挟むだけで簡単
  • 圧力を広い面積に分散できる
  • 滑り止め効果もある
  • 再利用可能
デメリット
  • 厚すぎるパッドだとクランプの可動域が狭くなる
  • デザインが限られる

ポイント
保護パッドを選ぶ際は、厚み5mm程度のEVA樹脂製がおすすめです。薄すぎると保護効果が弱く、厚すぎるとクランプが安定しません。

方法2: デスクマット(透明シート)を敷く【予算:2,000円〜5,000円】

デスク全体を保護できる透明なデスクマットを敷く方法です。

デスクマットの特徴
  • 材質: PVC(ポリ塩化ビニル)、PP(ポリプロピレン)
  • 厚み: 1.5mm〜3mm
  • サイズ: デスクサイズに合わせてカット可能
  • 価格: 2,000円〜5,000円(サイズによる)
メリット
  • デスク全体を傷・汚れから保護できる
  • 透明なのでデスクの質感を損なわない
  • マウスパッド代わりにもなる
  • クランプ以外の傷も防げる
デメリット
  • 初期費用がやや高い
  • サイズ調整が必要
  • 経年劣化で黄ばむ場合がある

方法3: 100均のフェルトパッドで代用【予算:100円〜300円】

コストを最小限に抑えたい場合は、100円ショップのフェルトパッドが使えます。

100均グッズ活用法
  • フェルトパッド: 椅子の脚用フェルトパッドを複数枚重ねる
  • 滑り止めシート: ゴム製の滑り止めシートをカットして使う
  • コルクシート: コルク製のコースターや保護シート
メリット
  • 圧倒的に安い(100円〜300円)
  • すぐに手に入る
  • サイズを自由にカットできる
デメリット
  • 専用品より保護性能が劣る
  • 見た目がやや安っぽい
  • 耐久性が低い(1年程度で交換が必要)
注意点
100均のフェルトパッドを使う場合は、3枚以上重ねて厚み5mm以上にしましょう。薄すぎると保護効果が不十分です。

方法4: クランプ式ではなくグロメット式を選ぶ【予算:0円(選択の問題)】

モニターアームをこれから購入する場合、グロメット式(天板に穴を開けて固定)を選ぶという選択肢もあります。

比較項目クランプ式グロメット式
取り付け挟むだけで簡単天板に穴を開ける必要がある
傷のリスク圧迫痕・凹みのリスクあり穴を開けるが圧迫痕なし
安定性中(締め付け次第)高(固定が強固)
賃貸物件問題なし原状回復が必要(NG)
移動のしやすさ簡単(取り外しが楽)難しい(穴が残る)
グロメット式がおすすめな人
– 持ち家または穴開けOKの物件
– 長期間同じ場所で使う予定
– 最も安定した固定方法を求める
注意点
賃貸物件では、グロメット式は原則NGです。天板に穴を開けることになるため、退去時に原状回復費用を請求される可能性があります。

方法5: 木製の当て板を自作する【予算:0円〜500円】

DIYが得意な方は、木製の当て板を自作する方法もあります。

当て板の作り方
  1. ホームセンターで合板(厚さ10mm程度)を購入
  2. クランプの接触面より一回り大きいサイズ(10cm×15cm程度)にカット
  3. 角を丸く削ってヤスリで滑らかに
  4. 表面にフェルトやゴムシートを貼る(任意)
  5. クランプと机の間に挟む
メリット
  • 圧力を最も効果的に分散できる
  • デスクの色に合わせて塗装可能
  • サイズを自由に調整できる
  • コストが安い
デメリット
  • DIYの手間がかかる
  • 工具が必要
  • 見た目が手作り感

机の材質別:最適な傷防止対策

机の材質によって、適した対策が異なります。

木製デスク(無垢材・集成材)

