[simple-box4] 「スマートウォッチを買ったのに、通知が全然来ない…」「Bluetooth接続はできているはずなのに、LINEの通知だけ届かない」このような状況で困っていませんか?

Androidスマートフォンとスマートウォッチの通知連携は、正しく設定すれば非常に便利な機能です。しかしAndroid特有の省電力機能やバックグラウンド制限、メーカーごとのカスタム設定など、多くの要因が絡み合って通知トラブルを引き起こしています。

この記事では、スマートウォッチに通知が来ない原因を特定する方法から、Android・アプリ・スマートウォッチそれぞれの設定確認手順まで、すべてを網羅的に解説します。チェックリストに沿って順番に確認していけば、必ず原因を見つけて解決できるはずです。 [/simple-box4]


Contents
  1. スマートウォッチに通知が来ない原因を特定しよう
  2. 今すぐ試せる基本の対処法7つ
  3. Android特有の設定を徹底チェック
  4. アプリ別の通知設定ガイド
  5. スマートウォッチの種類別対処法
  6. それでも解決しない場合の対処法
  7. 通知トラブルを予防する設定と習慣
  8. よくある質問(FAQ)
  9. まとめ

スマートウォッチに通知が来ない原因を特定しよう

まず、通知が来ない原因を大きく3つに分類して理解しておきましょう。原因を正しく特定することで、効率的に問題を解決できます。

通知が来ない3つの主な原因

スマートウォッチに通知が届かない原因は、主に以下の3つに分けられます。

1つ目は接続の問題です。Bluetooth接続が不安定だったり、そもそも正しくペアリングができていなかったりするケースです。これは比較的わかりやすく、スマートウォッチの接続ステータスを確認すれば判断できます。

2つ目はAndroid側の設定です。Androidには省電力のためにバックグラウンドアプリの動作を制限する機能があり、これがスマートウォッチアプリの通知転送を妨げていることが非常に多いです。Android 12以降、この制限はより厳格になっています。

3つ目はアプリ側の設定です。スマートウォッチの専用アプリ(Wear OS by Google、Galaxy Wearable、Zeppなど)での通知設定、さらにはLINEやGmailなど各アプリ側での通知設定が正しくないケースです。

[concept-box1] 経験上、最も多い原因は2番目の「Android側の設定」です。Bluetoothは繋がっているのに通知だけ来ないという場合、ほぼ確実にAndroidの省電力機能やバックグラウンド制限が原因となっています。 [/concept-box1]

原因を特定するための簡単チェックリスト

以下のチェックリストで、あなたの状況を確認してみてください。

チェック項目はいいいえ
スマートウォッチに「接続中」と表示されている→ 接続は正常→ 接続の問題
スマホ側で通知は正常に表示される→ スマホは正常→ スマホの通知設定を確認
特定のアプリだけ通知が来ない→ アプリ個別の設定を確認→ Android全体の設定を確認
最近スマホをアップデートした→ アップデート後の設定変更を確認→ 他の原因を探る
最近スマートウォッチを購入/機種変更した→ 初期設定を再確認→ 他の原因を探る

スマートウォッチの種類による違いを確認

使用しているスマートウォッチの種類によって、対処法が異なる場合があります。

Wear OS搭載機(Galaxy Watch/Pixel Watch/TicWatch/Fossil等)は、Googleが開発した共通OSを使用しています。「Wear OS by Google」アプリまたはメーカー専用アプリ(Galaxy Wearableなど)を介して接続します。Android側との親和性が高く、設定も比較的シンプルです。

独自OS搭載機(Amazfit/Xiaomi Smart Band/HUAWEI Band/Garmin等)は、各メーカーが独自に開発したOSを使用しています。専用アプリ(Zepp、Mi Fitness、HUAWEI Health等)が必須で、通知の仕組みがWear OSとは異なります。「通知へのアクセス」という特別な権限が必要になることが多いです。

