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SSDをフォーマットしてしまった時のデータ復元方法【成功率を上げるコツ】

「しまった、SSDをフォーマットしてしまった…!」

大切な写真、仕事の書類、思い出の動画——。フォーマット完了の表示を見た瞬間、血の気が引く思いをされているかもしれません。

でも、まだ諦めるのは早いです。フォーマットしたSSDからでも、条件次第ではデータを復元できる可能性があります。

ただし、SSDはHDDとは異なる特性を持っており、対応が遅れるほど復元の可能性は急速に下がっていきます。この記事を読んでいる今この瞬間も、復元のチャンスは刻一刻と失われているかもしれません。

本記事では、SSDをフォーマットしてしまった直後にやるべきこと、復元の仕組み、具体的な復元方法、そして復元ソフトの選び方まで、データ復旧の専門知識に基づいて徹底解説します。


SSDをフォーマットしてしまった!まず最初にやるべきこと

フォーマットしてしまったSSDからデータを復元するには、何よりもスピードが重要です。特にSSDの場合、時間の経過とともに復元率が大きく低下します。

絶対にやってはいけないNG行動

まず、これだけは絶対に避けてください。

データ復元を困難にするNG行動

  • フォーマットしたSSDに新しいデータを書き込む
  • そのSSDにOSを再インストールする
  • 「ディスクの最適化(デフラグ)」を実行する
  • SSDをフォーマットし直す
  • 複数の復元ソフトを次々とインストール・実行する

なぜこれらの行動がNGなのでしょうか。それは、フォーマット後もデータ自体はSSD内に残っている可能性があるからです。新しいデータを書き込むと、残っていたデータが上書きされ、完全に復元不可能になってしまいます。

復元の可能性を最大限に高める初期対応

フォーマットに気づいた直後に行うべき対応は以下の通りです。

今すぐやるべきこと

  1. そのSSDへの書き込みを直ちに停止する
  2. 可能であればパソコンをシャットダウンする
  3. 復元ソフトは別のドライブにインストールする
  4. 復元したデータの保存先も別のドライブを用意する
SSDが内蔵ドライブ(Cドライブ)の場合は、別のパソコンに外付けとして接続するか、USBブート可能な復元ソフトを使用することで、SSDへの書き込みを最小限に抑えられます。

SSDのフォーマットからデータ復元できる仕組み

なぜフォーマットしたSSDからデータを復元できる可能性があるのか、その仕組みを理解しておくと、適切な対処法を選べるようになります。

フォーマットでデータが「消える」わけではない理由

フォーマットには主に2種類あります。

フォーマットの種類処理内容復元の可能性
クイックフォーマットファイル管理領域のみ初期化比較的高い
完全フォーマット(通常フォーマット)全領域にゼロを書き込み非常に低い

クイックフォーマットの場合、削除されるのは「ファイルの目次(管理情報)」だけです。データ本体は元の場所に残っています。

図書館に例えると、クイックフォーマットは「蔵書目録を破棄した」状態です。本(データ)自体は書架に残っていますが、どこにあるか分からなくなっただけです。復元ソフトは、この「目録なしで本を探し出す」作業を行います。

SSD特有の「TRIM」機能が復元を難しくする理由

ここがSSDのデータ復元における最大の難関です。

SSDには「TRIM(トリム)」という機能があります。これは、削除されたデータ領域をSSDに通知し、その領域を事前に消去して次の書き込みに備える機能です。

TRIMがデータ復元を困難にする理由

Windows Vista以降のOSでは、TRIMがデフォルトで有効になっています。フォーマットを実行すると、OSがSSDに「この領域はもう使っていない」と通知し、SSDは自動的にその領域のデータを物理的に消去してしまいます。