木製デスクは最も傷がつきやすい材質です。

推奨対策
  • 第1優先: EVA樹脂製の保護パッド(厚み5mm以上)
  • 第2優先: デスクマット全面敷き
  • 第3優先: 木製当て板の自作
避けるべき対策
  • 薄いフェルトパッドのみ(保護不足)
  • 硬いプラスチック板(逆に傷つく可能性)

無垢材の場合、凹みやすいが修復もしやすいです(後述)。

メラミン化粧板デスク

最も一般的なデスクタイプ。表面は硬いですが、圧力で化粧板が剥がれるリスクがあります。

推奨対策
  • 第1優先: 保護パッド + デスクマット併用
  • 第2優先: 厚手の保護パッド(7mm以上)
注意点
  • 一度剥がれると修復困難
  • 特にエッジ(角)部分は剥がれやすいので避ける

ガラス天板デスク

ガラス天板は硬いですが、点集中の圧力に弱く、ヒビのリスクがあります。

推奨対策
  • 必須: ゴム製またはシリコン製の保護パッド
  • 推奨: グロメット式への変更(可能なら)
絶対に避けるべきこと
  • 硬い当て板の使用(ガラスに直接圧力がかかる)
  • 過度な締め付け(ヒビのリスク増)
注意点
ガラス天板の場合、モニターアームメーカーが推奨する最大締め付けトルクを必ず守ってください。締めすぎるとガラスが割れる可能性があります。

スチール製デスク

スチール製は最も傷がつきにくいですが、塗装剥がれのリスクがあります。

推奨対策
  • 第1優先: フェルトパッド(薄手でOK)
  • 第2優先: 100均の滑り止めシート
注意点
  • 塗装を保護するため、何らかの保護材は使用推奨
  • 錆防止のため、水分を挟まないこと

おすすめの傷防止グッズ【2025年版】

ここからは、具体的なおすすめ商品を紹介します。

保護パッド部門

1. サンワサプライ「モニターアーム用保護パッド」

特徴
  • 材質: EVA樹脂
  • 厚み: 5mm
  • サイズ: 10cm × 10cm(2枚セット)
  • 価格: 約800円
おすすめポイント
  • ちょうど良い厚みで保護性能が高い
  • サイズがクランプにぴったり
  • 滑り止め効果もある
  • 再利用可能

2. エレコム「デスク保護シート」

特徴
  • 材質: シリコン
  • 厚み: 3mm
  • サイズ: 12cm × 12cm(2枚セット)
  • 価格: 約600円
おすすめポイント
  • 柔軟性が高く机にフィット
  • 透明なので目立たない
  • 水洗い可能で清潔

デスクマット部門

コクヨ「デスクマット 軟質(再生オレフィン製)」

特徴
  • 材質: 再生オレフィン
  • 厚み: 1.8mm
  • サイズ: 1200mm × 600mm(カット可能)
  • 価格: 約3,000円
おすすめポイント
  • 環境に優しい再生素材
  • 透明度が高い
  • 黄ばみにくい
  • マウスがスムーズに動く

100均活用部門

ダイソー・セリアで買えるおすすめグッズ
  1. フェルトパッド(椅子脚用): 100円
    – 4枚入り、直径3cm
    – 3〜4枚重ねて使う
  2. 滑り止めシート: 100円
    – 20cm × 30cm
    – 好きなサイズにカット可能
  3. コルクコースター: 100円
    – 厚み5mm
    – 2枚使うとちょうど良い

既に傷がついてしまった場合の補修方法

すでにクランプで傷がついてしまった場合の対処法を紹介します。

木製デスクの凹み補修

無垢材や集成材の凹みは、以下の方法で目立たなくできます。

水とアイロンを使った補修方法
  1. 凹み部分に水を数滴垂らす
  2. 濡れたタオルを凹みの上に置く
  3. アイロン(中温)をタオルの上から5〜10秒当てる
  4. 木材が蒸気で膨らみ、凹みが目立たなくなる
  5. 完全に乾燥させる(24時間)
  6. 必要に応じてサンドペーパーで整える
成功率: 約70%(軽度の凹みの場合)
費用: 0円(家にあるもので対応可能)