出典:Google「Wear OS by Google ヘルプ」


今すぐ試せる基本の対処法7つ

原因の特定ができたら、以下の対処法を順番に試してください。難易度の低いものから並べていますので、上から順に確認することをおすすめします。

対処法1:スマートウォッチとスマホを再起動する

最も基本的で、実は効果が高い対処法です。一時的なソフトウェアの不具合であれば、再起動だけで解決することが多くあります。

手順として、まずスマートウォッチの電源を完全にオフにします。次にAndroidスマートフォンを再起動します。スマホの再起動が完了したら、スマートウォッチの電源を入れます。

再起動後、自動的にBluetooth接続が復帰しない場合は、スマートウォッチアプリを開いて接続状況を確認してください。

[attention] スマホを「再起動」ではなく「シャットダウン→電源オン」で行うとより効果的です。Androidの高速起動機能が有効な場合、再起動では一部のプロセスがリセットされないことがあります。 [/attention]

対処法2:Bluetooth接続を確認・再接続する

Bluetooth接続が不安定な場合、通知が届かなくなることがあります。

確認手順として、Androidの「設定」から「接続済みのデバイス」を開きます。スマートウォッチが一覧に表示され、「接続済み」となっているか確認します。

接続が切れている場合は、スマートウォッチ専用アプリを開いて再接続を試みてください。それでも接続できない場合は、一度Bluetoothをオフにして数秒待ってから再度オンにすることで解決することがあります。

また、スマホとスマートウォッチの距離が離れすぎていないか確認してください。Bluetoothの通信距離は一般的に10m程度ですが、壁や障害物があると短くなります。

対処法3:スマートウォッチアプリの通知権限を確認する

スマートウォッチの専用アプリには、スマホの通知を読み取って転送する権限が必要です。この権限が無効になっていると、通知が届きません。

確認手順として、Androidの「設定」から「通知」を選択し、「デバイスとアプリの通知」または「通知へのアクセス」を開きます(Android バージョンにより名称が異なります)。

スマートウォッチの専用アプリ(Wear OS by Google、Galaxy Wearable、Zepp、Mi Fitnessなど)がリストにあることを確認し、トグルがオンになっているか確認します。

[concept-box1] 「通知へのアクセス」権限は、アプリがスマホに届いたすべての通知を読み取れるようになる強力な権限です。そのため、アプリのインストール時には自動で有効にならず、ユーザーが手動で許可する必要があります。これを忘れていると、永遠に通知が届きません。 [/concept-box1]

対処法4:Android本体の通知設定を確認する

Android側で通知自体がオフになっていると、スマートウォッチにも届きません。

確認手順として、「設定」から「アプリ」を開き、通知を受け取りたいアプリ(LINEなど)を選択します。「通知」の項目で、通知が「オン」になっているか確認します。

さらに、通知の詳細設定で「サイレント通知」になっていないか確認してください。サイレント通知に設定されている場合、スマートウォッチに転送されないことがあります。

対処法5:バッテリー最適化からアプリを除外する

Androidの省電力機能は、バックグラウンドで動作するアプリを制限することでバッテリーを節約します。しかし、これがスマートウォッチアプリの通知転送を妨げる最大の原因となっています。

設定手順として、「設定」から「アプリ」を開き、スマートウォッチの専用アプリを選択します。「バッテリー」の項目を開き、「バッテリー使用量を最適化」または「バックグラウンドでの使用を許可」の設定を確認します。

「制限なし」または「最適化しない」に設定することで、アプリがバックグラウンドでも常に動作し続け、通知を転送できるようになります。

出典:Google「Android ヘルプ – バッテリーを長持ちさせる」

対処法6:おやすみモード・サイレントモードを確認する

スマホやスマートウォッチが「おやすみモード」「サイレントモード」「集中モード」などになっていると、通知が抑制されます。

スマホ側の確認として、画面上部から下にスワイプしてクイック設定パネルを開き、「おやすみモード」「サイレント」「集中モード」などのアイコンがオンになっていないか確認します。

スマートウォッチ側でも同様のモードがある場合があります。Galaxy Watchの「通知をミュート」、Wear OSの「おやすみモード」など、機種によって名称は異なりますが、これらがオンになっていると通知が表示されません。

