【決定版】MillenVPN vs NordVPNどっちがおすすめ？用途別で解説

VPNサービスを検討していると、必ず候補に挙がるのがMillenVPNとNordVPNです。どちらも人気のVPNサービスですが、運営元や特徴が大きく異なるため、自分の用途に合ったサービスを選ぶことが重要です。

この記事では、MillenVPNとNordVPNを10以上の項目で徹底比較し、あなたに最適なVPNがどちらか明確にします。料金、速度、セキュリティ、動画サービスへの対応など、VPN選びで重要なポイントをすべて網羅していますので、ぜひ最後までご覧ください。

Contents

運営会社と信頼性の違い
- 基本スペック一覧表
- 基本スペック一覧表
料金プランを徹底比較｜コスパが良いのはどっち？
通信速度とサーバー数を比較
- サーバー設置国と台数
- 実際の通信速度はどちらが速い？
セキュリティ機能の比較
日本の動画配信サービスへの対応状況【重要】
- TVer・ABEMA・U-NEXTなどの視聴可否
- Netflix・Amazon Prime Videoの地域制限解除
海外の動画サービスへの対応状況
- 海外Netflix・Disney+などの視聴可否
使いやすさとサポート体制の比較
【用途別】MillenVPNとNordVPNの選び方
MillenVPNのメリット・デメリット
- メリット5選
- デメリット3選
NordVPNのメリット・デメリット
- メリット5選
- デメリット3選
よくある質問（FAQ）
まとめ：あなたに合ったVPNはどっち？

運営会社と信頼性の違い

まず最も重要な「どんな会社が運営しているか」を確認しましょう。VPNは通信データを預けるサービスのため、運営会社の信頼性は非常に重要です。

MillenVPNは、日本のアズポケット株式会社が運営しています。同社は大手レンタルサーバー「mixhost」も運営しており、日本のIT業界では実績のある企業です。日本の法律に基づいて運営されているため、日本人ユーザーにとって安心感があります。

NordVPNは、パナマに本拠地を置くNord Security社が運営しています。パナマはデータ保持に関する法律が厳しくないため、プライバシー保護の観点でVPN事業者に有利な国とされています。世界的に最も知名度の高いVPNサービスの一つです。

運営国の違いは重要なポイントです。日本企業のMillenVPNは日本語サポートが充実している一方、パナマ拠点のNordVPNはプライバシー保護の観点で有利とされています。

基本スペック一覧表

両サービスの基本スペックを表で比較します。

基本スペック一覧表

項目	MillenVPN	NordVPN
運営会社	アズポケット株式会社（日本）	Nord Security（パナマ）
サービス開始	2020年	2012年
サーバー数	1,300台以上	6,400台以上
サーバー設置国	72カ国以上	111カ国
同時接続台数	10台	10台
日本語サポート	あり（メール・チャット）	一部あり（自動翻訳）
返金保証	30日間	30日間

料金プランを徹底比較｜コスパが良いのはどっち？

VPN選びで最も気になるのが料金です。両サービスの料金体系を詳しく比較します。

月額料金・長期プランの比較

プラン	MillenVPN	NordVPN
1ヶ月プラン	1,738円	1,970円程度
1年プラン	594円/月（7,128円/年）	750円程度/月
2年プラン	396円/月（9,504円/2年）	540円程度/月

NordVPNの料金は為替レートにより変動します。上記は2025年11月時点の参考価格です。また、NordVPNは頻繁にキャンペーンを実施しており、表示価格より安くなる場合があります。

料金面では、MillenVPNの2年プランが月額396円と非常にリーズナブルです。日本円での固定価格のため、為替変動の影響を受けない点もメリットといえます。

一方、NordVPNもキャンペーン時には大幅な割引があり、実質的な料金差は縮まることがあります。

支払い方法の違い

支払い方法	MillenVPN	NordVPN
クレジットカード	○	○
PayPal	○	○
銀行振込	○	×
暗号通貨	×	○
Google Pay	×	○
Apple Pay	×	○

MillenVPNは銀行振込に対応しているため、クレジットカードを持っていない方でも利用しやすいです。一方、NordVPNは暗号通貨やGoogle Pay、Apple Payなど、より多様な決済方法に対応しており、匿名性を重視する方や普段使いの決済を希望する方には魅力的です。

