PS5の外付けSSDが認識しない原因と対処法【症状別に解説】

PS5に外付けSSDを接続したのに「認識しない」「エラーが出る」といったトラブルに困っていませんか。
PS5は内蔵ストレージが約667GB(実際に使用可能な容量)と限られているため、外付けSSDで容量を拡張している方も多いでしょう。しかし、接続しても認識されなかったり、昨日まで使えていたSSDが急にエラーを起こしたりすることがあります。
この記事では、PS5の外付けSSDが認識しない原因を特定し、症状別の具体的な対処法を解説します。多くの場合、正しい手順で対処すれば自分で解決できますので、順番に確認していきましょう。
PS5の外付けSSDが認識しない主な原因
外付けSSDが認識されない原因は、大きく5つに分類できます。まずは自分の状況がどれに該当するか確認してください。
接続・ケーブルの問題
最も多い原因が、物理的な接続の問題です。
よくある接続の問題
- USBケーブルがしっかり挿さっていない
- USBケーブル自体が断線・故障している
- USBハブ経由で接続している(非推奨)
- PS5背面ではなく前面USB端子に接続している
PS5の外付けSSDは、必ず背面のUSB Type-A端子(SuperSpeed USB 10Gbps対応)に直接接続する必要があります。前面のUSB Type-A端子は主にコントローラー充電用で、転送速度が遅いため外付けSSDには適していません。
出典:PlayStation「PS5に外部ストレージを接続する」
SSDがPS5の要件を満たしていない
PS5で使用できる外付けSSDには、明確な要件があります。
PS5外付けSSDの必須要件
| 項目 | 要件 |
|---|---|
| USB規格 | SuperSpeed USB 5Gbps以上(USB 3.0以上) |
| 容量 | 250GB以上、8TB以下 |
| 接続方式 | 直接接続(USBハブ経由は不可) |
| 同時接続 | 1台のみ(複数の外付けSSDは同時使用不可) |
USB 2.0のストレージや、250GB未満の製品は使用できません。また、一部の古い製品や特殊なファームウェアを搭載した製品では互換性の問題が発生することがあります。
フォーマット形式の問題
外付けSSDをPS5で使用するには、PS5専用のフォーマットが必要です。
フォーマットに関する注意点
- PCで使用していたSSDはそのままでは使えない
- 他のゲーム機(PS4、Xbox等)でフォーマットしたSSDも再フォーマットが必要
- PS5でフォーマットすると、PC等では読み取れなくなる
新品のSSDでも、工場出荷時のフォーマット形式(NTFSやexFAT等)のままでは認識されないことがあります。PS5での初回使用時にフォーマットを求められるのが正常な動作です。
SSD本体の故障・不具合
SSD自体に問題がある場合も認識されません。
SSD故障の兆候
- PCに接続しても認識されない
- 認識されても読み書きが極端に遅い
- 接続時に異音がする(HDDの場合)
- 本体が異常に熱くなる
特に長期間使用したSSDや、落下などの衝撃を与えたSSDは故障している可能性があります。PCに接続して認識されるか確認することで、SSD自体の問題かPS5側の問題かを切り分けできます。
PS5本体側の問題
PS5本体のシステムやUSBポートに問題がある場合もあります。
PS5側の問題の可能性
- システムソフトウェアが古い
- USBポートの接触不良や故障
- データベースの破損
- 一時的なシステムエラー
他のUSB機器(コントローラー等)が正常に動作するか確認することで、USBポートの問題かどうか判断できます。
【症状別】外付けSSDが認識しない時の対処法
具体的な症状ごとに、最適な対処法を解説します。
まったく認識されない場合
SSDを接続しても何の反応もない場合は、以下の手順で確認してください。
Step 1: 物理的な接続を確認
- PS5の電源を完全にオフにする(レストモードではなく電源オフ)
- USBケーブルを両端から抜く
- PS5背面のUSB Type-A端子を確認(ホコリがあれば除去)
- USBケーブルをしっかりと挿し直す
- PS5の電源を入れる
Step 2: 別のUSBケーブルで試す
USBケーブルの内部断線は外見からは分かりません。別のUSB 3.0対応ケーブルがあれば交換して試してください。
