Zoomが途切れる!自宅で有線接続なのに直らない原因と解決策7選
- Zoomが有線でも途切れる5つの根本原因
- 今すぐ試せる対処法7選
- それでも直らない場合の光回線乗り換え判断基準
- テレワークに最適な光回線3社の比較
「有線接続にしたのに、Zoomがまた途切れた…」
テレワークや在宅勤務が当たり前になった今、Zoomの接続トラブルは仕事に直結する深刻な問題です。
「無線が不安定だから有線にしたのに、全然改善しない」という声は非常に多く、実はこれには明確な理由があります。
この記事では、Zoomが途切れる根本原因を徹底解説し、段階的な対処法から光回線の見直しまで、具体的な解決策をお伝えします。
Zoomが途切れる原因は「有線接続」では解決しないことも
「有線にすれば安定する」というのは半分正解で、半分間違いです。
確かに、Wi-Fiの電波干渉や距離の問題は有線接続で解消されます。しかし、そもそも回線自体に問題がある場合、有線にしても根本的な解決にはなりません。
有線でも直らない5つの根本原因
① 回線自体の品質・速度不足 契約している光回線の実効速度が遅い場合、有線にしても改善しません。特に古い契約プラン(最大100Mbps等)のままの方は要注意です。
② プロバイダの混雑(IPv4 PPPoE問題) 夜間や週末に極端に遅くなる場合、プロバイダの網終端装置(POI)が混雑している可能性があります。IPv6 IPoE対応の回線に変更することで改善するケースが多いです。
③ ルーター・ONU(モデム)の性能限界 5年以上前のルーターは処理能力が不足していることがあります。特にZoomのようなリアルタイム通信では、古い機器がボトルネックになります。
④ LANケーブルの規格・劣化 CAT5(カテゴリ5)以下の古いLANケーブルは最大100Mbpsまでしか対応していません。CAT6以上のケーブルに交換することで改善する場合があります。
⑤ PC・デバイス側の問題 セキュリティソフトの干渉、バックグラウンドアプリの通信、ストレージ不足なども原因になります。
Zoomが必要とする通信速度の目安
Zoomの公式システム要件によると、ビデオ会議に必要な通信速度は以下の通りです。
| 画質 | 上り(アップロード) | 下り(ダウンロード) |
| 720p HD | 1.2 Mbps | 1.2 Mbps |
| 1080p フルHD | 3.0 Mbps | 3.0 Mbps |
| グループ通話(ギャラリー表示) | 3.0 Mbps | 2.5 Mbps |
| 画面共有のみ | 150 kbps | 150 kbps |
「え、こんなに低い速度で大丈夫なの?」と思われるかもしれません。
ここで重要なのは、数値上の「最大速度」ではなく「安定性」です。
- Ping値(遅延): 50ms以下が理想、100ms以上は途切れやすい
- パケットロス: 1%以下が理想、3%以上で音声・映像が乱れる
- ジッター(遅延のばらつき): 30ms以下が理想
つまり、「下り100Mbps出ている」と表示されていても、Ping値が高かったり、パケットロスが発生していれば途切れます。
【今すぐ試せる】Zoom途切れを改善する7つの対処法
まずは費用をかけずにできる対処法を試してみましょう。
① Zoomアプリを最新版にアップデート
古いバージョンには接続の不具合が含まれていることがあります。Zoomアプリの設定から「アップデートを確認」を選択し、最新版にしておきましょう。
② PC・ルーター・ONUを再起動
意外と効果が高いのが機器の再起動です。
③ 不要なアプリ・ブラウザタブを閉じる
バックグラウンドで動作するアプリやブラウザのタブは、通信帯域を消費します。特に以下は閉じておくことをおすすめします。
- クラウドストレージの同期(Dropbox、Google Drive等)
- 動画・音楽のストリーミング
- 自動アップデート中のアプリ
④ バーチャル背景・ビデオをオフにして負荷軽減