返金保証と無料トライアル

両サービスとも30日間の返金保証を提供しています。これにより、実質的に30日間は無料で試すことができます。

返金保証の活用法
1. 申し込み後、実際に使いたいサービス（TVerなど）で動作確認
2. 通信速度や使い勝手をチェック
3. 満足できなければ30日以内に返金申請

この方法で、リスクなしで両サービスを試すことも可能です。

通信速度とサーバー数を比較

VPNを使う上で、通信速度は非常に重要な要素です。特に動画視聴を目的とする場合、速度が遅いとバッファリング（読み込み中）で止まってしまいます。

サーバー設置国と台数

項目	MillenVPN	NordVPN
サーバー総数	1,300台以上	6,400台以上
設置国数	72カ国以上	111カ国
日本のサーバー	複数拠点あり	複数拠点あり（80台以上）

サーバー数ではNordVPNが圧倒的に多いです。サーバー数が多いほど、混雑時でも安定した接続が期待できます。特にNordVPNは日本国内にも80台以上のサーバーを持っており、日本向けのアクセスでも分散効果があります。

ただし、日本のサーバーに限れば両者とも実用上は十分な数を確保しています。

実際の通信速度はどちらが速い？

通信速度は接続するサーバーや時間帯、ユーザーの回線環境によって大きく変わるため、一概に「どちらが速い」とは言えません。

一般的な傾向として、NordVPNは独自プロトコル「NordLynx」を採用しており、高速通信に定評があります。WireGuardをベースに開発されたこのプロトコルは、従来のOpenVPNよりも大幅に高速です。

MillenVPNは日本のサーバーに接続する場合、日本国内の拠点を経由するため、低遅延での接続が期待できます。

動画視聴に必要な通信速度の目安

・SD画質（480p）：3Mbps以上
・HD画質（720p）：5Mbps以上
・フルHD画質（1080p）：10Mbps以上
・4K画質：25Mbps以上

両サービスとも、一般的な環境であればフルHD以上の動画視聴に十分な速度が出ます。

セキュリティ機能の比較

VPNを選ぶ上で、セキュリティ機能も重要な比較ポイントです。

暗号化技術とプロトコル

項目	MillenVPN	NordVPN
暗号化	AES-256	AES-256
対応プロトコル	OpenVPN、IKEv2	OpenVPN、IKEv2、NordLynx
独自プロトコル	なし	NordLynx（WireGuardベース）

両サービスとも、銀行レベルの暗号化技術であるAES-256を採用しています。NordVPNは独自プロトコル「NordLynx」を開発しており、WireGuardをベースにしたこのプロトコルは、高速かつ安全な通信を実現しています。

参考：NIST（米国国立標準技術研究所）「Advanced Encryption Standard (AES)」

ノーログポリシーの信頼性

ノーログポリシーとは、VPN事業者がユーザーの通信履歴を記録・保存しないという方針のことです。

MillenVPNは、日本企業として透明性のある運営を行っており、ノーログポリシーを掲げています。日本の個人情報保護法に基づいた運営が行われています。

NordVPNは、第三者機関による監査を複数回受けており、ノーログポリシーが実際に守られていることが検証されています。PwC（プライスウォーターハウスクーパース）やDeloitteによる独立監査を受け、その結果が公開されています。パナマに拠点を置くことで、データ保持に関する法的義務を最小限に抑えています。

ノーログポリシーの信頼性という点では、NordVPNが第三者監査を受けている分、客観的な証明があります。ただし、MillenVPNも日本の法律下で適切に運営されており、一般的な用途では十分な信頼性があります。

独自のセキュリティ機能

NordVPNは以下のような独自機能を提供しています。

NordVPNの独自セキュリティ機能

・Threat Protection：マルウェアや広告のブロック
・Dark Web Monitor：個人情報の漏洩監視
・Double VPN：2つのサーバーを経由する二重暗号化
・Onion Over VPN：TorネットワークとVPNの併用
・Kill Switch：VPN接続が切れた際の自動通信遮断

MillenVPNはシンプルな構成で、基本的なVPN機能に特化しています。Kill Switch機能は搭載されていますが、NordVPNほどの付加機能はありません。複雑な機能が不要な方には、かえって使いやすいと言えるでしょう。