この処理はバックグラウンドで自動的に行われるため、ユーザーが気づかないうちにデータが完全に消去されてしまう可能性があります。

TRIMが実行されるタイミングは環境によって異なりますが、早ければ数分〜数時間で実行されることもあります。これが「SSDは時間との勝負」と言われる理由です。

出典:Microsoft「SSD のパフォーマンス低下を防ぐ方法」

クイックフォーマットと完全フォーマットの違い

復元の可能性を判断する上で、どちらのフォーマットを行ったかは非常に重要です。

項目クイックフォーマット完全フォーマット
処理時間数秒〜数十秒数十分〜数時間
データ領域の処理管理情報のみ削除全領域をゼロで上書き
復元の可能性TRIM前なら高いほぼ不可能
Windows既定チェックあり(既定)チェックを外した場合
フォーマット時に「クイックフォーマットする」にチェックが入っていた場合(Windows既定)、復元の可能性は残されています。完全フォーマットを行った場合、残念ながらソフトウェアによる復元はほぼ不可能です。

SSDフォーマット後のデータ復元方法3選

フォーマット後のSSDからデータを復元する方法は、主に3つあります。状況に応じて最適な方法を選択してください。

方法難易度費用おすすめの状況
データ復元ソフト★★☆無料〜1万円程度クイックフォーマット直後、TRIM未実行
以前のバージョン機能★☆☆無料事前にバックアップ設定していた場合
専門業者依頼★☆☆数万〜数十万円重要データ、ソフトで復元不可の場合

方法①:データ復元ソフトを使う【最も現実的】

多くのケースで最も現実的な選択肢が、データ復元ソフトの使用です。

データ復元ソフトは、フォーマットで消えた「ファイルの目次」を使わずに、ストレージ内を直接スキャンしてデータを探し出します。

復元ソフトが有効なケース

  • クイックフォーマットを行った場合
  • フォーマット直後で、TRIM処理が完了していない場合
  • フォーマット後、SSDに新しいデータを書き込んでいない場合

復元ソフトで対応が難しいケース

  • 完全フォーマットを行った場合
  • TRIM処理が完了してしまった場合
  • フォーマット後に大量のデータを書き込んでしまった場合
  • SSD自体が物理的に故障している場合

方法②:Windowsの「以前のバージョン」機能を確認

事前に「ファイル履歴」や「システムの保護」が有効になっていた場合、以前のバージョンからデータを復元できる可能性があります。

確認手順

  1. エクスプローラーで該当フォルダを右クリック
  2. 「プロパティ」→「以前のバージョン」タブを選択
  3. 復元可能なバージョンがあれば選択して「復元」

ただし、この方法はフォーマットしたドライブとは別の場所にバックアップが保存されていた場合のみ有効です。多くの場合、この機能だけでは対応できないため、復元ソフトとの併用を推奨します。

方法③:専門業者に依頼する

復元ソフトで対応できない場合や、非常に重要なデータの場合は、専門のデータ復旧業者への依頼を検討してください。

専門業者は、クリーンルーム環境でのストレージ分解、専用機器による読み取り、高度な解析技術など、一般ユーザーには不可能な方法でデータ復旧を試みます。

ただし、TRIM処理が完了したSSDの場合、専門業者でも復元は極めて困難です。費用も高額になるため、まずは復元ソフトでスキャンを行い、復元可能なデータがあるかを確認することをおすすめします。


データ復元ソフトの選び方と使用手順

復元ソフト選びの5つのポイント

数多くの復元ソフトがある中で、SSDからのデータ復元に適したソフトを選ぶポイントを解説します。

選定ポイント重要度理由
SSD対応の明記SSD特有の構造に対応したスキャンが必要
無料スキャン機能復元可能か事前確認できる
対応ファイル形式復元したいデータ形式に対応しているか
日本語サポートトラブル時の対応が安心
プレビュー機能目的のファイルか確認してから復元可能
多くの復元ソフトは「無料版」と「有料版」があります。無料版でスキャン・プレビューまで行い、復元したいデータが見つかってから有料版を購入するのが賢い方法です。

【実践】復元ソフトの具体的な使い方

一般的なデータ復元ソフトの使用手順は以下の通りです。

復元の基本手順

  1. 復元ソフトを「別のドライブ」にインストール
  2. フォーマットしたSSDを選択してスキャン開始
  3. スキャン完了後、復元したいファイルを選択
  4. 復元先として「別のドライブ」を指定
  5. 復元実行