対処法7:スマートウォッチアプリを再インストールする

アプリの設定が破損している場合、再インストールで解決することがあります。

手順として、まずスマートウォッチとのペアリングを解除します。次にスマートウォッチの専用アプリをアンインストールし、Google Playストアから最新版を再インストールします。その後、改めてスマートウォッチとペアリングを行い、初期設定を進めてください。

[caution-box1] 再インストールを行うと、スマートウォッチ内のデータ(文字盤の設定など)がリセットされる場合があります。必要に応じてバックアップを取ってから実行してください。 [/caution-box1]


Android特有の設定を徹底チェック

基本の対処法で解決しなかった場合は、Android特有の詳細設定を確認していきましょう。AndroidはメーカーごとにカスタマイズされたUIを使用しているため、設定項目の名称や場所が異なることがあります。

バックグラウンド制限の解除方法

Androidのバックグラウンド制限は、バージョンアップごとに仕様が変更されています。ここではバージョン別の設定方法を解説します。

Androidバージョン別の手順(Android 12/13/14/15)

Android 12以降では、バッテリー管理が大幅に強化されました。

Android 12/13の場合、「設定」から「アプリ」を開き、スマートウォッチアプリを選択します。「バッテリー」から「バックグラウンドでの使用を許可」をオンにします。また、「設定」から「バッテリー」を開き、「バッテリーセーバー」がオンになっている場合は、スマートウォッチアプリを除外リストに追加します。

Android 14/15の場合、上記に加えて「設定」から「バッテリー」を開き、「バックグラウンドの使用制限」という項目を確認します。ここにスマートウォッチアプリが含まれていないか確認し、含まれている場合は制限を解除します。

メーカー別の追加設定(Samsung/OPPO/Xiaomi/Sony)

各メーカーは独自の省電力機能を搭載しているため、追加の設定が必要な場合があります。

Samsungの場合(One UI)、「設定」から「バッテリーとデバイスケア」を開き、「バッテリー」から「バックグラウンドでの使用制限」を確認します。スマートウォッチアプリが「スリープ状態のアプリ」「ディープスリープ状態のアプリ」に含まれていないか確認し、含まれていれば削除します。

OPPOの場合(ColorOS)、「設定」から「バッテリー」を開き、「省エネオプション」で「バックグラウンド消費電力をさらに節約」をオフにします。また、「アプリ管理」からスマートウォッチアプリを選択し、「省エネ」を「制限しない」に設定します。

Xiaomiの場合(MIUI)、「設定」から「アプリ」を開き、スマートウォッチアプリを選択して「自動起動」をオンにします。「バッテリーセーバー」から「アプリのバッテリーセーバー」で、スマートウォッチアプリを「制限なし」に設定します。

Sonyの場合(Xperia UI)、「設定」から「バッテリー」を開き、「省電力機能」の設定を確認します。「STAMINAモード」が有効な場合、スマートウォッチアプリを例外に追加します。

通知へのアクセス権限を許可する

独自OS搭載のスマートウォッチ(Amazfit、Xiaomi Band、HUAWEI Bandなど)では、「通知へのアクセス」という特別な権限が必要です。

設定手順として、「設定」から「アプリと通知」または「通知」を開きます。「特別なアプリアクセス」または「詳細設定」を選択し、「通知へのアクセス」を開きます。スマートウォッチの専用アプリ(Zepp、Mi Fitness、HUAWEI Health等)を見つけ、トグルをオンにします。

権限を許可すると確認ダイアログが表示されます。これはセキュリティ上の警告ですが、通知機能を使うためには許可が必要です。

データセーバーと通知の関係

「データセーバー」機能が有効な場合、一部のアプリのバックグラウンド通信が制限されることがあります。

確認手順として、「設定」から「ネットワークとインターネット」を開き、「データセーバー」を確認します。オンになっている場合は、「データセーバー使用中でもデータ使用を許可するアプリ」にスマートウォッチアプリを追加してください。

Google Play開発者サービスの確認

Wear OS搭載のスマートウォッチは、「Google Play開発者サービス」に依存しています。このサービスに問題があると、通知を含む様々な機能に影響が出ます。