メラミン化粧板の剥がれ補修

メラミン化粧板が剥がれた場合は、専用補修材を使います。

補修手順
  1. 剥がれた部分のゴミ・ホコリを除去
  2. 木工用ボンドまたはメラミン用接着剤を塗布
  3. 剥がれた化粧板を元の位置に戻す
  4. 重しを乗せて24時間固定
  5. はみ出た接着剤を拭き取る
費用: 500円〜1,000円(接着剤)

塗装の剥がれ補修

塗装が剥がれた場合は、タッチペンで補修できます。

補修手順
  1. デスクの色に近いタッチペン(家具補修用)を購入
  2. 剥がれた部分を軽くヤスリで整える
  3. タッチペンで丁寧に塗る
  4. 乾燥させる(1時間)
  5. 必要に応じて重ね塗り
費用: 500円〜800円(タッチペン)

賃貸物件でモニターアームを使う際の注意点

賃貸物件で使用する場合、原状回復義務があるため特に注意が必要です。

原状回復が必要なケース

退去時に費用請求される可能性があるケース
  • 天板に明確な凹み(深さ1mm以上)がある
  • メラミン化粧板が剥がれている
  • 塗装が広範囲に剥がれている
  • ガラスにヒビが入っている
費用目安: 5,000円〜30,000円(損傷の程度による)

賃貸物件での対策

賃貸物件で必ずやるべきこと
  1. 入居前・取り付け前の写真撮影: 元の状態を記録
  2. 二重の保護: 保護パッド + デスクマット併用
  3. 定期的な確認: 3ヶ月ごとにクランプを外して傷チェック
  4. 退去前の補修: 軽度の傷は自分で補修してから退去
注意点
賃貸物件の場合、グロメット式(穴開けタイプ)は原則NGです。クランプ式を選び、必ず傷防止対策をしましょう。

よくある質問(FAQ)

保護パッドなしでモニターアームを使うとどうなりますか?

机の材質にもよりますが、ほぼ確実に傷がつきます。特に木製デスクの場合、1〜2週間で凹みが目立ち始め、数ヶ月後には深い圧迫痕が残ります。メラミン化粧板の場合は、化粧板が剥がれるリスクがあります。数百円の保護パッドで防げる傷なので、必ず対策することをおすすめします。

保護パッドの厚みはどれくらいが最適ですか?

推奨は5mm〜7mmです。薄すぎる(2mm以下)と保護効果が不十分で、厚すぎる(10mm以上)とクランプの可動域が狭くなったり、安定性が低下します。木製デスクの場合は7mm、メラミン化粧板やスチール製デスクの場合は5mmを目安にしましょう。

デスクマットと保護パッド、どちらか一方だけではダメですか?

理想は両方使うことですが、予算の都合で一方だけなら以下を参考にしてください:

保護パッドのみでOK:
– 机が比較的新しい(3年以内)
– デスク全体の保護は不要
– 予算を抑えたい

デスクマットのみでOK:
– デスク全体を保護したい
– マウスパッドも兼ねたい
– 長期的に使う予定

ただし、木製デスクで長期使用する場合は、保護パッド + デスクマットの併用を強く推奨します。

100均のフェルトパッドでも本当に大丈夫ですか?

正直なところ、100均のフェルトパッドは専用品と比べると保護性能は劣ります。ただし、以下の条件を満たせば十分使えます:

  • 3枚以上重ねて厚み5mm以上にする
  • 定期的に状態を確認する(3ヶ月ごと)
  • 潰れてきたら交換する
  • 軽量なモニター(5kg以下)で使う


重いモニター(7kg以上)や長期使用(2年以上)の場合は、専用の保護パッドを購入することをおすすめします。

クランプを一度外すと、また傷がつきますか?