日本の動画配信サービスへの対応状況【重要】

海外から日本の動画サービスを視聴したい方にとって、最も重要な比較ポイントです。

TVer・ABEMA・U-NEXTなどの視聴可否

サービス	MillenVPN	NordVPN
TVer	○ 対応	△ 不安定な場合あり
ABEMA	○ 対応	△ 不安定な場合あり
U-NEXT	○ 対応	△ 不安定な場合あり
Hulu（日本版）	○ 対応	△ 不安定な場合あり
dアニメストア	○ 対応	△ 不安定な場合あり

日本の動画サービスへの対応は、MillenVPNが優れています。日本企業が運営しているため、日本の動画サービスへの対応を重点的に行っており、安定した視聴が可能です。

NordVPNも日本のサーバーを持っていますが、日本独自の動画サービスへの対応は不安定な場合があります。海外から日本の動画を視聴することが主目的であれば、MillenVPNを選ぶ方が確実です。

Netflix・Amazon Prime Videoの地域制限解除

サービス	MillenVPN	NordVPN
Netflix（日本版）	○ 対応	○ 対応
Amazon Prime Video	○ 対応	○ 対応

NetflixやAmazon Prime Videoは両サービスとも対応しています。これらのグローバルサービスについては、どちらを選んでも問題なく視聴できるでしょう。

＼海外から日本の動画を見るならMillenVPN ／

MillenVPN（ミレンVPN）

日本企業運営で日本の動画サービスに強い。TVer、ABEMA、U-NEXTなど日本独自のサービスも安定して視聴可能。月額396円〜、30日間の返金保証付き。

MillenVPN公式サイトへ

海外の動画サービスへの対応状況

日本から海外の動画サービスを視聴したい方向けの比較です。

海外Netflix・Disney+などの視聴可否

サービス	MillenVPN	NordVPN
Netflix（米国版）	○ 対応	○ 対応
Disney+（海外版）	△ サーバーによる	○ 対応
HBO Max	△ サーバーによる	○ 対応
BBC iPlayer	△ サーバーによる	○ 対応
Hulu（米国版）	△ サーバーによる	○ 対応

海外の動画サービスへの対応は、NordVPNが優れています。世界111カ国に6,400台以上のサーバーを持つため、各国の動画サービスにアクセスしやすい環境が整っています。

日本から海外の動画を見ることが主目的であれば、NordVPNの方が選択肢が広がります。ただし、MillenVPNでも主要な海外サービスには対応しています。

＼海外コンテンツを楽しむならNordVPN ／

NordVPN

世界111カ国に6,400台以上のサーバーを展開。海外Netflix、Disney+、HBO Maxなど世界中の動画サービスに対応。高速なNordLynxプロトコルで快適な視聴体験を実現。

NordVPN公式サイトへ

使いやすさとサポート体制の比較

実際に使う上での操作性やサポート体制を比較します。

アプリの操作性

両サービスとも、Windows、Mac、iOS、Androidに対応した専用アプリを提供しています。

MillenVPNのアプリは、シンプルで直感的な操作性が特徴です。VPN初心者でも迷うことなく、ワンクリックで接続できます。日本語表示で、設定項目も必要最小限に絞られています。

NordVPNのアプリは、多機能で詳細な設定が可能です。世界地図からサーバーを選択できるUIは視覚的にわかりやすく、特定の国のサーバーを直感的に選べます。Threat Protectionなどの付加機能も統合されており、セキュリティを重視する方には魅力的です。

日本語サポートの有無

項目	MillenVPN	NordVPN
アプリの日本語対応	○ 完全対応	○ 対応
公式サイト日本語	○ 完全対応	○ 対応
メールサポート日本語	○ 日本語対応	△ 自動翻訳
チャットサポート日本語	○ 日本語対応	△ 自動翻訳
24時間対応	×	○

日本語サポートはMillenVPNが優れています。日本企業が運営しているため、問い合わせに対して日本人スタッフが日本語で対応してくれます。トラブル時に日本語で相談できる安心感は大きなメリットです。

NordVPNは24時間対応のライブチャットを提供していますが、自動翻訳を介したコミュニケーションになることが多く、細かいニュアンスが伝わりにくい場合があります。ただし、基本的な問い合わせであれば問題なく対応してもらえます。

