NBAのドラフトで八村塁選手がワシントン・ウィザーズから指名されたことが大きな話題を呼び、日本でにわかにNBA熱が高まってきています。
NBAの試合を生中継で視聴したいと願う人も増加傾向にあることは想像に難くありません。
そういう人のために、この記事ではTVでNBAの試合を観るにはどうすればいいのかを解説します。
Contents
TVで2019~2020のNBAを観る方法とは?
日本でNBAを観るなら「Rakuten NBA Special」、もしくは「NBA League Pass」のいずれかを利用する必要があります。
両方とも楽天グループの動画配信サービスです。
楽天はNBAと、2017~2018シーズン以後5年間に渡って日本での配信・放映の独占契約を締結しているのです。
したがって、楽天グループではない会社がNBAの試合を日本で配信しようと思えば、放映権を楽天から買う必要があります。
WOWOWは楽天から2017~2018のシーズンの放映権を購入して配信・放映を行っていたのですが、契約を継続しなかったので2018~2019のシーズンは中継していません。
大方の予想では、日本における2019~2020シーズンの放送は楽天が独占したままだと思われます。
よって、NBAの生試合をTVで視聴したいと思うなら、「Rakuten NBA Special」か「NBA League Pass」のいずれかを契約するべきでしょう。
おすすめは「Rakuten NBA Special」です↓↓
Rakuten NBA Special
「楽天TV」で選べる月額見放題パックの中に、「Rakuten NBA Special」はあります。
つまり楽天会員のIDを取得してから楽天TVを契約し、その上で「Rakuten NBA Special」の購入を行うという流れになるわけです。
楽天TVと「Rakuten NBA Special」で二重に料金が発生してしまうのではないか、という心配は無用です。
楽天TVに登録するに当たって料金を支払う必要はありません。
料金が発生するのは「Rakuten NBA Special」に対してのみです。
料金プランについて
「Rakuten NBA Special」には2つの料金プランが存在します。
■月額900円(税抜き)
■年額7000円(税抜き)
年額の方が、月額で12回支払うよりもずっとリーズナブルです。
ライブ中継をいくつ観られるか
平日には1試合以上、土日には2試合以上を視聴可能です。
全ての試合を観られるわけではなく、注目度の高い対戦カードだけが選ばれ、配信されるのです。
もしライブ中継を見逃しても大丈夫。
リアルタイム配信が終わってから30分後にはVOD(ビデオ・オン・デマンド)が観られるようになります。
そのほか、試合のハイライトやオリジナル番組といったコンテンツもあります。
実況と解説について
日本語と英語、2つの言語で実況と解説を聞けます。
日本語版は音声ではなく映像そのものを差し替えています。
なので英語版は、ハーフタイムショーなども収録されたオリジナルの映像をそのまま観ることが可能なのです。
日本語版で解説者を務めているのは次の人たちです。
■大神雄子(日本女子では初めてプロ契約選手となった)
■塚本清彦(バスケットボール日本リーグで優勝を2回経験した)
■石田剛規(東京エクセレンスHCでヘッドコーチを務める)
■北原憲彦(全日本代表チームに15年間在籍)
■中原雄(いすゞ自動車で主将として活躍した)
■佐々木クリス(元bjリーグのプロ選手)
実況は次の人たちが務めます。
■若月弘一郎
■安井成行
■渡辺哲夫
■田中大貴
■加藤暁
■近藤祐司
■福田浩大
■波多江良一
■喜谷知純
■加藤次朗
■永田実
■三橋泰介
TVで観るにはどうするか
TVで「Rakuten NBA Special」を観たいなら、次に挙げるやり方で可能です。
■Android TV(機能を搭載したブラビア、セットトップボックス)
■パナソニック ビエラ(2014年以降に出たモデル)
■ソニー ブラビア(2013年以降に出たモデル)
■Apple TV(2018年10月3日リリース)
■PlayStationR4
■Chromecast
■HDMI接続(ただし、使うケーブルの仕様やデバイスのスペック次第では、高画質視聴もしくは視聴自体が不可能となることも考えられます。)
Rakuten NBA SpecialでNBAの試合を視聴する↓↓
新NBA League Pass
「Rakuten NBA Special」とは異なり、プレシーズンのほとんど全部とレギュラーシーズン全部、さらにはプレイオフやファイナルなども観ることが可能となります。
そのほかにも豊富なコンテンツがあります。
楽天のオリジナル番組を観られたり、ライブ中継視聴時にチャットできる機能があったり。
日本語でニュースを観ることもできますし、見逃した人のためのVODも備えていますし、NBAチームや所属する選手の詳しいデータも知ることができます。
さらに2019~2020のシーズンから日本語の解説を聞きながら試合を観られるようにもなるそうです。
ですがコンテンツが多い分、料金は「Rakuten NBA Special」より当然高くなります。
なので、NBAに対してそこまで強いこだわりがなく、注目度の高い対戦カードだけチェックできればそれでいいと考えているような人にはあまり推奨しません。
料金について
2018~2019のシーズンでは税込みで2400円という料金設定がされていました。
ですが新プラットフォームになってから、2019~2020のシーズンの料金はいまだに公表されていないようです。
とはいえ、少なくとも「Rakuten NBA Special」より高額となるはずです。
ライブ中継をいくつ観られるか
予定では最大で1日に15の試合、それも一部は日本語の解説が付いたものが配信されるようです。