クランプを外しても、再度取り付ける際に保護パッドを使えば新たな傷は防げます。ただし、以下の点に注意してください:

  • 全く同じ位置に取り付けること(ズレると新しい傷ができる)
  • 保護パッドが劣化していないか確認する
  • 保護パッドがズレないように固定する


定期的に外して傷の状態を確認することは、むしろ推奨されます。

ガラス天板にモニターアームは危険ですか?

適切な対策をすれば使えますが、リスクはゼロではありません。以下を必ず守ってください:

  1. ゴムまたはシリコン製の保護パッドを使う(硬い材質はNG)
  2. メーカー推奨の最大締め付けトルクを守る
  3. ガラスの厚みが8mm以上あるか確認する
  4. エッジ(角)部分は避ける
  5. 定期的にヒビがないか点検する


どうしても不安な場合は、グロメット式(穴開けタイプ)への変更、またはモニタースタンドの使用を検討しましょう。

既に深い凹みができてしまいました。完全に直せますか?

残念ながら、深い凹み(2mm以上)を完全に元通りにするのは困難です。ただし、以下の方法で目立たなくすることは可能です:

木製デスクの場合:
– 水とアイロンで膨らませる(70%程度回復)
– 木工用パテで埋める(完全には元に戻らないが目立たなくなる)
– 専門業者に依頼する(費用5,000円〜15,000円)

メラミン化粧板の場合:
– 化粧板シールを貼る(完全には元に戻らない)
– 専門業者に張り替え依頼(費用10,000円〜30,000円)

賃貸物件の場合、退去前に専門業者に相談するのがベストです。

デスクマットを敷くとモニターアームが不安定になりませんか?

適切な厚みのデスクマット(1.5mm〜3mm)であれば、安定性に問題はありません。ただし、以下の点に注意してください:

  • 厚すぎるマット(5mm以上)は避ける
  • 柔らかすぎる素材(発泡スチロール系)は避ける
  • デスクマットの上に保護パッドを置く(挟む順番に注意)
  • クランプを適切に締める(緩すぎると不安定)


硬質PVC製やPP製のデスクマットであれば、安定性を損なうことなく傷防止できます。

まとめ:モニターアームのクランプ傷は確実に防げる

モニターアームのクランプによる机の傷防止について詳しく解説してきました。

重要ポイントのまとめ
  • クランプの圧力集中が傷の主な原因
  • 対策は5つ:保護パッド、デスクマット、100均グッズ、グロメット式、木製当て板
  • 最もおすすめはEVA樹脂製の保護パッド(厚み5mm)
  • 木製デスクは特に傷つきやすいので必ず対策を
  • 賃貸物件では二重の保護(保護パッド + デスクマット)推奨
  • 既についた傷も、軽度なら補修可能

モニターアームのクランプで机に傷がつくのではないかという不安は、適切な対策をすればほぼ完全に解消できます

最も確実なのは、専用の保護パッド(500円〜1,500円)を使うことです。たった数百円の投資で、大切なデスクを何年も傷から守れるので、コストパフォーマンスは抜群です。

予算を抑えたい場合は、100均のフェルトパッドを3枚以上重ねて使うという選択肢もあります。ただし、長期使用(2年以上)や重いモニター(7kg以上)の場合は、専用品を使うことを強くおすすめします。

また、賃貸物件にお住まいの方は、原状回復費用を避けるために、必ず入居前・取り付け前の写真を撮影し、二重の保護対策(保護パッド + デスクマット)を実施しましょう。

傷防止対策の優先順位
  1. 予算に余裕がある → EVA樹脂製保護パッド(800円) + デスクマット(3,000円)
  2. 予算を抑えたい → 100均フェルトパッド3枚重ね(300円)
  3. DIY好き → 木製当て板の自作(500円)
  4. これから購入 → グロメット式対応モデルを検討(持ち家のみ)

快適なモニターアーム環境を、大切なデスクを傷つけることなく実現してください!