同時接続台数

両サービスとも、1つのアカウントで最大10台まで同時接続可能です。スマホ、タブレット、パソコンなど複数のデバイスで利用したい場合や、家族で共有したい場合にも十分な台数です。

【用途別】MillenVPNとNordVPNの選び方

ここまでの比較を踏まえて、用途別におすすめのVPNを提案します。

海外から日本の動画を見たい人

日本から海外の動画を見たい人

セキュリティ重視の人

コスパ重視の人

MillenVPNのメリット・デメリット

MillenVPNの強みと弱みを整理します。

メリット5選

1. 日本企業運営で安心感がある
アズポケット株式会社（mixhost運営）が運営。日本の法律下で適切に運営されており、信頼性が高い。

日本語サポートが充実
問い合わせに日本語で対応してもらえる。VPN初心者でもトラブル時に安心。
日本の動画サービスへの対応が強い
TVer、ABEMA、U-NEXTなど日本独自のサービスも安定して視聴可能。
料金がリーズナブル
2年プラン月額396円は業界最安水準。日本円固定価格で為替リスクなし。
シンプルで使いやすいアプリ
必要な機能に絞った設計で、VPN初心者でも迷わず使える。

デメリット3選

1. サーバー数が少ない
1,300台以上とNordVPNの6,400台以上に比べると少ない。ただし、実用上は問題ないレベル。

独自のセキュリティ機能が少ない
NordVPNのようなThreat ProtectionやDouble VPNなどの機能はない。
海外サービスへの対応が限定的
海外の動画サービスへの対応はNordVPNに劣る場合がある。

NordVPNのメリット・デメリット

NordVPNの強みと弱みを整理します。

メリット5選

1. 世界最大級のサーバーネットワーク
111カ国に6,400台以上のサーバー。世界中のコンテンツにアクセス可能。

高度なセキュリティ機能
Threat Protection、Double VPN、Onion Over VPNなど独自機能が豊富。
第三者監査によるノーログポリシーの証明
PwC、Deloitteなどの監査を受け、ノーログポリシーが検証されている。
高速な独自プロトコル
NordLynxによる高速通信が可能。WireGuardベースで安定性も高い。
長年の実績と知名度
2012年からサービス提供。世界で最も利用者の多いVPNの一つ。

デメリット3選

1. 日本語サポートが不十分
自動翻訳を介した対応になることが多く、細かいニュアンスが伝わりにくい。

日本の動画サービスへの対応が不安定な場合がある
TVer、ABEMAなど日本独自のサービスは対応が不安定なことも。
料金が為替変動の影響を受ける
ドル建て料金のため、円安時は割高になる可能性。

よくある質問（FAQ）

Q. どちらのVPNがおすすめですか？

A. 用途によります。海外から日本の動画（TVer、ABEMAなど）を見たい方にはMillenVPN、日本から海外の動画を見たい方やセキュリティを重視する方にはNordVPNがおすすめです。

Q. 両方試してから決めることはできますか？

A. はい、可能です。両サービスとも30日間の返金保証があるため、実質的に両方を試してから決めることができます。

Q. VPNの乗り換えは簡単ですか？

A. はい、簡単です。VPNはアプリをインストールするだけで使えるため、他のサービスに乗り換える場合も、新しいアプリをインストールしてログインするだけです。

Q. 長期プランと短期プラン、どちらがいいですか？

A. まずは返金保証を利用して動作確認し、問題なければ長期プランの方がコスパは良くなります。MillenVPNの2年プランは月額396円、NordVPNも2年プランで大幅に割引されます。

Q. VPNを使うと通信速度は遅くなりますか？

A. 多少の速度低下はありますが、両サービスとも動画視聴に十分な速度が出ます。特にNordVPNのNordLynxプロトコルは高速で、速度低下を最小限に抑えられます。

Q. スマホでも使えますか？

A. はい、両サービスともiOS、Android用のアプリを提供しています。スマホ、タブレットでも問題なく利用できます。

まとめ：あなたに合ったVPNはどっち？

MillenVPNとNordVPNを様々な観点から比較してきました。最後に、選び方のポイントをまとめます。

比較項目	MillenVPN	NordVPN
日本の動画サービス	◎	△
海外の動画サービス	○	◎
日本語サポート	◎	△
セキュリティ機能	○	◎
サーバー数	○	◎
料金	◎	○
使いやすさ	◎	○