災害時や電気設備などの検査、災害時や防犯などにも幅広く役に立つ「赤外線カメラ」。本格的に使おうと思えば、それなりの値段がする商品を購入する必要があります。気軽に使ってみるといった感じのものではないイメージが強いですが、そんな中で、スマホアプリで赤外線カメラが使えたらいいなと考えたりもするでしょう。
実際にアプリストアで「赤外線カメラ」と検索すると、いくつか候補がヒットしますが、それらは本当に使えるのでしょうか。今回は赤外線カメラアプリをいくつか紹介していきながら、その実用性などをまとめていきます。
Contents
赤外線カメラの用途について
そもそも「赤外線カメラ」が、どのようなものなのかあまり知られていないかもしれません。漠然としたイメージなどはあるでしょうが、どのような仕組みなのでしょうか。
赤外線カメラの簡単な仕組みの説明としては、通常目に見えない赤外線を感知して、映像として表示することができる機械を指します。
一般的には、「サーモグラフィ」と表記した方がわかりやすかもしれません。赤外線が発する温度を検知することで、映像として表示することができます。さらに、熱を感知するカメラでもあるので、光の影響を受けないというメリットがあります。
そのため昼夜問わず使用することができ、夜間などでも映像を把握できます。
このような利点から、赤外線カメラは、医療現場、品質管理、診断・検査、研究開発などさまざまな分野で利用されています。
また、防犯においても昼夜問わず使えるという利点が行かされたりもします。温度を感知して、視覚化するという仕組みのカメラです。
赤外線カメラのアプリってあるの?
赤外線カメラの仕組みを考えると、アプリを利用する上で、スマホに温度感知機能などが備わっていないと、赤外線カメラとして成立しないといえるでしょう。
実際に、アプリストアで「赤外線カメラ」と検索してみても、本格的な赤外線カメラアプリはヒットしません。
ほとんどのアプリがスマホのカメラで撮影した画像や動画に、赤外線カメラ(サーモグラフィ)風のエフェクトをかけられるといったものや、夜間撮影に向けて作られた「暗視カメラ」などがリリースされています。
ここでは、それらをいくつか紹介していきます。
Night Eyes LT – 夜カメラ
これは赤外線カメラというよりは、光の感度を高くすることによって、暗い場所でも最低限の光量で綺麗な写真が撮影できるというものです。
夜景の撮影や暗い場所での写真撮影などで使えます。
赤外線ビジョンカメラ
これは、赤外線カメラで撮影したようなビジョンをシミュレーションできるアプリです。
要は、スマホカメラで撮影した映像に、サーモグラフィ風のエフェクトがかかったものが見れるといったイメージです。
赤外線を感知しているわけではなく、あくまでシミュレーションなので、娯楽用の使い方しかできないでしょう。
赤外線カメラアプリは遊び用しかない!
スマートフォンに赤外線を感知する機能が備わっていない限り、スマホアプリで赤外線カメラを利用することはできません。「赤外線カメラアプリ」はリリースされていますが、そのどれもが、あくまで「赤外線カメラ風」といった感じで、遊びで使うぐらいの用途しかありません。
そのため、本格的に赤外線カメラを使いたい、もっと幅広い用途で使いたいと思っている人は、本格的な商品を購入しなければなりません。
「SPYDERS」には本格的な赤外線カメラが多数ラインナップ
小型カメラなどを数多くラインナップしている「SPYDERS」では、赤外線カメラも豊富に取り扱っています。
ここでは、そんな「SPYDERS」で販売されている、おすすめの赤外線カメラを紹介していきます。
① FLIR ONE PRO
スマホに装着するだけで、サーモグラフィ撮影が可能となる赤外線カメラです。
コンパクトで、スマホにコネクタを接続して、撮影するだけで、スマホの画面にサーボグラフィが表示されます。
これだけ手軽に赤外線カメラを使えるのは、画期的といえるでしょう。
冷暖房や空調などの不具合の検査などにも使えますし、プロの仕事にも役立ちます。
無料のアプリ「FLIR ONE」をインストールして利用します。
② FLIR C2
ポケットサイズの赤外線カメラです。持ち運びに便利ですし、ちょっとしたタイミングでも使うことができます。
建築や電気設備、食品などの温度チェックや点検など、すぐさま問題点を明らかにすることができます。
携帯性を武器に利便性とフットワークの軽さが魅力の赤外線カメラです。
③FLIR TG167
手に持ってすぐさま使える迅速さが魅力の赤外線カメラです。
独自技術の赤外線センサーによって、熱を検知し、視覚化することで、問題発覚に役立ちます。操作が直感的でわかりやすく、堅牢性と高い信頼性がある商品です。
5.まとめ
赤外線カメラについてまとめていきました。スマホアプリの赤外線カメラは、いわば「もどき」のものがほとんどなので、遊びで使うぐらいの目的でしか役に立ちません。本格的な用途の場合、赤外線カメラを購入した方がいいでしょう。