新たなモバイルルーターレンタルサービスの「どんなときもWiFi」のサービス内容が気になっている人は多いのではないでしょうか?
どんなときもWiFiは従来のポケットWi-Fiが抱えていたデメリットを払拭したサービスで、機能性が良好なうえに料金の安さも魅力です。端末の性能は人によって好みが分かれますが、検討する意味は大いにあるサービスといえます。
ここでは従来のポケットWi-Fiとの違いを交えながら、どんなときもWiFiのサービス内容をご紹介します。従来のサービスより優れたポケットWi-Fiサービスがないか気になっている人は参考にご覧ください。
Contents
従来のポケットWi-Fiが抱えているデメリット
どんなときもWiFiのメリットを知る前に、WiMAXやワイモバイルのポケットWi-Fiが抱えていたデメリットをご紹介します。
- 3日で10GB使うと速度制限がかかる
- 提供エリアに限りがある
- 室内では電波が入りにくい
先に他社のデメリットをご紹介する理由は、どんなときもWiFiのメリットをよくわかるようにするためです。
3日で10GB使うと速度制限がかかる
WiMAXやワイモバイルのポケットWi-Fiには、3日で10GB使うと翌日の夕方から深夜まで速度制限がかかる点です。3日で10GBを使うと速度制限がかかる条件に悩まされる人は多く、データ容量を気にしながらポケットWi-Fiを使う人はよく見かけます。
提供エリアに限りがある
ワイモバイルは提供エリアが広いですが、無制限で利用できるエリアが限られている欠点があります。WiMAXでは提供エリア内であればどこにいてもインターネットが使い放題ですが、一部の地方や山間部では電波が飛んでいません。
室内では電波が入りにくい
ワイモバイルのポケットWi-Fiはソフトバンクの回線も併用するので問題がありませんが、WiMAXには室内にいるときに電波が入りにくいデメリットがあります。
WiMAXでは基本的に通信速度が速い代わりに建物や壁に弱い高周波数帯の電波しか利用できないので、室内にいるときに電波が入りにくいと感じる可能性があります。
プラチナバンド対応回線を利用するLTEオプションを活用する方法はありますが、LTEオプションで月間7GBを使うと月末まで速度が128Kbpsに制限されてホームページすら見られない状態に陥ってしまいます。
どんなときもWiFiの良いところ
どんなときもWiFiには3つのメリットがあります。
- 速度制限なし
- エリアが広い
- 電波が入りやすい
先ほど紹介した他社のデメリットを知ったうえでメリットを見ると、ポケットWi-Fiは機能性が優れたサービスという印象を受けます。
速度制限なし
どんなときもWiFiは速度制限がない完全使い放題のポケットWi-Fiサービスなので、3日で10GBや月間で7GBといった制限を気にせずにインターネットを使える強みがあります。
ポケットWi-Fiには速度制限の条件があるものだったので、完全使い放題のどんなときもWiFiは画期的なサービスといえます。
エリアが広い
どんなときもWiFiではドコモとソフトバンク、auの回線を併用するので、ワイモバイルやWiMAXのポケットWi-Fiよりも広いエリアでの利用が可能です。田舎と呼ばれる地域でも利用できるので、どんなときもWiFiは自宅だけでなく出張や旅行に活用したい人にもオススメしやすいサービスとなっています。
電波が入りやすい
どんなときもWiFiはドコモのプラチナバンドの周波数帯が利用できるので、建物に囲まれた場所や室内でも電波が入りやすくなっています。プラチナバンドの周波数帯が利用できれば地方での機能性も向上するので、どんなときもWi-Fiはさまざまな場所でも安心して活用できます。
どんなときもWiFiには他にもメリットが
どんなときもWiFiには他にも3つのメリットがあります。
- 利用料金が安い
- クレジットカードを持っていない人でも利用できる
- 海外に行っても使える
利用料金が安い
ワイモバイルやWiMAXを契約してインターネットを使い放題にすると月額で4,380円がかかりますが、どんなときもWiFiは無制限でありながら2年間の利用料金が4,000円以下です。
支払い方法 | クレジットカード払い | 口座振替払い |
利用開始月 | 3,480円 | 3,980円 |
1~24ヶ月目 | ||
25ヶ月目以降 | 3,980円 | 4,410円 |
支払い方法をクレジットカードにすれば3年目以降も利用料金が三千円代です。レンタルサービスなので端末の購入費用もかかりません。
クレジットカードを持っていない人でも利用できる
他社のポケットWi-Fiにはクレジットカード払いにしか対応していないサービスが多いですが、どんなときもWiFiは口座振替での料金支払いも可能です。格安料金のポケットWi-Fiレンタルはあってもクレジットカード払いしか対応していない業者が多かったので、どんなときもWiFiの口座振替対応はクレカを持っていない人にとって非常に嬉しいポイントです。