プレシーズンのほとんど全部、レギュラーシーズン全部、プレイオフとファイナルも観られます。
実況と解説について
これについてはいまだはっきりしたことは発表されていないようです。
TVで観るにはどうするか
TVで観るための方法は次の通りです。
■Chromecast
■PlayStation 4
■Android TV
■Apple TV
■Fire TV
なお、これらはあくまで対応予定であり、変更される可能性もあります。
注意しておきましょう。
WOWOW
NBAの中継に関しては、2017~2018の8シーズンを放送していました。
しかし2018~2019のシーズンの配信はなし。
「【お知らせ】2018-2019シーズンのNBAバスケットボール中継について
いつもWOWOWを視聴いただきまして、誠にありがとうございます。
8シーズンにわたり中継を続けてまいりました「WOWOW NBAバスケットボール」について、WOWOWでは「2018-2019シーズン」の放送は予定しておりません。
長きにわたって、WOWOW NBAを応援してくださった皆さまにお礼を申し上げるとともに、放送を心待ちにして頂いていた皆さまに深くお詫び申し上げます。
どうか何卒ご了承くださいますよう、お願い申し上げます。
(WOWOWより引用)」
この文を見るに、今後2019~2020のシーズンがWOWOWで配信されることはまずないと推測できます。
とはいえゼロとは言えないため、楽天に対してWOWOWが権利の購入を持ちかけるかどうかには関心を払っておくべきではないでしょうか。
料金について
1ヶ月当たり税抜き価格で2300円となっています。
なお、加入した月には料金が発生しません。
ライブ中継をいくつ観られるか
今のところNBAの配信予定はありません。
実況と解説について
こちらも同じく、予定はありません。
TVで観るにはどうするか
WOWOWをTVで観るには、レコーダーとBSのアンテナのセットか、BSデジタルチューナーを内蔵したTVを用意する必要があります。
DAZN
楽天が独占配信の権利を手にするまでは、DAZNでNBAの試合を観ることも可能でした。
しかし現在は不可能ですので、当然ながら2019~2020のシーズンを観ることもできないでしょう。
今の時点ではBリーグのみが、DAZNで観られる唯一のバスケットボールの試合です。
Bリーグならほとんど全ての試合を生で観られます。
料金について
1ヶ月につき税抜きで1750円です。
契約後最初の月は無料体験期間となっています。
自分の好きな時に退会もできます。
ライブ中継をいくつ観られるか
残念ながらNBAの試合は一切観られません。
その代わり、Bリーグのほとんど全ての試合を生で観られます。
実況と解説について
NBAが観られないのでデータはありません。
TVで観るにはどうするか
TVで観る方法は次の通り。
■ひかりTV
■スマートテレビ
■XBOX ONE
■PlayStation 3
■PlayStation 4
■Chromecast
■Apple TV
■Fire TV
■HDMI接続
スカパー!
DAZNと同様NBAは観られず、Bリーグのみ視聴可能。
全ての公式試合をライブで配信しています。
料金について
Bリーグの視聴時は、390円(基本料金)+2296円(Bリーグセット料金)で、合計2686円となっています。
なお、これらは全て税抜きの金額です。
ライブ中継をいくつ観られるか
NBAは一切観られません。
Bリーグは全ての公式試合が生配信されています。
実況と解説について
NBAが観られないのでデータはありません。
TVで観るにはどうするか
TVで観るために必要なものは次の3つ。
■光回線を利用したTVサービス用の機器
■110度CSに対応したBSのアンテナとレコーダー
■110度CSに対応したデジタルTV
NHK BS1
楽天が独占配信を始めるまではNBAの視聴も可能でしたが、今はできなくなっています。
NHKが総務省の外郭団体であることから、放送の権利を民間企業の楽天から購入する可能性は極めて低いと言えます。
よって、楽天による独占配信が終了するまではNHK BS1でNBAを観ることはまず無理でしょう。
BS-11
録画ではありますが、時折NBAの試合を配信することがあります。
今までに配信が行われた試合は次の通りです。
■NBAファイナル2018 「ゴールデンステイト・ウォリアーズ × クリーブランド・キャバリアーズ 第4戦」
■イースタンカンファレンス・ファイナル 第3戦 「ボストン・セルティックス × クリーブランド・キャバリアーズ」
■ウエスタンカンファレンス・ファイナル 第2戦 「ゴールデンステイト・ウォリアーズ × ヒューストン・ロケッツ」
■ウェスタンカンファレンス・ファーストステージ 第1戦 「サンアントニオ・スパーズ×ゴールデンステイト・ウォリアーズ」
とはいえ、これから先もこうした配信が行われるかは分かりません。
「Rakuten NBA Special」と「NBA League Pass」を比べると
1ヶ月ごとの料金:900円(税抜き)
放送する試合の数:平日は1試合以上、土日なら2試合以上
1ヶ月ごとの料金:2222円(税抜き)
放送する試合の数:プレシーズンのほとんど全部、レギュラーシーズン全部、そのほかプレイオフやファイナルなど[/box04]
まだNBAについての知識がそこまでない人や注目度の高い対戦カードだけチェックできれば良い人なら「Rakuten NBA Special」を、NBAをディープに楽しみたい人なら「NBA League Pass」を選ぶのがいいと思います。
まとめ
TVでNBAの2019~2020のシーズンを観るには、「Rakuten NBA Special」か「NBA League Pass」のいずれかを利用する以外に方法はなし。
NBAへの関心度や財布の中身を考え、自分にとって適切なサービスを選択しましょう。