この記事で分かること

  • 配信者に必要な上り速度の目安と計算方法
  • Twitch・YouTube等プラットフォーム別の推奨スペック
  • 配信者におすすめの光回線3選と選び方
  • プロ配信者・ストリーマーが実際に使っている回線

「配信中にカクついて視聴者に迷惑をかけたくない…」

「上り速度ってどのくらいあればいいの?」

ゲーム配信やライブ配信を始めようとすると、必ず直面するのが「回線問題」です。

実は、配信で重要なのは「下り速度」ではなく「上り速度」。ここを理解していないと、高い回線を契約しても配信が途切れてしまいます。

この記事では、配信者・ストリーマー目線で光回線の選び方を徹底解説。必要な上り速度の計算方法から、プロも使うおすすめ回線まで、すべてお伝えします。

配信者が知るべき「上り速度」の基礎知識

まず、配信に必要な回線スペックの基本を押さえましょう。

なぜ配信者には「上り速度」が重要なのか

回線速度には「下り(ダウンロード)」と「上り(アップロード)」の2種類があります。

  • 下り速度:インターネットからデータを受け取る速度(動画視聴、ゲームダウンロード等)
  • 上り速度:インターネットにデータを送信する速度(配信、動画アップロード等)

一般的なインターネット利用では「下り速度」が重視されますが、配信者にとって最重要なのは「上り速度」です。

なぜなら、ライブ配信はあなたのPCから配信サーバーへリアルタイムでデータを送り続ける作業だからです。

上り速度が不足していると、配信映像がカクついたり、音声が途切れたり、最悪の場合は配信が強制終了してしまいます。

配信に必要な上り速度の目安

では、実際にどのくらいの上り速度があれば安心なのでしょうか?

配信に必要な上り速度の目安

配信内容必要な上り速度推奨上り速度
720p / 30fps 配信3〜5 Mbps10 Mbps以上
1080p / 30fps 配信5〜8 Mbps15 Mbps以上
1080p / 60fps 配信8〜12 Mbps20 Mbps以上
4K / 60fps 配信20〜35 Mbps50 Mbps以上
ゲーム配信(ゲーム+配信同時)15〜20 Mbps30 Mbps以上

配信者の場合、上り速度は最低でも30Mbps以上あると安心です。これは「配信ビットレート」に対して余裕を持った速度を確保するためです。

上り速度とビットレートの関係【計算式】

配信で設定する「ビットレート」と、必要な「上り速度」には密接な関係があります。

必要な上り速度の計算式

 必要な上り速度 = 設定ビットレート × 1.5〜2倍

例:6,000kbps(6Mbps)で配信する場合 → 必要な上り速度:9〜12Mbps

※安定した配信のためには「上り速度の70%以下」にビットレートを抑えるのが理想

例:上り速度が30Mbpsの場合 → 推奨ビットレート:21Mbps(21,000kbps)以下

回線速度は常に一定ではなく、時間帯や混雑状況で変動します。ビットレートを上り速度ギリギリに設定すると、速度低下時に配信が途切れるリスクがあります。余裕を持った設定が重要です。

配信プラットフォーム別|推奨ビットレートと必要上り速度

配信するプラットフォームによって、推奨されるビットレートが異なります。それぞれの推奨値と、必要な上り速度をまとめました。

Twitch(ツイッチ)の推奨設定

解像度推奨ビットレート必要上り速度
720p / 30fps3,000 kbps6 Mbps以上
720p / 60fps4,500 kbps9 Mbps以上
1080p / 60fps6,000 kbps12 Mbps以上

Twitchの公式上限は6,000kbps(6Mbps)とされています。ただし、実際には8,500kbpsまで受け付ける場合もあります。

Twitchでは、パートナー以外のユーザーは視聴者側にトランスコード(画質変換)オプションが表示されない場合があります。高ビットレートで配信すると、回線が弱い視聴者が見られなくなる可能性があるため、6,000kbps以下に抑えるのが無難です。

YouTube Live(ユーチューブライブ)の推奨設定

解像度推奨ビットレート必要上り速度
720p / 30fps1,500〜4,000 kbps8 Mbps以上
720p / 60fps2,250〜6,000 kbps12 Mbps以上
1080p / 60fps4,500〜9,000 kbps18 Mbps以上
4K / 60fps20,000〜51,000 kbps50 Mbps以上

YouTube Liveはビットレートの上限が51,000kbpsと非常に高く、高画質配信に向いています。4K配信も可能なため、将来的に高画質配信を目指す方にはYouTubeがおすすめです。

ニコニコ生放送・ツイキャスの推奨設定

プラットフォームビットレート上限必要上り速度
ニコニコ生放送6,000 kbps12 Mbps以上
ツイキャス(通常)1,000 kbps3 Mbps以上
ツイキャス(超高画質)60,000 kbps100 Mbps以上