特に、SSD購入時に付属していた短いケーブルは品質が低いことがあります。実績のあるメーカーのケーブルを使用することをおすすめします。
Step 3: PCでSSDの動作を確認
SSDをPCに接続して認識されるか確認します。
- PCで認識される → PS5側の問題、またはフォーマット形式の問題
- PCでも認識されない → SSD本体の故障の可能性が高い
「USBストレージ機器を修復する」と表示される場合
このエラーは、SSDのファイルシステムに軽微な問題が検出された場合に表示されます。
修復の手順
| 手順 | 操作 |
|---|---|
| 1 | エラーメッセージが表示されたら「修復する」を選択 |
| 2 | 修復が完了するまで待つ(電源を切らない) |
| 3 | 完了後、正常に認識されるか確認 |
修復とフォーマットの違い
「修復」はファイルシステムのエラーを修正する処理で、基本的にデータは保持されます。ただし、破損が深刻な場合はデータの一部が失われる可能性もあります。
「フォーマット」はSSDを初期化する処理で、すべてのデータが消去されます。
修復が失敗する、または修復後も同じエラーが繰り返し表示される場合は、SSDの故障が疑われます。
「USBストレージ機器が接続されていません」と表示される場合
物理的には接続しているのにこのエラーが出る場合は、以下を確認してください。
確認項目
- 前面USB端子ではなく背面USB端子に接続しているか
- USBハブを経由せず直接接続しているか
- 他の外付けストレージが同時に接続されていないか
- SSDの容量が250GB以上8TB以下の範囲内か
これらを確認しても解決しない場合は、PS5の再起動またはセーフモードでの対処が必要です(後述)。
認識はするがゲームをインストールできない場合
SSDは認識されているのに、ゲームのインストールやコピーができない場合は、いくつかの原因が考えられます。
ゲームがインストールできない原因
PS5専用タイトルをインストールしようとしている
外付けSSDにインストールできるのはPS4タイトルのみです。PS5専用タイトル(PS5版)は内蔵SSDまたは内蔵M.2 SSDにしかインストールできません。
SSDの空き容量が不足している
インストールに必要な容量+α の空きがないとインストールできません。ゲームによっては、パッケージ表記より多くの容量が必要な場合があります。
SSDが「拡張ストレージ」として設定されていない
設定 → ストレージ → 拡張ストレージ で、SSDが正しく拡張ストレージとして認識されているか確認してください。
PS5で外付けSSDを使うための必須条件
外付けSSDを購入する前、または現在の製品が対応しているか確認したい場合は、以下の条件を確認してください。
対応するUSB規格と転送速度
PS5の外付けSSDは、SuperSpeed USB 5Gbps(USB 3.0)以上に対応している必要があります。
USB規格の確認方法
| USB規格 | 最大転送速度 | PS5対応 |
|---|---|---|
| USB 2.0 | 480Mbps | × |
| USB 3.0 / 3.1 Gen1 / 3.2 Gen1 | 5Gbps | ○ |
| USB 3.1 Gen2 / 3.2 Gen2 | 10Gbps | ○ |
| USB 3.2 Gen2x2 | 20Gbps | ○ |
USB規格の名称は複雑ですが、「USB 3.0以上」であれば対応しています。製品パッケージやスペック表で確認してください。
出典:USB Implementers Forum「USB Specification」
容量の制限(250GB〜8TB)
PS5で使用できる外付けSSDの容量は250GB以上8TB以下と定められています。
容量に関する注意点
- 250GB未満のSSDは認識されない
- 8TBを超えるSSDも認識されない
- 表記容量と実際に使用できる容量には差がある(1TBの場合、実質約930GB程度)
コストパフォーマンスを考えると、1TB〜2TBの製品がおすすめです。PS4タイトルの保存用と考えれば、多くのユーザーにとって十分な容量です。
外付けSSDで「できること」「できないこと」
PS5の外付けSSDには、用途に制限があります。
外付けSSDでできること・できないこと
| 用途 | 可否 |
|---|---|
| PS4タイトルの保存・プレイ | ○ |
| PS5タイトルの保存(プレイ不可、一時退避用) | ○ |