確認手順として、「設定」から「アプリ」を開き、「Google Play開発者サービス」を選択します。「ストレージとキャッシュ」から「キャッシュを削除」を実行し、「バッテリー」の設定で「制限なし」になっているか確認します。

また、Google Playストアを開いて「Google Play開発者サービス」のアップデートがないか確認してください。

出典:Google Play開発者サービスヘルプ


アプリ別の通知設定ガイド

特定のアプリだけ通知が来ない場合は、そのアプリ個別の設定を確認する必要があります。ここでは特に問い合わせの多いアプリについて解説します。

LINEの通知をスマートウォッチに届ける設定

LINEは最も通知トラブルの問い合わせが多いアプリです。以下の設定をすべて確認してください。

LINE側の設定として、LINEアプリを開き、「ホーム」タブから「設定(歯車アイコン)」を選択します。「通知」を開き、「通知」のトグルがオンになっているか確認します。「新規メッセージ」「グループへの招待」など、受け取りたい通知の種類がオンになっているか確認します。

さらに下にスクロールして「連動していないアプリ」という項目がないか確認してください。ここにスマートウォッチアプリが表示されている場合、通知が届きません。

Android側の設定として、「設定」から「アプリ」を開き、「LINE」を選択します。「通知」で「通知を許可」がオンになっているか確認し、「メッセージ通知」などの各カテゴリがオンになっているか確認します。「サイレント」ではなく「デフォルト」または「アラートを受け取る」になっているか確認します。

[concept-box1] LINEの通知がスマートウォッチに届かない場合、最も多い原因は「バッテリー最適化」によるLINEアプリのバックグラウンド制限です。LINEアプリ自体のバッテリー設定を「制限なし」に変更することで解決するケースが多くあります。 [/concept-box1]

Gmailの通知設定と注意点

Gmailの通知は、受信トレイの設定によっても挙動が変わります。

Gmail側の設定として、Gmailアプリを開き、左上のメニューから「設定」を選択します。通知を受け取りたいアカウントを選択し、「通知」の設定を確認します。「すべて」を選択すると全てのメールで通知が届きますが、「高優先度のみ」では重要と判断されたメールのみ通知されます。

また、Gmailは「プロモーション」「ソーシャル」などのカテゴリに自動分類されたメールは通知しないことがあります。「メイン」カテゴリに届いたメールのみ通知される設定になっている場合があるため、確認してください。

その他のアプリ(Slack、X、Instagram等)の設定

各アプリには独自の通知設定があります。共通して確認すべきポイントは以下の通りです。

アプリ内の通知設定で通知がオンになっているか、Androidの「設定」から「アプリ」で当該アプリの通知が許可されているか、通知カテゴリ(メンション、DM、いいねなど)が個別にオンになっているかを確認してください。

特にSlackなどのビジネスチャットツールでは、「アクティブ時は通知しない」「デスクトップでアクティブな場合はモバイルに通知しない」などの設定があり、これが原因でスマートウォッチに届かないことがあります。


スマートウォッチの種類別対処法

使用しているスマートウォッチの種類によって、追加で確認すべき設定があります。

Wear OS搭載機(Galaxy Watch/Pixel Watch/TicWatch等)

Wear OS搭載機は、スマートウォッチ側でも通知設定を行う必要があります。

スマートウォッチの設定アプリを開き、「アプリと通知」または「通知」を選択します。通知を表示するアプリがオンになっているか確認し、「通知をミュート」や「おやすみモード」がオフになっているか確認します。

また、スマホ側の「Wear OS by Google」アプリを開き、「通知」の設定で、転送したいアプリがすべてオンになっているか確認してください。

Galaxy Watchの場合は「Galaxy Wearable」アプリを使用します。「ウォッチの設定」から「通知」を開き、「スマートフォンの通知をウォッチに表示」がオンになっているか、各アプリの通知転送設定を確認します。

出典:Samsung「Galaxy Watch 通知設定」

独自OS搭載機(Amazfit/Xiaomi Band/HUAWEI Band等)