【重要】同時配信・ゲーム配信の場合

ゲームをプレイしながら配信する場合、または複数プラットフォームへの同時配信を行う場合は、さらに多くの帯域が必要です。

ゲーム配信・同時配信に必要な上り速度

 ゲーム+配信の場合

  • ゲーム通信:5〜10 Mbps
  • 配信(1080p/60fps):10〜15 Mbps
  • 合計:30 Mbps以上を推奨

同時配信(Twitch+YouTube等)の場合

  • 各プラットフォームのビットレート × プラットフォーム数
  • 例:6Mbps × 2 = 12Mbps → 推奨上り速度:30 Mbps以上 

配信者として本格的に活動するなら、上り速度は50Mbps以上あると安心です。光回線の実測値で上り50Mbps以上を安定して出せる回線を選びましょう。

【2026年最新】配信者におすすめの光回線3選

配信者目線で、上り速度・安定性・コスパを重視したおすすめ光回線を厳選しました。

1位:NURO光|上り速度最強!プロ配信者御用達

配信者に最もおすすめ

最大速度下り2Gbps / 上り1Gbps
実測上り速度(平均)655 Mbps前後
月額料金戸建て:5,200円〜 / マンション:2,090円〜
工事費44,000円 → 実質無料
契約期間2年または3年

配信者にNURO光が最適な理由

  • 上り最大1Gbpsは他社の約2倍(フレッツ光系は上り最大1Gbpsだが実測は100〜300Mbps程度)
  • 独自回線のため、夜間のゴールデンタイムでも速度低下しにくい
  • 実測でも上り600Mbps以上を記録しており、4K配信も余裕
  • 多くのプロ配信者・ストリーマーが使用している実績

NURO光のデメリット

  • 提供エリアが24都道府県に限定されている
  • 開通工事に2〜3ヶ月かかることがある
  • マンションによっては導入できない場合あり

ガジェハック編集部
ガジェハック編集部
NURO光は「上り速度」で他社を圧倒しています。配信者として本格的に活動するなら、まずNURO光を検討してください。エリア対象外の方は次の選択肢をチェック!

2位:auひかり|NURO光エリア外ならコレ

独自回線で安定

最大速度下り1Gbps / 上り1Gbps(10ギガプランあり)
実測上り速度(平均)約100〜150 Mbps
月額料金戸建て:5,610円〜 / マンション:4,180円〜
工事費実質無料
スマホセット割auスマートバリューで最大1,100円/月割引

auひかりのメリット

  • KDDI独自回線で夜間の混雑に強い
  • NURO光より対応エリアが広い
  • au・UQモバイルユーザーはスマホ割でお得
  • 高性能WiFiルーター無料プレゼント

auひかりのデメリット

  • NURO光ほどの上り速度は出ない(ただし配信には十分)
  • 一部エリアで提供されていない
  • 解約時に撤去工事費が発生する場合あり

3位:GMOとくとくBB光|縛りなしでコスパ重視

初心者・お試しに最適

最大速度下り1Gbps / 上り1Gbps(10ギガプランあり)
実測上り速度(平均)約200〜300 Mbps
月額料金戸建て:4,818円〜 / マンション:3,773円〜
工事費実質無料
契約期間なし(解約金0円)

GMOとくとくBB光のメリット

  • 契約期間の縛りなし、いつでも解約できる安心感
  • IPv6 IPoE標準対応で夜間も速度低下しにくい
  • 全国対応(フレッツ光エリア)
  • 月額料金が比較的安い

GMOとくとくBB光のデメリット

  • 独自回線ではないため、地域によっては混雑の影響を受ける可能性
  • NURO光やauひかりほどの上り速度は期待できない

【比較表】配信者向け光回線3選

3社比較表

項目NURO光auひかりGMOとくとくBB光
上り最大速度1Gbps1Gbps1Gbps
上り実測(平均)655 Mbps100〜150 Mbps200〜300 Mbps
回線種別独自回線独自回線フレッツ光コラボ
月額(戸建て)5,200円〜5,610円〜4,818円〜
契約期間2年/3年2年/3年なし
おすすめ層本格配信者auユーザーコスパ重視・初心者

NURO光auひかり


配信者が回線を選ぶときのチェックポイント

光回線を選ぶ際に、配信者が特にチェックすべきポイントをまとめました。

① 上り速度の「実測値」を確認する

「最大速度」ではなく「実測値」で比較することが重要です。

最大速度はあくまで理論値であり、実際に出る速度とは大きく異なります。

実測値の確認方法

② 「独自回線」か「フレッツ光コラボ」か

光回線は大きく分けて「独自回線」と「フレッツ光コラボ」の2種類があります。

独自回線フレッツ光コラボ
代表サービスNURO光、auひかりドコモ光、ソフトバンク光、GMO光等
混雑の影響受けにくい受けやすい
上り速度速い傾向普通
エリア限定的全国対応
配信者には「独自回線」がおすすめです。夜間のゴールデンタイム(19時〜23時)でも速度低下しにくく、安定した配信が可能です。

