給湯器の修理と交換どっちが得?使用年数別の判断基準と費用比較を徹底解説
「給湯器の調子が悪いけど、修理と交換、どっちが得なんだろう…」
「修理で済むならそれに越したことはないけど、また壊れたら結局損になる?」
給湯器のトラブルに直面すると、多くの方がこの悩みを抱えます。修理なら安く済むかもしれないけど、すぐにまた故障するかも。交換は高いけど、長い目で見たらお得なのかも。判断材料がないと、どちらを選べばいいか迷ってしまいますよね。
結論からお伝えすると、修理と交換のどちらが得かは「給湯器の使用年数」と「故障の症状」で決まります。
この記事では、修理・交換それぞれの費用相場から、10年間のトータルコストシミュレーション、そして「修理を選ぶべきケース」「交換を選ぶべきケース」まで徹底解説します。
最後まで読めば、あなたの状況に合った最適な選択ができるようになります。
【結論】給湯器の修理と交換、どっちが得かは「使用年数」で決まる
まずは結論から。修理と交換のどちらが得かを判断する最も重要な指標は「使用年数」です。
使用年数7年未満 → 修理がお得なケースが多い
使用年数が7年未満の給湯器であれば、修理を選ぶのが経済的なケースが多いです。
理由は、給湯器の平均寿命は10〜15年とされており、7年未満であれば修理後もまだ数年は使える可能性が高いためです。また、部品の供給も問題なく行われている期間であり、修理対応がスムーズです。
使用年数7年未満でも、修理費用が5万円を超える場合は交換を検討した方が良いケースもあります。修理費用と残り使用年数のバランスで判断しましょう。
使用年数7〜10年 → 症状と費用で総合判断
使用年数が7〜10年の場合は、一概に修理・交換のどちらが得とは言えません。
この期間は給湯器の状態に個体差が出やすく、まだまだ使える機体もあれば、寿命に近づいている機体もあります。故障の症状、修理費用、過去の修理履歴などを総合的に判断する必要があります。
| 判断材料 | 修理向き | 交換向き |
| 修理費用 | 3万円以下 | 5万円以上 |
| 過去の修理回数 | 初めて or 1回 | 2回以上 |
| 症状 | 軽微(部品交換で済む) | 重大(熱交換器など基幹部品) |
使用年数10年以上 → 交換がお得なケースが多い
使用年数が10年以上の給湯器は、修理よりも交換を選ぶのがおすすめです。
その理由は3つあります。
- 修理しても他の部品が連鎖的に故障するリスクが高い
- 部品の製造終了により修理できない可能性がある
- 新しい給湯器は省エネ性能が向上しており、光熱費が削減できる
一般社団法人日本ガス石油機器工業会によると、給湯器の設計上の標準使用期間は10年とされています。10年を超えると、安全面でもリスクが高まる可能性があります。
出典:一般社団法人 日本ガス石油機器工業会「給湯器の安全な使用について」
給湯器の修理にかかる費用相場
修理と交換を比較するために、まずは修理費用の相場を確認しましょう。
症状別の修理費用目安
| 症状・修理内容 | 費用相場 |
| 点火不良(イグナイター交換) | 10,000〜20,000円 |
| 温度センサー交換 | 10,000〜25,000円 |
| 電子基板交換 | 20,000〜40,000円 |
| 熱交換器交換 | 40,000〜80,000円 |
| バーナー交換 | 20,000〜50,000円 |
| 水漏れ修理(パッキン交換等) | 8,000〜20,000円 |
| リモコン交換 | 15,000〜30,000円 |
出張費・診断料の相場
修理費用とは別に、出張費や診断料がかかる場合があります。
- 出張費:3,000〜5,000円程度(無料の業者も)
- 診断料(点検料):3,000〜8,000円程度
- 作業料:修理内容に含まれる場合と別途の場合あり
見積もり時に「出張費」「診断料」「部品代」「作業料」の内訳を確認しましょう。業者によって料金体系が異なります。
修理費用が高くなるケース
以下のようなケースでは、修理費用が高額になる傾向があります。
- 熱交換器など基幹部品の故障
- 複数の部品が同時に故障している
- 部品が製造終了で入手困難
- 特殊な機種(輸入品、旧型など)
- 休日・夜間の緊急対応
給湯器の交換にかかる費用相場
次に、給湯器を交換する場合の費用相場を確認しましょう。
給湯器の種類別価格
| 給湯器の種類 | 本体価格 | 総額(工事費込み) |
| 給湯専用(16〜20号) | 5〜10万円 | 10〜15万円 |
| オートタイプ | 10〜18万円 | 15〜23万円 |
| フルオートタイプ | 15〜25万円 | 20〜30万円 |
| エコジョーズ(高効率) | 上記+2〜5万円 | 上記+2〜5万円 |