独自OS搭載機は、「通知へのアクセス」権限が特に重要です。

各メーカーの専用アプリ(Zepp、Mi Fitness、HUAWEI Health等)を開き、接続中のデバイスを選択します。「アプリ通知」または「アプリアラート」の設定を開き、通知を受け取りたいアプリにチェックを入れます。

一部のアプリでは「システムアプリの通知」と「サードパーティアプリの通知」が分かれている場合があります。通常、LINEなどは「サードパーティアプリ」に分類されます。

[attention] 独自OS搭載の格安スマートウォッチでは、一度にペアリングできるスマホは1台のみで、機種変更時に設定が引き継がれないことが多いです。新しいスマホでは最初から設定をやり直す必要があります。 [/attention]

Apple Watchユーザーが陥りやすい誤解

この記事を検索される方の中には、Apple WatchをAndroidスマートフォンで使おうとしている方もいるかもしれません。

重要な注意点として、Apple WatchはiPhone専用です。Androidスマートフォンとはペアリングできません。これはAppleの仕様であり、サードパーティアプリを使用しても基本的に接続できません。

Androidスマートフォンでスマートウォッチを使いたい場合は、Wear OS搭載機または独自OS搭載機から選ぶ必要があります。


それでも解決しない場合の対処法

ここまでの設定をすべて確認しても解決しない場合は、より踏み込んだ対処法を試してみましょう。

ペアリングを解除して再設定する

設定の不整合やキャッシュの問題がある場合、ペアリングをやり直すことで解決することがあります。

手順として、スマートウォッチの専用アプリを開き、デバイスの設定から「ペアリングを解除」または「接続解除」を選択します。Androidの「設定」から「接続済みのデバイス」を開き、スマートウォッチを「削除」します。

スマートウォッチを再起動し、専用アプリから改めてペアリング設定を行います。この際、通知権限などの設定を再度確認しながら進めてください。

スマートウォッチを初期化する

スマートウォッチ側のソフトウェアに問題がある場合、初期化で解決することがあります。

Wear OS搭載機の場合、スマートウォッチの「設定」から「システム」を開き、「接続解除とリセット」または「リセット」を選択します。

独自OS搭載機の場合、スマートウォッチの「設定」から「システム」または「その他」を開き、「工場出荷時の設定に戻す」「初期化」などの項目を選択します。

[caution-box1] 初期化を行うと、スマートウォッチ内のすべてのデータ(文字盤、アプリ、ヘルスデータなど)が削除されます。実行前に必要なデータのバックアップを取ってください。 [/caution-box1]

スマホのネットワーク設定をリセットする

Bluetoothの設定情報が破損している場合、ネットワーク設定のリセットで解決することがあります。

「設定」から「システム」を開き、「リセットオプション」または「リセット」を選択します。「ネットワーク設定をリセット」を実行します。

この操作を行うと、Wi-FiやBluetoothのペアリング情報がすべて削除されます。他のBluetooth機器(イヤホンなど)も再ペアリングが必要になるため、注意してください。

故障を疑うべきサイン

以下の状況に当てはまる場合は、ハードウェアの故障を疑う必要があります。

スマートウォッチが他のスマホでも同様の症状が出る場合、スマートウォッチのBluetooth自体が他の機器でも認識されない場合、初期化しても全く改善しない場合、購入直後から一度も通知が届いたことがない場合は、メーカーのサポートや販売店への相談を検討してください。

保証期間内であれば、無償修理や交換の対象となる可能性があります。


通知トラブルを予防する設定と習慣

問題が解決したら、今後同じトラブルを繰り返さないための予防策を講じておきましょう。

アップデート後に確認すべき設定

AndroidのOSアップデートやアプリのアップデート後には、設定がリセットされることがあります。

特にAndroidのメジャーアップデート(例:Android 13からAndroid 14へ)の後は、バッテリー最適化の設定、通知権限の設定、バックグラウンド制限の設定を再確認してください。

