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Chromecast接続できないiPhoneの原因6つと対処法10選|今すぐ解決

「iPhoneからChromecastに接続しようとしたけど、うまくいかない…」

そんな状況に困っていませんか?Chromecastを買ったのにテレビで動画が観られないと、非常にもどかしいですよね。

iPhoneとChromecastが接続できない原因は、主にWi-Fi設定・アプリの設定・デバイス本体の問題の3つに分類できます。原因を特定すれば、ほとんどの場合は自分で解決できます。

この記事では、接続できない6つの原因と、今すぐ試せる10の対処法を詳しく解説します。正しい接続手順や、よくある誤解(iPhoneのミラーリングについて)まで網羅しています。

この記事を読めば、iPhoneとChromecastを接続して、テレビで動画を楽しめるようになります。

Contents
  1. iPhoneからChromecastに接続できない主な原因6つ
  2. 【今すぐ試せる】接続できない時の対処法10選
  3. iPhoneとChromecastの正しい接続手順
  4. よくある誤解:iPhoneの「画面ミラーリング」はChromecastでは使えない
  5. それでも接続できない場合
  6. FAQ(よくある質問)
  7. まとめ

iPhoneからChromecastに接続できない主な原因6つ

まずは、接続できない原因を把握しましょう。原因によって対処法が異なります。

iPhoneとChromecastが同じWi-Fiに接続されていない

最も多い原因がこれです。Chromecastは、同じWi-Fiネットワーク内にあるデバイスからしか接続を受け付けません。

よくあるパターン:

・iPhoneが4G/5Gのモバイル通信になっている

・iPhoneとChromecastが異なるWi-Fiに接続されている

・2.4GHzと5GHzで別のネットワークになっている

Google Homeアプリの設定が完了していない

Chromecastを使うには、iPhoneにGoogle Homeアプリをインストールし、初期セットアップを完了させる必要があります。セットアップが途中で止まっていたり、そもそもアプリがインストールされていなかったりすると接続できません。

Chromecastは、Google Homeアプリを通じてWi-Fi設定やデバイス管理を行います。アプリなしでは基本的に使用できません。

Wi-Fiルーターの問題(2.4GHzと5GHzの違い)

家庭用Wi-Fiルーターには「2.4GHz帯」と「5GHz帯」の2種類の周波数帯があります。iPhoneとChromecastが異なる周波数帯に接続されていると、お互いを認識できません。

周波数帯SSID例特徴
2.4GHzBuffalo-G-XXXX、aterm-XXXX-2g障害物に強い、遠くまで届く
5GHzBuffalo-A-XXXX、aterm-XXXX-5g高速だが障害物に弱い
初代Chromecast(第1世代)は2.4GHzにしか対応していません。5GHz帯のWi-Fiにしか接続していないiPhoneからは見つけられない場合があります。

Chromecast本体の不具合

Chromecast自体にフリーズや一時的な不具合が発生していることがあります。長時間使用し続けていると、動作が不安定になることがあります。

iPhoneのローカルネットワーク設定がオフになっている

iOS 14以降、アプリごとに「ローカルネットワーク」へのアクセス許可が必要になりました。Google Homeアプリやキャスト対応アプリでこの設定がオフになっていると、Chromecastを検出できません。

使いたいアプリがChromecastに対応していない

すべてのアプリがChromecastに対応しているわけではありません。キャストに対応していないアプリでは、キャストアイコンが表示されません。

対応している主なアプリ対応していない主なアプリ
YouTube、Netflix、Amazon Prime Video、Disney+、Hulu、ABEMA、U-NEXT、SpotifyApple TV+(非公式対応)、一部のローカルプレイヤーアプリ

【今すぐ試せる】接続できない時の対処法10選

原因がわかったところで、具体的な対処法を紹介します。効果が出やすい順に並べていますので、上から試してみてください。

対処法1:iPhoneとChromecastのWi-Fiを確認する

最初に確認すべきは、両方が同じWi-Fiネットワークに接続されているかどうかです。

iPhoneのWi-Fi確認:

1. 「設定」アプリを開く

2. 「Wi-Fi」をタップ

3. 接続中のネットワーク名(SSID)を確認

ChromecastのWi-Fi確認:

1. Google Homeアプリを開く

2. Chromecastのタイルをタップ

3. 右上の歯車アイコン →「デバイス情報」

4. 「Wi-Fi」欄で接続先を確認

iPhoneが「4G」や「5G」と表示されている場合は、Wi-Fiに接続されていません。Wi-Fiをオンにして、Chromecastと同じネットワークに接続してください。

対処法2:Google Homeアプリでセットアップを確認する

Google Homeアプリを開いて、Chromecastが正しく表示されているか確認します。

1. App StoreからGoogle Homeアプリをインストール(未インストールの場合)

2. Googleアカウントでログイン

3. ホーム画面でChromecastが表示されているか確認

4. 表示されない場合は「デバイスを追加」→「新しいデバイス」からセットアップ

出典:Google公式「Chromecast のセットアップ」

対処法3:iPhoneのローカルネットワーク設定を確認する

iOS 14以降で必須の確認項目です。

1. 「設定」アプリを開く

2. 下にスクロールして「Google Home」を探してタップ

3. 「ローカルネットワーク」がオンになっているか確認

4. オフの場合はオンに切り替える

YouTubeやNetflixなど、キャストしたいアプリでも同様に「ローカルネットワーク」がオンになっているか確認してください。

対処法4:Chromecastを再起動する

Chromecastの一時的な不具合を解消するため、再起動を行います。

Google Homeアプリから再起動する方法:

1. Google Homeアプリを開く

2. Chromecastのタイルをタップ

3. 右上の歯車アイコンをタップ

4. 右上の「︙」メニュー →「再起動」を選択

電源を抜いて再起動する方法:

1. ChromecastのUSBケーブルを電源から抜く

2. 30秒〜1分待つ

3. 再度接続する

対処法5:iPhoneを再起動する

iPhoneの一時的な不具合が原因の場合があります。

iPhone X以降:サイドボタンと音量ボタンを同時に長押し →「スライドで電源オフ」

iPhone 8以前:サイドボタン(または上部ボタン)を長押し →「スライドで電源オフ」

電源を切ってから30秒ほど待ち、再度電源を入れてください。

対処法6:Wi-Fiルーターを再起動する

ルーターの不具合で、デバイス間の通信がうまくいかないことがあります。

1. ルーターの電源を切る(コンセントを抜く)

2. 1〜2分待つ

3. 電源を入れ直す

4. 2〜3分待ってからWi-Fiに再接続

ルーターの再起動後、iPhoneとChromecastの両方が同じWi-Fiに自動接続されているか確認してください。

対処法7:Wi-Fiの周波数帯(2.4GHz/5GHz)を揃える

iPhoneとChromecastが同じ周波数帯のWi-Fiに接続されているか確認します。

最も確実な方法は、両方を2.4GHz帯のWi-Fiに接続することです。

1. iPhoneのWi-Fi設定で「2.4GHz」のSSID(末尾に「G」や「2g」が付くもの)に接続

2. Google HomeアプリでChromecastのWi-Fi設定を変更し、同じ2.4GHzのネットワークに接続

Chromecast with Google TVなど新しいモデルは2.4GHz/5GHz両対応ですが、古いモデルは2.4GHzのみ対応の場合があります。

対処法8:Google Homeアプリを再インストールする

アプリの不具合が原因の可能性があります。

1. Google Homeアプリを長押しして削除

2. iPhoneを再起動

3. App StoreからGoogle Homeを再インストール

4. Googleアカウントでログイン

5. Chromecastが表示されるか確認

対処法9:Chromecastを初期化(リセット)する

上記の方法で改善しない場合、Chromecastを工場出荷状態に戻します。

Chromecast with Google TVの場合:

1. Chromecastの背面にあるボタンを長押し

2. LEDが黄色に点滅し始めたらボタンを離す

3. 白く点滅してリセット完了

旧型Chromecastの場合:

1. 本体のボタンを25秒以上長押し

2. LEDがオレンジに点滅したらボタンを離す

3. リセット完了後、Google Homeアプリで再セットアップ

出典:Google公式「Chromecast を出荷時設定にリセットする」

対処法10:ルーターの「APアイソレーション」設定を確認する

一部のルーターには「APアイソレーション」「プライバシーセパレーター」という機能があります。この機能がオンになっていると、同じWi-Fiに接続していてもデバイス同士が通信できません。

1. ルーターの管理画面にアクセス(通常は192.168.1.1や192.168.0.1)

2. 「無線LAN設定」または「Wi-Fi設定」を開く

3. 「APアイソレーション」「プライバシーセパレーター」「ネットワーク分離」などの項目を探す

4. オンになっている場合はオフに変更

5. 設定を保存してルーターを再起動

この設定はセキュリティ向上のために有効化されていることがあります。オフにする場合は、ネットワークのセキュリティに注意してください。

iPhoneとChromecastの正しい接続手順

一度基本に立ち返り、正しい接続手順を確認しましょう。

初期セットアップの手順

1. ChromecastをテレビのHDMI端子に接続し、電源を入れる

2. テレビの入力をChromecastに切り替える(HDMI1など)

3. 画面の指示に従い、Google Homeアプリをダウンロード

4. Google Homeアプリを開き、Googleアカウントでログイン

5. 「デバイスを追加」→「新しいデバイス」をタップ

6. Chromecastが検出されたらタップして選択

7. テレビに表示されたコードとアプリの表示が一致するか確認

8. Chromecastに名前を付ける(リビングのテレビなど)

9. Wi-Fiネットワークを選択し、パスワードを入力

10. セットアップ完了

動画をキャストする手順(YouTube、Netflix等)

1. iPhoneでYouTubeやNetflixなど対応アプリを開く

2. 動画を再生する

3. 画面上部または下部にある「キャスト」アイコン(長方形にWi-Fiマーク)をタップ

4. 表示されたChromecastを選択

5. テレビで動画が再生される

キャスト中は、iPhoneがリモコン代わりになります。再生・一時停止・音量調整などはiPhoneから操作できます。

よくある誤解:iPhoneの「画面ミラーリング」はChromecastでは使えない

iPhoneユーザーがよく勘違いするポイントを解説します。

「キャスト」と「ミラーリング」の違い

機能キャスト(Chromecast)ミラーリング(AirPlay)
動作アプリが直接テレビに配信iPhone画面をそのままテレビに映す
対応デバイスChromecastApple TV、AirPlay対応テレビ
iPhoneでの操作アプリ内のキャストボタンコントロールセンター →「画面ミラーリング」
対応コンテンツ対応アプリの動画のみiPhoneの画面すべて

iPhoneのコントロールセンターにある「画面ミラーリング」は、Chromecastでは使用できません。これはApple独自のAirPlay機能であり、Apple TVやAirPlay対応テレビでのみ動作します。

「Chromecastが画面ミラーリングに表示されない」という問題を検索している方は、この違いを理解することが重要です。Chromecastでは、対応アプリ内の「キャスト」ボタンを使います。

iPhoneの画面をそのまま映したい場合の方法

iPhoneの画面をそのままテレビに映したい場合は、以下の方法があります。

方法必要なもの特徴
Apple TVApple TV(HD または 4K)AirPlayで完全対応、遅延少ない
AirPlay対応テレビ対応スマートテレビ追加機器不要
Lightning-HDMIアダプタ純正アダプタ + HDMIケーブル有線接続で安定
サードパーティアプリReplica等のアプリChromecastでミラーリング可(有料・遅延あり)