| 暖房機能付き | 20〜35万円 | 25〜40万円 |
工事費・処分費の相場
給湯器本体価格以外に、以下の費用がかかります。
- 標準取付工事費:30,000〜50,000円
- 既存給湯器の撤去・処分費:5,000〜15,000円
- 配管接続部材費:設置状況による
- 出張費:無料〜5,000円程度
交換費用を抑えるコツ
交換費用を抑えるためのポイントをご紹介します。
交換費用を抑える5つのコツ:
- 複数社から見積もりを取って比較する
- 「工事費込み」の総額表示の業者を選ぶ
- ネット系の給湯器専門業者を検討する
- 繁忙期(冬場)を避ける
- 必要十分なグレードを選ぶ(オーバースペックを避ける)
【シミュレーション】修理vs交換の10年間トータルコスト比較
「修理と交換、結局どっちが得なの?」という疑問に答えるため、10年間のトータルコストをシミュレーションしてみましょう。
シミュレーション条件
| 項目 | 条件 |
| 現在の給湯器 | 使用8年目のオートタイプ |
| 今回の修理費用 | 35,000円(電子基板交換) |
| 交換費用 | 200,000円(オートタイプ・工事費込み) |
| 月間ガス代 | 現行機:8,000円、新型機:6,800円(15%削減と想定) |
| 比較期間 | 10年間 |
修理を選んだ場合のコスト試算
【修理を選んだ場合(今後10年間)】
- 今回の修理費用:35,000円
- 2〜3年後に再度修理が必要と想定:30,000円
- 5〜7年後に交換が必要と想定:200,000円
- 10年間のガス代(現行機7年+新型機3年):
- 現行機:8,000円×12ヶ月×7年=672,000円
- 新型機:6,800円×12ヶ月×3年=244,800円
10年間トータルコスト:約118万円
交換を選んだ場合のコスト試算
【今すぐ交換を選んだ場合(今後10年間)】
- 交換費用:200,000円
- 10年間のガス代(新型機10年):
- 6,800円×12ヶ月×10年=816,000円
10年間トータルコスト:約102万円
結果:使用8年以上なら交換が得
このシミュレーションでは、今すぐ交換を選んだ方が10年間で約16万円お得という結果になりました。
もちろん、これは一例であり、修理費用や給湯器の状態によって結果は変わります。しかし、使用年数が7〜8年を超えている場合、修理を繰り返すよりも早めに交換した方がトータルコストで得になるケースが多いです。
エコジョーズなどの高効率給湯器に交換すれば、ガス代が約15%削減できるとされています。長期的なランニングコストも考慮して判断しましょう。
修理を選ぶべき5つのケース
ここからは、具体的にどのような場合に修理を選ぶべきかを解説します。
使用年数が7年未満
使用年数が7年未満であれば、修理後もまだ数年は使える可能性が高いです。この場合、修理で対応するのが経済的です。
軽微な故障(部品交換で済む)
点火不良やセンサー異常など、比較的軽微な故障で部品交換だけで済む場合は、修理がおすすめです。
修理向きの故障例:
- イグナイター(点火装置)の不良
- 温度センサーの異常
- パッキンの劣化による軽度の水漏れ
- リモコンの故障
修理費用が3万円以下
修理費用が3万円以下であれば、修理を選んでも損失は限定的です。まずは修理で様子を見て、再度故障したら交換を検討するという判断も合理的です。
エコキュートなど高額機器
エコキュート(電気給湯器)は本体価格が30万〜70万円と高額です。このような高額機器の場合、使用年数が10年未満であれば、できる限り修理で対応した方が経済的です。
引っ越し予定がある
近いうちに引っ越しを予定している場合は、修理で最低限使えるようにしておき、新居で新しい給湯器を検討するのが賢明です。
交換を選ぶべき5つのケース
次に、交換を選ぶべきケースを解説します。
使用年数が10年以上
使用年数が10年を超えている場合は、修理よりも交換をおすすめします。修理しても他の部品が劣化しているため、連鎖的に故障するリスクが高いためです。
給湯器メーカーが設定する「設計上の標準使用期間」は10年です。10年を超えた給湯器は、安全面でもリスクが高まる可能性があります。
修理費用が5万円を超える
修理費用が5万円を超える場合は、交換を検討した方が良いでしょう。特に、熱交換器の交換など高額修理は、交換費用との差額が小さくなります。
同じ症状で複数回修理している
同じ症状で2回以上修理している場合は、根本的な原因が解決していない可能性があります。この場合、修理を続けても出費がかさむだけなので、交換を検討しましょう。
部品の製造終了で修理不可
給湯器の部品は、製造終了後も一定期間(7〜10年程度)は供給されますが、それを過ぎると入手困難になります。部品がない場合は、交換せざるを得ません。