| PS5タイトルの直接プレイ | × |
| セーブデータの保存 | × |
| メディアファイル(動画・スクリーンショット)の保存 | ○ |
PS5専用タイトルをプレイするには、内蔵SSDまたは内蔵M.2 SSD(拡張スロット)に保存する必要があります。外付けSSDは、PS4タイトルのプレイや、PS5タイトルの一時的な退避(遊ばない時に移動しておく)に使用します。
外付けSSDの正しいフォーマット手順
新しいSSDを使用する場合や、認識問題の解決のためにフォーマットが必要な場合の手順を解説します。
PS5でのフォーマット方法
フォーマット手順
- PS5の背面USB端子にSSDを接続
- ホーム画面右上の「設定」(歯車アイコン)を選択
- 「ストレージ」を選択
- 「拡張ストレージ」を選択
- 接続したSSDを選択
- 「拡張ストレージとしてフォーマットする」を選択
- 確認画面で「フォーマット」を選択
- 完了まで待つ(容量によって数分〜数十分)
フォーマット中は絶対に電源を切ったり、USBケーブルを抜いたりしないでください。中断するとSSDが使用不能になる可能性があります。
フォーマット前の注意点(データ消失について)
重要:フォーマットでデータは完全に消去されます
フォーマットを実行すると、SSDに保存されているデータはすべて消去されます。この操作は取り消しできません。
必要なデータがある場合は、フォーマット前に必ずバックアップを取ってください。
- PS4タイトルのセーブデータ → PS Plus クラウドストレージ または USB
- ゲーム本体 → 再ダウンロード可能(購入履歴があれば)
- スクリーンショット/動画 → USBまたはクラウドにコピー
ゲームソフト自体は再ダウンロードできますが、セーブデータは再ダウンロードできません。セーブデータのバックアップは必ず事前に行ってください。
それでも認識しない場合の対処法
基本的な対処を試しても改善しない場合は、以下の方法を試してください。
PS5本体の再起動・セーフモード
単純な再起動で解決することもあります。まずは通常の再起動を試し、それでも改善しない場合はセーフモードを使用します。
セーフモードの起動方法
- PS5の電源を完全にオフにする
- 電源ボタンを長押し(約7秒)し、2回目のビープ音が鳴るまで押し続ける
- コントローラーをUSBケーブルで接続し、PSボタンを押す
- セーフモードメニューが表示される
セーフモードでは「PS5を再起動」「データベースを再構築」などの選択肢があります。
システムソフトウェアのアップデート
古いシステムソフトウェアでは、新しいSSDとの互換性に問題がある場合があります。
アップデート確認方法
- 設定 → システム → システムソフトウェア → システムソフトウェアアップデートと設定
- 「システムソフトウェアをアップデート」を選択
- アップデートがあれば適用
インターネットに接続できない場合は、PlayStation公式サイトからアップデートファイルをダウンロードし、USBメモリ経由でアップデートすることも可能です。
出典:PlayStation「PS5のシステムソフトウェアをアップデートする方法」
データベースの再構築
データベースの再構築は、PS5内部のファイル管理システムを整理する処理です。外付けSSDの認識問題だけでなく、全体的な動作改善にも効果があります。
データベース再構築の手順
- セーフモードでPS5を起動
- 「データベースを再構築」を選択
- 完了まで待つ(数分〜数時間、データ量による)
この処理でゲームデータやセーブデータが削除されることはありませんが、念のためセーブデータのバックアップを取っておくことをおすすめします。
SSDの故障を確認する方法
上記すべてを試しても認識しない場合は、SSD自体の故障が疑われます。
SSD故障確認のチェックリスト
| 確認項目 | 結果 | 判断 |
|---|---|---|
| PCに接続して認識されるか | 認識されない | SSD故障の可能性大 |
| 別のUSBケーブルで試したか | 変化なし | ケーブル問題ではない |
| 別のPS5(あれば)で試したか | 認識されない | SSD故障の可能性大 |
| SSDが異常に熱くなっていないか | 熱い | 内部故障の可能性 |
SSDの故障と判断された場合は、保証期間内であればメーカーに問い合わせてください。保証期間外の場合は、新しいSSDへの買い替えを検討することになります。