海外に行っても使える
どんなときもWiFiはクラウドSIM採用のサービスなので、SIMカードを入れ替えなくても海外での利用が可能です。クラウドSIMは複数の事業者の回線が利用できるシステムで、国内キャリアの回線を併用するために採用されていますが、海外の回線事業者にも対応しています。
どんなときもWiFiの注意点
どんなときもWiFiは提供エリアが広いうえに電波も入りやすく、料金も良心的ですが、3つの注意するべきデメリットもあります。
- 解約時の違約金
- 端末の好みは分かれる
- 海外での利用は別途料金がかかる
解約するときに違約金がかかる恐れが
どんなときもWiFiには2年間の契約期間があり、更新月ではない時期に解約すると違約金が発生します。違約金の値段は利用している期間で異なりますが、いつ解約しても高額です。
利用期間 | 解約金 |
0~12ヶ月目 | 19,000円 |
13~24ヶ月目 | 14,000円 |
26ヶ月目以降 | 9,500円 |
とはいえ、解約時に違約金がかかるデメリットは他社でも同様で、2年に1度の更新月(初回は25ヶ月目)に解約すれば費用はかかりません。
端末の性能は好みが分かれる
どんなときもWiFiで利用できるモバイルルーターは「U2s」の一種類のみです。
引用元:どんなときもWiFi
U2sは決して性能が低いモバイルルーターではないのですが、他社の取り扱い端末と比べると劣っている印象を受けます。U2sの主要スペックを他社のポケットWi-Fiルーターと比較してみました。
機種 | U2s | W06(ポケットWi-Fi) | 801HW(ワイモバイル) |
最大通信速度(下り) | 150Mbps | 867Mbps | 588Mbps |
バッテリーの持続時間 | 連続通信時間:約12時間 連続待受:未公表 | 連続通信時間:約9時間 連続待受:約800時間 | 連続通信時間:約8~10時間 連続待受:未公表 |
重さ | 約151g | 約125g | 約145g |
大きさ | W127 x H65.7 x W14.2 mm | 約128×64×11.9mm | 約W128.4×H65.6×D13.8mm |
他社のポケットWi-Fiと比べて劣る要素は通信速度と本体のサイズです。
他社のポケットWi-Fiは最大通信速度が500Mbpsなのに対して、どんなときもWiFiのU2sは150Mbpsです。U2sでも快適にウェブサイトや動画は見られますが、通信速度を重視したい人からすると他社端末と比べて見劣りしてしまいます。
端末のサイズも大きめで少し重たいので、持ち運ぶときに鞄の重量を増やしてしまう要素になりがちです。
海外での利用は別途料金がかかる
どんなときもWiFiではSIMカードの入れ替え不要で海外での利用が可能ですが、日本以外で利用すると1日単位で下記の別途料金が発生します。
エリア | 利用料金 | |
利用国エリア1 | アジア・オセアニア・ヨーロッパ、北米など69ヶ国 | 1,280円/日 |
利用国エリア2 | 中東・南米・アフリカなど37ヶ国 | 1,880円/日 |
1日に利用できる通信量も1GBまでの上限があり、1ギガに達すると速度が384Kbpsに制限されます。
まとめ
ここではポケットWi-Fiとの違いを交えながら、どんなときもWi-Fiのサービス内容をご紹介しました。
【従来のポケットWi-Fiが抱えているデメリット】
従来のポケットWi-Fiには3つのデメリットがありました。
- 3日で10GB使うと速度制限がかかる
- 提供エリアに限りがある
- 室内では電波が入りにくい
どんなときもWiFiは上記のデメリットを払拭した無制限のポケットWi-Fiレンタルサービスです。
【どんなときもWiFiの良いところ】
どんなときもWiFiには6つのメリットがあり、機能性や料金の安さは抜群です。
- 速度制限なし
- エリアが広い
- 電波が入りやすい
- 利用料金が安い
- クレジットカードを持っていない人でも利用できる
- 海外に行っても使える
どんなときもWiFiは月間の通信量に上限がないにもかかわらず速度制限もなく、料金設定も安めです。提供エリアが広いうえに電波も入りやすく、クレジットカードを持っていない人でも契約できます。
【どんなときもWiFiの注意点】
どんなときもWiFiには注意点もあります。
- 解約するときに違約金がかかる恐れが
- 端末の性能は好みが分かれる
- 海外での利用は別途料金がかかる
どんなときもWiFiはレンタルサービスですが、契約期間があり更新月ではない時期に解約すると違約金が発生します。端末の性能は高くなく、サイズも大きめの重めなので、高性能なルーターを使いたいとなると他社の検討が必要です。
海外では使い放題ではなく別途料金がかかるので、利用する際は注意しましょう。