アップデート後に通知が来なくなった場合は、まずこれらの設定が変更されていないかを確認することが解決への近道です。

バッテリー消費と通知のバランス

スマートウォッチへの通知を確実に届けるためには、関連アプリのバックグラウンド動作を許可する必要があります。これはバッテリー消費の増加につながる可能性があります。

バランスを取るコツとして、通知が必要なアプリだけバックグラウンド制限を解除し、使用頻度の低いアプリは制限したままにするという方法があります。また、通知を受け取る時間帯を設定できるアプリでは、必要な時間帯だけ通知をオンにすることも有効です。

定期的なアプリキャッシュのクリア

スマートウォッチアプリのキャッシュが蓄積すると、動作が不安定になることがあります。

月に1回程度、「設定」から「アプリ」を開き、スマートウォッチアプリの「ストレージとキャッシュ」から「キャッシュを削除」を実行することをおすすめします。「データを削除」はペアリング情報も消えてしまうため、注意が必要です。


よくある質問(FAQ)

電話の通知は来るのにLINEだけ来ないのはなぜ?

電話はAndroidの基本機能として通知されるのに対し、LINEはアプリ側の設定に依存しています。LINEアプリ内の通知設定、Android側でのLINEの通知許可設定、LINEアプリのバッテリー最適化設定をそれぞれ確認してください。特にバッテリー最適化でLINEが制限されていると、バックグラウンドでの通知取得ができなくなります。

通知は来るけど内容が表示されない場合は?

これはAndroidのプライバシー設定に関係しています。「設定」から「通知」を開き、「機密性の高い通知」または「ロック画面の通知」の設定を確認してください。「内容を非表示」になっている場合、スマートウォッチでも通知内容が表示されません。また、各アプリの通知設定で「内容をプレビュー」がオフになっていないかも確認してください。

接続は正常なのに通知が遅れて届く場合は?

通知の遅延は、バッテリー最適化による同期間隔の延長が原因であることが多いです。スマートウォッチアプリとGoogle Play開発者サービスのバッテリー最適化を「制限なし」に設定してください。また、「データセーバー」が有効な場合も遅延の原因となるため、確認してください。

新しいスマホに機種変更したら通知が来なくなった場合は?

機種変更時には、スマートウォッチのペアリングをやり直す必要があります。古いスマホでペアリングを解除し、新しいスマホで改めてペアリング設定を行ってください。その際、通知へのアクセス権限、バッテリー最適化の除外設定、各アプリの通知許可を忘れずに設定してください。バックアップからの復元では、これらの設定が引き継がれないことがあります。

通知が来すぎて困る場合の設定は?

通知が多すぎる場合は、スマートウォッチアプリの設定で、通知を受け取るアプリを選別できます。重要なアプリ(電話、メッセージ、LINE等)だけオンにし、SNSやニュースアプリなどはオフにすることで、必要な通知だけを受け取れます。また、時間帯を指定して通知を制限する「おやすみモード」の活用も効果的です。


まとめ

Androidスマートフォンとスマートウォッチの通知連携は、正しく設定すれば確実に機能します。通知が来ない場合のチェックポイントを整理しておきましょう。

まず確認すべきは、Bluetooth接続が正常か、スマートウォッチアプリの「通知へのアクセス」権限が許可されているかです。これらが問題なければ、Androidの「バッテリー最適化」設定でスマートウォッチアプリが制限されていないか確認してください。

特にAndroid 12以降では省電力機能が強化されており、バックグラウンド制限が通知トラブルの最大の原因となっています。Samsung、OPPO、Xiaomiなどメーカー独自の省電力機能も併せて確認が必要です。

LINEなど特定のアプリだけ通知が来ない場合は、そのアプリ自体の通知設定とバッテリー設定も確認してください。

すべての設定を確認しても解決しない場合は、ペアリングの再設定やスマートウォッチの初期化を試みてください。それでも改善しない場合は、ハードウェアの故障を疑い、メーカーサポートへの相談を検討しましょう。

この記事で紹介したチェックリストに沿って確認していけば、ほとんどのケースで問題を解決できるはずです。快適なスマートウォッチライフをお過ごしください。