外付けSSDと内蔵M.2 SSDの違い
PS5のストレージ拡張には「外付けSSD」と「内蔵M.2 SSD」の2つの方法があります。混同しやすいので、違いを整理しておきましょう。
用途の違い(PS4ゲーム vs PS5ゲーム)
外付けSSDと内蔵M.2 SSDの比較
| 項目 | 外付けSSD | 内蔵M.2 SSD |
|---|---|---|
| 取り付け | USBケーブルで接続 | 本体内部のスロットに装着 |
| PS4タイトルの保存 | ○ | ○ |
| PS4タイトルの直接プレイ | ○ | ○ |
| PS5タイトルの保存 | ○(一時退避用) | ○ |
| PS5タイトルの直接プレイ | × | ○ |
| 価格帯(1TB) | 8,000〜15,000円 | 10,000〜20,000円 |
| 取り付け難易度 | 簡単 | やや難しい(本体を開ける必要) |
どちらを選ぶべきか
用途別おすすめ
外付けSSDがおすすめの人
- 主にPS4タイトルをプレイしている
- 取り付けの手間をかけたくない
- 予算を抑えたい
内蔵M.2 SSDがおすすめの人
- PS5専用タイトルを多くプレイしている
- 内蔵ストレージの容量不足に悩んでいる
- ゲームの移動・コピーの手間を減らしたい
両方を併用することも可能です。PS5専用タイトルは内蔵M.2 SSD、PS4タイトルは外付けSSDと使い分けるのが最も効率的です。
よくある質問(FAQ)
A. USB 3.0以上(SuperSpeed USB 5Gbps以上)に対応し、容量が250GB〜8TBの範囲内であれば基本的に対応しています。製品パッケージに「PS5対応」と記載があれば確実ですが、記載がなくても上記条件を満たせば使用可能です。ただし、一部の製品では互換性の問題が報告されていることもあるため、購入前にレビューを確認することをおすすめします。
A. 残念ながらできません。PS5でフォーマットした外付けSSDは、PS5専用のファイルシステムになるため、PCでは読み取れなくなります。逆に、PC用にフォーマットしたSSDをPS5で使用するには、PS5で再フォーマットする必要があります(データはすべて消去されます)。
A. 保存自体は可能ですが、プレイするには内蔵SSDまたは内蔵M.2 SSDに移動する必要があります。外付けSSDは「一時的な退避場所」として活用できます。頻繁にプレイしないPS5タイトルを外付けSSDに移動しておき、プレイする時に内蔵に戻すという運用が可能です。移動にかかる時間は、ゲームの容量や転送速度によりますが、数分〜十数分程度です。
A. PS5のセーブデータは本体の内蔵ストレージに保存されるため、外付けSSDをフォーマットしてもセーブデータは消えません。ただし、PS4タイトルのセーブデータを外付けSSDに保存している場合は消去されます。フォーマット前に、PS Plusのクラウドストレージか別のUSBにバックアップを取ることをおすすめします。
A. PS4タイトルのプレイ用であれば、SSDの方がロード時間が短くなるためおすすめです。ただし、単なる保存用(プレイせずに保管するだけ)であれば、価格の安いHDDでも問題ありません。近年はSSDの価格も下がってきているため、新規購入であればSSDを選ぶ方が将来的にも使いやすいでしょう。
まとめ
PS5の外付けSSDが認識しない問題は、多くの場合、以下の手順で解決できます。
トラブルシューティングの流れ
Step 1: 接続を確認
- 背面USB端子に直接接続しているか
- USBケーブルに問題がないか
- USBハブを経由していないか
Step 2: SSDの要件を確認
- USB 3.0以上に対応しているか
- 容量が250GB〜8TBの範囲内か
Step 3: PS5側の対処
- 修復を試みる(エラー表示時)
- PS5を再起動する
- システムソフトウェアを更新する
- データベースを再構築する
Step 4: フォーマットまたは買い替え
- フォーマットを試みる(データ消失に注意)
- SSD故障の場合は買い替えを検討
外付けSSDはPS4タイトルの保存・プレイに便利ですが、PS5専用タイトルを快適に遊びたい場合は内蔵M.2 SSDの増設も検討してみてください。
それでも解決しない場合や、ハードウェアの故障が疑われる場合は、PlayStationサポートへの問い合わせをおすすめします。