絶対に守るべきルール

復元ソフトのインストール先、復元データの保存先は、必ずフォーマットしたSSDとは別のドライブにしてください。同じSSDに書き込むと、まだ残っているデータが上書きされて復元不可能になります。

復元成功率を上げるコツ

復元成功率を高めるポイント

  • スキャンは「ディープスキャン」「完全スキャン」モードを使用
  • 最初のスキャンで見つからなくても、別の復元ソフトを試す価値あり
  • ファイル名が文字化けしていても、中身は正常な場合が多い
  • 大量のファイルを一度に復元せず、優先度の高いものから順に

【PR】国内シェアNo.1「ファイナルデータ」で復元する

ここまでデータ復元の方法を解説してきましたが、「結局どの復元ソフトを使えばいいのか」と迷っている方も多いでしょう。

SSDからのデータ復元には、国内シェアNo.1のデータ復元ソフト「ファイナルデータ」をおすすめします。

ファイナルデータが選ばれる理由

特徴詳細
国内シェアNo.1BCN AWARD データ復元ソフト部門 複数年連続受賞
SSD対応SSD特有の構造に対応したスキャンエンジン搭載
日本企業開発AOSデータ株式会社(国内企業)が開発・サポート
官公庁採用実績企業・官公庁での採用実績多数
日本語サポート電話・メールでの日本語サポート対応
ファイナルデータは、フォーマットされたドライブからの復元に対応しています。SSDのセクタを直接スキャンし、TRIM処理前に残っているデータを検出します。

無料体験版でできること

ファイナルデータには無料体験版があり、購入前に以下のことが確認できます。

無料体験版の機能

  • フォーマットしたSSDのスキャン
  • 復元可能なファイルの一覧表示
  • ファイルのプレビュー確認
  • 復元可能なデータ量の確認

つまり、お金を払う前に「自分のデータが復元できるかどうか」を確認できるのです。復元可能なデータが見つかってから製品版を購入すれば、無駄な出費を避けられます。

製品ラインナップと選び方

製品名主な用途おすすめの方
ファイナルデータ11plus 特別復元版あらゆるデータ復元に対応確実に復元したい方
ファイナルデータ11plus 復元+Office修復Office文書の修復機能付き仕事のデータを復元したい方

\ まずは無料体験版でスキャンしてみる /

ファイナルデータ

注意点

どんなに優秀な復元ソフトでも、TRIM処理が完了してしまったSSD、完全フォーマットされたSSD、物理的に故障したSSDからの復元は困難です。無料体験版でスキャンし、復元可能なデータがない場合は、専門業者への相談を検討してください。


自分で復元できない場合の判断基準

復元ソフトを試しても目的のデータが見つからない場合、専門業者への依頼を検討する必要があります。

業者依頼を検討すべきケース

専門業者への依頼を推奨するケース

  • 復元ソフトでスキャンしてもデータが検出されない
  • SSDが物理的に認識されない(異音、認識エラー等)
  • 仕事の重要書類など、絶対に復元したいデータがある
  • 完全フォーマットを行ってしまった可能性がある
  • 復元作業に自信がなく、リスクを避けたい

データ復旧業者の選び方

データ復旧業者を選ぶ際は、以下のポイントを確認してください。

確認項目チェックポイント
診断料無料診断を行っているか
成功報酬制復元できた場合のみ費用発生か
セキュリティプライバシーマーク等の認証取得
設備クリーンルームの有無
実績SSD復旧の実績・成功率の公開

出典:IPA「データ復旧サービスを利用する際の注意点」

費用相場と注意点

データ復旧業者の費用は、障害の程度によって大きく異なります。

障害レベル状況費用相場
軽度論理障害誤フォーマット、誤削除3万円〜10万円
中度論理障害ファイルシステム破損10万円〜20万円
物理障害SSD基板・チップ故障20万円〜50万円以上
見積もりなしで作業を開始する業者、「100%復元可能」を謳う業者には注意してください。特にSSDの場合、TRIM処理後は専門業者でも復元が難しいケースがあります。