光熱費が以前より高くなっている
給湯器の効率が落ちると、同じ量のお湯を沸かすのに多くのガスを消費します。ガス代が以前より明らかに高くなっている場合は、給湯器の効率低下が原因かもしれません。
新しい高効率給湯器に交換することで、ガス代を削減できる可能性があります。
給湯器の寿命サインを見逃さない
修理か交換かを判断するには、給湯器の状態を正しく把握することが重要です。寿命が近づいているサインを見逃さないようにしましょう。
寿命が近いときの7つの症状
- お湯の温度が安定しない(熱くなったり冷たくなったりする)
- 異音がする(ボンッという着火音が大きくなるなど)
- 黒い煤(すす)が出ている
- 給湯に時間がかかるようになった
- エラーが頻繁に出る
- 本体から水漏れがある
- ガス代が以前より高くなった
これらの症状が複数見られる場合は、寿命が近づいているサインです。完全に壊れる前に交換を検討することをおすすめします。
給湯器の平均寿命と耐用年数
| 区分 | 年数 | 説明 |
| 設計上の標準使用期間 | 10年 | メーカーが定める安全に使用できる目安期間 |
| 実際の平均寿命 | 10〜15年 | 使用環境や頻度により変動 |
| 部品保有期間 | 製造終了後7〜10年 | この期間を過ぎると修理不可の場合も |
修理か交換か迷ったときの最適な判断フロー
ここまでの情報を踏まえて、修理か交換かを判断するフローチャートをご紹介します。
判断フローチャート
【STEP1】使用年数を確認 ↓ 10年以上 → 交換を検討 10年未満 → STEP2へ
【STEP2】見積もりを取る ↓ 修理費用5万円以上 → 交換を検討 修理費用3〜5万円 → STEP3へ 修理費用3万円以下 → 修理を検討
【STEP3】過去の修理履歴を確認 ↓ 同じ症状で2回以上修理 → 交換を検討 初めてor1回 → 修理を検討(ただし、今後の再発リスクを考慮)
プロに相談するのがベストな理由
修理か交換かの判断は、給湯器の状態を正確に把握する必要があります。しかし、一般の方が給湯器の内部状態を判断するのは困難です。
そのため、給湯器専門の業者に診断してもらい、修理と交換の両方の見積もりを取ることをおすすめします。
誠実な業者であれば、お客様の状況に合わせて、修理と交換のどちらがおすすめか、客観的なアドバイスをしてくれます。
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よくある質問(FAQ)
はい、可能性はあります。特に使用年数が長い給湯器は、修理した部品以外の部品も劣化している可能性が高いため、別の箇所が故障するリスクがあります。修理後の保証期間(通常1〜2年程度)を確認しておきましょう。
はい、できます。誠実な業者であれば、給湯器の状態を診断した上で、修理と交換それぞれの見積もりを提示してくれます。両方の見積もりを比較して判断することをおすすめします。
熱交換器の交換など、高額な部品が複数故障している場合は、修理費用が交換費用に近づく、または超えることがあります。このような場合は、交換を選んだ方が合理的です。
エコジョーズは、従来型の給湯器と比較して約15%のガス代削減が期待できるとされています。月のガス代が8,000円の場合、年間で約14,000円程度の節約になる計算です。10年間で約14万円の差になります。
賃貸住宅の場合は、まず管理会社または大家さんに連絡してください。給湯器は建物の設備であるため、修理・交換の判断や費用負担は貸主が行うのが一般的です。
まとめ:後悔しない選択のために
給湯器の修理と交換、どっちが得かの判断ポイントをおさらいしましょう。
【判断の基本】
- 使用年数7年未満 → 修理がお得なケースが多い
- 使用年数7〜10年 → 症状と費用で総合判断
- 使用年数10年以上 → 交換がお得なケースが多い
【修理を選ぶべきケース】
- 使用年数7年未満
- 軽微な故障(部品交換で済む)
- 修理費用が3万円以下
- エコキュートなど高額機器
- 引っ越し予定がある
【交換を選ぶべきケース】
- 使用年数10年以上
- 修理費用が5万円を超える
- 同じ症状で複数回修理している
- 部品の製造終了で修理不可
- 光熱費が以前より高くなっている
修理か交換かの判断は、使用年数、故障の症状、修理費用、そして将来のことを総合的に考える必要があります。
迷ったときは、給湯器専門の業者に相談して、修理と交換の両方の見積もりを取ることをおすすめします。プロの客観的なアドバイスを聞くことで、後悔しない選択ができるはずです。
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