それでも接続できない場合

すべての対処法を試しても接続できない場合は、以下を検討してください。

Chromecastのファームウェアを確認する

Chromecastのソフトウェアが最新版か確認します。

1. Google Homeアプリを開く

2. Chromecastのタイルをタップ

3. 右上の歯車アイコン →「デバイス情報」

4. 「テクニカル情報」でファームウェアバージョンを確認

通常、Chromecastは自動でアップデートされます。極端に古いバージョンの場合は、電源を入れたまま数時間放置してみてください。

Googleサポートに問い合わせる

ハードウェアの不具合が疑われる場合は、Googleサポートに問い合わせましょう。

Google Chromecast サポート

購入から1年以内であれば、保証対象になる可能性があります。

別のストリーミングデバイスを検討する

iPhoneとの相性を重視するなら、以下のデバイスも選択肢になります。

デバイス価格帯iPhoneとの相性
Apple TV 4K19,800円〜◎(AirPlay完全対応)
Fire TV Stick4,980円〜○(AirPlay非対応だがアプリで対応可)
Chromecast with Google TV4,980円〜○(キャスト対応)

FAQ(よくある質問)

iPhoneの画面ミラーリングにChromecastが表示されないのはなぜ?

iPhoneの「画面ミラーリング」はAirPlay機能であり、Chromecastには対応していません。ChromecastにはAirPlayがありませんので、コントロールセンターには表示されません。Chromecastを使う場合は、対応アプリ内の「キャスト」ボタンを使用してください。

Google Homeアプリに「デバイスが見つかりません」と表示される場合は?

iPhoneとChromecastが同じWi-Fiに接続されているか確認してください。また、iPhoneの「設定」→「Google Home」→「ローカルネットワーク」がオンになっているか確認してください。それでも見つからない場合は、Chromecastを初期化して再セットアップを試してください。

YouTubeにキャストボタンが表示されないのはなぜ?

iPhoneとChromecastが同じWi-Fiに接続されていない可能性が高いです。Wi-Fi設定を確認してください。また、YouTubeアプリの「ローカルネットワーク」権限がオフになっている場合もキャストボタンが表示されません。

キャスト中に動画が途切れる・止まる場合は?

Wi-Fiの電波状況が不安定な可能性があります。ルーターに近づくか、5GHz帯のWi-Fiに切り替えてみてください。また、他のデバイスが帯域を使いすぎていないか確認してください。

Chromecastに接続中、iPhoneで他のアプリを使える?

はい、使えます。Chromecastへのキャストは、動画データを直接インターネットからChromecastが受信する仕組みです。iPhoneはリモコン代わりなので、他のアプリを使ったり画面をロックしたりしても再生は続きます。

iPhoneの写真や動画をChromecastでテレビに映せる?

Googleフォトアプリを使えば、Googleフォトにアップロードした写真や動画をChromecastでキャストできます。ただし、iPhoneの「写真」アプリから直接キャストする標準機能はありません。

まとめ

iPhoneからChromecastに接続できない問題の原因と対処法について解説しました。

この記事のポイント:

・最も多い原因は、iPhoneとChromecastが同じWi-Fiに接続されていないこと

・iPhoneの「ローカルネットワーク」設定がオンになっているか確認

・Wi-Fiの周波数帯(2.4GHz/5GHz)を揃える

・Chromecast・iPhone・ルーターの再起動で改善することが多い

・iPhoneの「画面ミラーリング」はChromecastでは使えない(キャストを使う)

・改善しない場合はChromecastの初期化を試す

まずは「対処法1:Wi-Fiの確認」と「対処法3:ローカルネットワーク設定の確認」を試してみてください。多くの場合はこの2つで解決します。

それでも接続できない場合は、Chromecastの再起動・初期化を試し、ルーターの設定(APアイソレーション)も確認してください。

iPhoneの画面をそのままテレビに映したい場合は、Chromecastではなく、Apple TVやAirPlay対応テレビ、または有線アダプタを使用する必要があります。