今後のためのデータ消失予防策

今回のような事態を二度と起こさないために、バックアップ体制を整えておくことが重要です。

バックアップの基本ルール「3-2-1」

データバックアップの世界標準とされる「3-2-1ルール」をご紹介します。

3-2-1ルール

  • 3:データは最低3つのコピーを持つ(原本+バックアップ2つ)
  • 2:2種類以上の異なるメディアに保存(SSD+HDD、クラウド等)
  • 1:1つは物理的に離れた場所に保管(クラウド、別拠点等)

SSD特有の注意点

SSDを使用する上で、データ保護の観点から知っておくべき注意点があります。

SSD使用時の注意点

  • TRIMにより削除データの復元が困難なため、こまめなバックアップが重要
  • SSDは予兆なく突然故障することがある
  • 長期間通電しないとデータが消失する可能性がある(データリテンション)
  • 書き込み回数に上限があるため、寿命を意識した使用を

よくある質問(FAQ)

Q1: クイックフォーマットと完全フォーマット、どちらをしたか分かりません

フォーマット時に「クイックフォーマットする」にチェックが入っていた場合(Windows既定)はクイックフォーマットです。フォーマットが数秒〜数十秒で完了した場合はクイックフォーマット、数十分以上かかった場合は完全フォーマットの可能性が高いです。

Q2: フォーマットしてから数日経っていますが、復元できますか?

SSDの場合、TRIM機能によりデータが物理的に消去されている可能性があります。ただし、TRIMの実行タイミングは環境によって異なるため、まずは無料の復元ソフトでスキャンしてみることをおすすめします。復元可能なデータが残っているケースもあります。

Q3: 外付けSSDでもTRIMは有効ですか?

USB接続の外付けSSDの場合、TRIMが機能しないことがあります。これは復元にとっては有利に働く可能性があります。ただし、USB 3.0以降でUASP対応の場合はTRIMが機能することもあるため、早めの対応が重要です。

Q4: 無料の復元ソフトと有料ソフトの違いは?

主な違いは、復元できるデータ量の制限、対応するファイル形式の範囲、スキャン精度、日本語サポートの有無です。まずは無料版でスキャンし、復元したいデータが見つかってから有料版を検討するのが賢明です。

Q5: 複数の復元ソフトを試しても大丈夫ですか?

スキャンのみであれば問題ありません。ただし、復元ソフトのインストール先は必ず別のドライブにしてください。フォーマットしたSSDにインストールすると、残っているデータを上書きしてしまう恐れがあります。


まとめ:SSDフォーマット後の復元チェックリスト

SSDをフォーマットしてしまった場合の対処法をまとめます。

復元作業チェックリスト

☐ フォーマットしたSSDへの書き込みを直ちに停止
☐ フォーマットの種類(クイック/完全)を確認
☐ 復元ソフトを別ドライブにインストール
☐ 無料版でスキャンし、復元可能なデータを確認
☐ 復元先として別ドライブを用意
☐ 必要に応じて製品版で復元を実行
☐ 復元できない場合は専門業者を検討

あなたの状況おすすめの対処法
クイックフォーマット直後復元ソフトで早急にスキャン
フォーマットから時間が経過まず無料版でスキャン、可能性を確認
完全フォーマットした専門業者に相談(復元は困難)
SSDが認識されない専門業者への依頼を推奨

SSDのデータ復元は時間との勝負です。この記事を読んでいる間にもTRIM処理が進行している可能性があります。まずは無料体験版でスキャンを行い、復元可能なデータがあるかを確認してください。

\ 今すぐ無料スキャンでデータ復元の可能性を確認 /

ファイナルデータ

あなたの大切なデータが無事に復元できることを願っています。そして、今回の経験を機に、定期的なバックアップの習慣を身につけていただければ幸いです。