③ IPv6(IPoE)に対応しているか

フレッツ光コラボを選ぶ場合は、IPv6 IPoEに対応しているサービスを選びましょう。

IPv6 IPoEは従来のIPv4 PPPoEと比べて混雑しにくく、夜間の速度低下を軽減できます。

④ ルーターの性能も重要

いくら回線が速くても、ルーターがボトルネックになると意味がありません

配信者向けルーターのチェックポイント

  • 有線LANポートが1Gbps以上対応
  • IPv6 IPoE対応
  • QoS(優先度設定)機能付き
  • できれば2.5Gbps対応のゲーミングルーター

配信が途切れる・カクつく場合の対処法

すでに光回線を契約しているのに配信が不安定な場合は、以下の対処法を試してみてください。

対処法① 有線接続に切り替える

Wi-Fiで配信している場合は、必ず有線LAN接続に切り替えてください

Wi-Fiは電波干渉や距離の影響で速度が不安定になりやすく、配信には向いていません。

対処法② ビットレートを下げる

上り速度が不足している場合は、OBSなどの配信ソフトでビットレートを下げてみましょう。

ビットレート調整の目安 上り速度の70%以下にビットレートを設定 例:上り20Mbpsの場合 → 14,000kbps(14Mbps)以下

対処法③ 不要なアプリ・タブを閉じる

バックグラウンドで動作するアプリが通信帯域を消費している可能性があります。

特に以下は閉じておきましょう。

  • クラウドストレージの同期(Dropbox、Google Drive等)
  • 動画のストリーミング再生
  • 自動アップデート

対処法④ 速度テストで現状を確認

現在の上り速度を確認し、配信に必要な速度が出ているかチェックしましょう。

おすすめ速度テストサイト

※「上り速度」が30Mbps以下の場合は、回線の見直しを検討してください。

よくある質問(FAQ)

Q. ポケットWiFiやホームルーターでも配信できる?

技術的には可能ですが、おすすめしません。ポケットWiFiやホームルーター(WiMAX、ソフトバンクエアー等)は上り速度が遅く、通信制限もあるため、安定した配信には不向きです。本格的な配信活動には光回線が必須です。

Q. マンションでも配信できる?

マンションでも光回線が導入されていれば配信可能です。ただし、マンションタイプは戸建てより速度が遅い場合があります。特に「VDSL方式」のマンションは最大100Mbpsに制限されるため、光配線方式のマンションを選ぶか、NURO光のマンションプラン(forマンション)の導入を検討してください。

Q. 配信初心者におすすめの回線は?

これから配信を始める初心者の方には、GMOとくとくBB光がおすすめです。契約期間の縛りがなく、合わなければいつでも解約できます。配信活動が軌道に乗ってきたら、NURO光やauひかりへの乗り換えを検討しても良いでしょう。

Q. NURO光のエリア外だったらどうすればいい?

NURO光エリア外の場合は、auひかりを第一候補としてください。auひかりも独自回線のため、フレッツ光コラボより安定した上り速度が期待できます。auひかりもエリア外の場合は、IPv6対応のフレッツ光コラボ(GMOとくとくBB光など)を検討しましょう。

Q. 10ギガプランは必要?

現時点では、多くの配信者にとって1ギガプランで十分です。4K配信や同時多数配信を行わない限り、10ギガプランのメリットを活かしきれません。ただし、将来的に4K配信や高ビットレート配信を予定している場合は、10ギガプラン対応の回線を選んでおくと安心です。

まとめ

この記事のまとめ

  • 配信者に重要なのは「下り速度」ではなく「上り速度」
  • 1080p/60fps配信には上り20Mbps以上、ゲーム配信なら30Mbps以上を推奨
  • ビットレートは「上り速度の70%以下」に設定すると安定
  • 配信者には独自回線(NURO光・auひかり)がおすすめ
  • 上り実測値最強はNURO光(平均655Mbps)
  • コスパ・縛りなしならGMOとくとくBB光が安心

配信の品質は、回線品質に大きく左右されます。

「配信がカクつく」「途切れる」という悩みを抱えているなら、上り速度を重視した光回線への乗り換えを検討してみてください。

特にNURO光は、上り実測値で他社を圧倒しており、多くのプロ配信者・ストリーマーが愛用しています。

まずはエリア確認から始めてみましょう。

NURO光で快適な配信環境を手に入れる