【実機検証】楽天モバイルのテザリングでPS5は遊べる?NATタイプ3の絶望とPing値を改善する裏技

「光回線の工事ができない(したくない)から、楽天モバイルの無制限プランでPS5を遊びたい」
「スマホのテザリングでApexやフォトナは快適に動くの?」
月額3,278円(税込)でデータ使い放題の楽天モバイルは、固定回線代わりとして非常に魅力的です。
しかし、結論から言うと、楽天モバイルでのPS5オンラインプレイは「ジャンルを選びます」。
RPGやモンハンなら遊べますが、Apex Legendsやストリートファイター6のような競技性の高いゲームでは、「NATタイプ3」という仕様のせいでマッチングしなかったり、ラグで撃ち負けたりする可能性が高いです。
この記事では、実際に楽天モバイルでPS5を繋いだ時の挙動と、絶望的な「NATタイプ3」を無理やり突破する方法(VPN)について解説します。
【結論】楽天モバイル×PS5の相性判定
- ダウンロード・アプデ:◎(無制限なので最強)
- 原神・FF14(MMO/ソロ):○(普通に遊べる)
- モンハン・マイクラ:△(たまにラグいが遊べる)
- Apex・Valo・格ゲー:❌(ラグ、パケロス、マッチングエラー多発)
最大の壁:「NATタイプ3」問題とは?
楽天モバイルでテザリング接続し、PS5の「インターネット接続診断」を行うと、ほぼ確実に以下の結果が出ます。
- NATタイプ:タイプ3(失敗)
これがゲーマーにとっての死刑宣告です。
NATタイプ3だと何が起きる?
- マッチングしない:Apexなどでロビー待機が終わらない。
- フレンドと遊べない:招待を送っても「参加できません」と弾かれる。
- ボイチャが繋がらない:声が届かない、聞こえない。
- ホストになれない:モンハンなどで自分で部屋を立てられない。
理由:
楽天モバイルは「プライベートIPアドレス」という住所をユーザーに割り当てています。これはマンションの部屋番号のようなもので、インターネットの世界(グローバル)から直接アクセスできないため、PS5側が「通信経路が狭すぎる!」と判断してしまうのです。
実際のPing値とラグについて(4G/5G)
「5Gエリアなら速いんでしょ?」と思われがちですが、ゲームで重要なのは速度(Mbps)ではなく応答速度(Ping/ms)です。
- 光回線(有線):Ping 5ms 〜 15ms(最強)
- 楽天モバイル(5G):Ping 30ms 〜 60ms(普通)
- 楽天モバイル(4G):Ping 50ms 〜 100ms(ラグい)
問題は「ジッター(揺らぎ)」です。
モバイル回線はPing値が安定しません。30msだと思っていたら、急に200msに跳ね上がり、その瞬間にキャラクターがワープしたり、弾が当たらなくなったりします。
対策1. スマホではなく「USBテザリング」を使う
Wi-Fiテザリングは電波が不安定になりがちです。もしAndroidスマホを持っているなら、以下の方法で少し安定します。
- AndroidスマホとPCをUSBケーブルで繋ぐ。
- スマホ設定で「USBテザリング」をONにする。
- PCとPS5をLANケーブルで繋ぎ、PC側で「インターネット共有(ブリッジ接続)」設定を行う。
かなり面倒ですが、スマホのWi-Fi機能を使わない分、通信が少し安定し、Ping値が下がることがあります。
対策2. 【裏技】VPNを使って「NATタイプ2」にする
「どうしても楽天モバイルでApexがやりたい」という場合、唯一の解決策が「VPN(仮想専用線)」の導入です。
VPNサービス(NordVPNやExpressVPNなど)を経由することで、強制的にグローバルIPのような挙動をさせ、PS5に「NATタイプ2(標準)」と誤認させることができます。
VPN導入のやり方(PC必須)
- PCにVPNソフトをインストールし、日本のサーバーに接続する。
- PCとPS5をLANケーブルで繋ぐ。
- PCのネットワーク設定で、VPNのアダプターをPS5に共有する。
これにより、NATタイプ3問題は解消され、フレンドとのマッチングも可能になります。ただし、VPNを経由する分、Ping値はさらに+10msほど悪化する諸刃の剣です。
対策3. モバイルルーター(Aterm)を使う
スマホ本体の発熱による速度低下を防ぐために、SIMフリーのモバイルルーター(Aterm MR05LNなど)に楽天SIMを挿して使うのも有効です。
クレードル(台座)を使えばPS5と有線LAN接続できるため、Wi-Fiテザリングよりはマシになります。ただし、これでもNATタイプ3は解消されません。
結論:楽天モバイルは「サブ回線」としては優秀
楽天モバイルは、「ゲームのダウンロード」には最強の回線です。
最近のゲームは100GBを超えることもザラですが、楽天モバイルならどれだけダウンロードしても3,278円。光回線のない実家や出張先で、アプデを済ませる用途なら神サービスです。
しかし、「FPSでランクを上げたい」「格ゲーで勝ちたい」なら、楽天モバイル(テザリング)は諦めてください。それは回線の仕様上、物理的に不可能です。
工事不要でゲームしたいなら
光回線が引けない事情があるなら、ドコモの「home 5G」の方がマシです。月額は上がりますが、楽天モバイルよりはPing値が安定しており、エリアによってはNATタイプ2が出ることもあります(※それでも光回線には勝てません)。
Q. 1日10GB制限はありますか?
- A. 以前はありましたが、現在は撤廃されています。1日に100GB使っても速度制限はかかりません。これが楽天モバイル最大のメリットです。
Q. パートナー回線(au回線)エリアでも遊べますか?
- A. 遊べますが、楽天自社回線(Band 3)に比べてPing値が高くなる傾向があります。また、パートナー回線も無制限になりましたが、混雑時の速度低下は起きやすいです。
Q. 「Rakuten Turbo 5G(ホームルーター)」ならNATタイプ2になりますか?
- A. いいえ、なりません。専用ホームルーターの「Rakuten Turbo」も、中身はスマホと同じIPアドレス割り当て方式なので、基本的にはNATタイプ3になります。専用機器代が高いだけで、ゲーマーにはメリットが薄いです。

