バーチャル背景はCPUとGPUに大きな負荷をかけます。PCのスペックが低い場合、背景をオフにするだけで改善することがあります。
また、一時的にビデオをオフにして音声のみにすることで、回線負荷を大幅に軽減できます。
⑤ LANケーブルの規格を確認(CAT6以上推奨)
LANケーブルには「カテゴリ」という規格があり、古いものは速度が制限されます。
| カテゴリ | 最大速度 | 推奨度 |
| CAT5 | 100Mbps | × |
| CAT5e | 1Gbps | △ |
| CAT6 | 1Gbps | ◯ |
| CAT6A | 10Gbps | ◎ |
| CAT7 | 10Gbps | ◎ |
ケーブルに「CAT5」と印字されている場合は、CAT6以上に交換しましょう。1,000円前後で購入できます。
⑥ ルーターのファームウェアを更新
ルーターの管理画面にアクセスし、ファームウェア(内部ソフトウェア)を最新版に更新します。セキュリティ改善や通信安定性の向上が含まれていることがあります。
⑦ 回線速度テストで現状を診断
現状の回線品質を客観的に把握するため、速度テストを実施しましょう。
おすすめの速度テストサイト:
- Speedtest by Ookla(外部リンク)
- fast.com(Netflix提供)
チェックすべき項目は以下の3つです。
- 下り速度: 30Mbps以上が目安
- 上り速度: 10Mbps以上が目安
- Ping値: 50ms以下が目安
それでも直らない場合の根本解決策
上記の対処法を試しても改善しない場合、回線品質そのものに問題がある可能性が高いです。
なぜ有線にしても改善しないのか?
有線接続は「自宅内の通信経路」を安定させるものであり、「自宅から外への通信経路(インターネット回線)」の品質を向上させるものではありません。
特に以下のケースでは、有線接続にしても根本的な改善は見込めません。
- マンションのVDSL方式:建物の共有部分から各戸まで電話回線を使用。最大100Mbpsで、混雑時はさらに低下
- 古い契約プラン:最大100Mbpsの旧プランのまま、という方は意外と多い
- プロバイダの混雑:フレッツ光コラボは網終端装置を共有するため、夜間は極端に遅くなることがある
- IPv4 PPPoE接続:混雑しやすい接続方式。IPv6 IPoEに対応していない回線は不利
光回線の見直し・乗り換えが最も効果的な理由
「独自回線」と「フレッツ光コラボ」の違い
多くの光回線サービスは「フレッツ光」の回線を借りて提供されています(光コラボレーション)。これらは同じ回線を多くのプロバイダ・ユーザーで共有するため、混雑が発生しやすい構造になっています。
一方、NURO光やauひかりなどの「独自回線」は、フレッツ光とは別の設備を使用しているため、混雑の影響を受けにくく、安定した通信が可能です。
【2026年版】テレワークにおすすめの光回線3選
有線でも改善しない場合に検討すべき、テレワーク向けの光回線を3社厳選しました。
NURO光|速度重視なら第一候補
| 最大速度 | 下り2Gbps / 上り1Gbps |
| 月額料金 | 戸建て:5,200円〜 / マンション:2,090円〜 |
| 工事費 | 44,000円 → 実質無料 |
| キャッシュバック | 最大60,000円(時期による) |
| 契約期間 | 2年または3年 |
メリット:
- 独自回線で混雑に強く、夜間も安定
- 標準で2Gbps対応、テレワークに最適
- 高性能WiFiルーター無料レンタル
デメリット:
- 提供エリアが限定的(北海道・関東・東海・関西・中国・九州の一部)
- 開通工事に2〜3ヶ月かかることも
- マンションによっては導入不可
GMOとくとくBB光|縛りなしでコスパ最強
| 最大速度 | 下り1Gbps(10ギガプランあり) |
| 月額料金 | 戸建て:4,818円〜 / マンション:3,773円〜 |
| 工事費 | 実質無料 |
| 契約期間 | なし(解約金0円) |
メリット:
- 契約期間の縛りなし、いつでも解約OK
- IPv6 IPoE標準対応で夜間も安定
- 全国対応(フレッツ光エリア)
- 月額料金が比較的安い
デメリット:
- 独自回線ではないため、地域によっては混雑の影響を受ける可能性
- NUROやauひかりほどの最大速度ではない
auひかり|auユーザーならセット割でお得
| 最大速度 | 下り1Gbps(10ギガプランあり) |
| 月額料金 | 戸建て:5,610円〜 / マンション:4,180円〜 |
| 工事費 | 実質無料 |
| スマホセット割 | auスマートバリューで最大1,100円/月割引 |
メリット:
- KDDI独自回線で混雑に強い
- au・UQモバイルユーザーはスマホ割でお得
- 高性能WiFiルーター無料プレゼント
デメリット:
- 提供エリアに制限あり
- マンションタイプは建物の設備状況に依存
- 解約時に撤去工事費が発生する場合あり
【比較表】テレワーク向け光回線3選
| 項目 | NURO光 | GMOとくとくBB光 | auひかり |
| 最大速度 | 2Gbps | 1Gbps | 1Gbps |
| 月額(戸建て) | 5,200円〜 | 4,818円〜 | 5,610円〜 |
| 月額(マンション) | 2,090円〜 | 3,773円〜 | 4,180円〜 |
| 回線種別 | 独自回線 | フレッツ光コラボ | 独自回線 |
| 縛り | 2年/3年 | なし | 2年/3年 |
| おすすめ層 | 速度重視 | コスパ重視 | auユーザー |
光回線乗り換えの判断チェックリスト
「本当に乗り換えが必要なのか?」を判断するためのチェックリストです。
- □ 回線速度テストで下り50Mbps以下(特に夜間)
- □ Ping値が100ms以上になることがある
- □ 契約が5年以上前のプランのまま
- □ マンションでVDSL方式(最大100Mbps)
- □ 夜間・週末に極端に遅くなる
- □ 家族が複数デバイスを同時使用すると落ちる
- □ 有線接続にしてもまったく改善しなかった
よくある質問(FAQ)
回線品質そのものに問題がある場合、有線にしても改善しません。特にマンションのVDSL方式や、プロバイダの混雑が原因の場合は、接続方法を変えても効果がありません。回線速度テストでPing値やパケットロスを確認してみてください。
Zoomはリアルタイム通信のため、Ping値(遅延)やパケットロスの影響を受けやすいです。動画視聴は問題なくてもZoomが途切れる場合、回線の「安定性」に問題がある可能性があります。また、ファイアウォールやセキュリティソフトがZoomの通信をブロックしている場合もあります。
光回線の乗り換えには、一般的に2週間〜1ヶ月程度かかります。NURO光など独自回線の場合は、開通工事が2回必要になることがあり、2〜3ヶ月かかるケースもあります。お急ぎの場合は、GMOとくとくBB光のようなフレッツ光コラボ系の「転用・事業者変更」を検討すると、工事不要で切り替えられる場合があります。
まとめ
- 有線接続にしても直らない場合、回線品質そのものに問題がある可能性が高い
- まずは7つの対処法(再起動、アップデート、LANケーブル確認等)を試す
- 速度テストで下り50Mbps以下、Ping100ms以上なら回線の見直しを検討
- 独自回線(NURO光・auひかり)は混雑に強く、テレワークに最適
- 縛りなしで試したい方はGMOとくとくBB光がおすすめ
Zoomの途切れは、仕事に直結する深刻な問題です。
有線接続にしても改善しない場合は、回線そのものを見直す時期かもしれません。
特に5年以上契約を見直していない方や、マンションのVDSL方式をお使いの方は、乗り換えることで劇的に改善するケースが多いです。
まずは速度テストで現状を把握し、必要に応じて回線の乗り換えを検討してみてください。























