「大切な写真を誤って削除してしまった」 「HDDが突然認識されなくなった」

こんな時、頼りになるのがデータ復元ソフトです。中でも「ファイナルデータ」と「EaseUS Data Recovery Wizard」は、最も知名度の高い2大ソフトとして比較されることが多いです。

どちらも高い復元能力を持っていますが、料金体系やサポート体制、得意な復元シナリオなどに違いがあります。この記事では、両ソフトを徹底比較し、あなたの状況に合った最適なソフトを選べるよう解説します。

ファイナルデータとは

ファイナルデータは、AOSデータ株式会社が開発・販売する日本製のデータ復元ソフトです。

1999年の発売以来、20年以上の実績があり、日本国内のデータ復元ソフト市場でシェアNo.1を誇ります。官公庁や大企業での導入実績も多く、日本のデータ復元ソフトの代名詞的存在です。

参考:AOSデータ株式会社 公式サイト

ファイナルデータの特徴

・日本企業が開発・販売
・20年以上の実績、国内シェアNo.1
・日本語サポートが充実
・官公庁・大企業での導入実績多数

EaseUS Data Recovery Wizardとは

EaseUS Data Recovery Wizardは、中国のEaseUS Software社が開発するデータ復元ソフトです。

世界160カ国以上で利用されており、グローバルでの知名度は非常に高いです。直感的なインターフェースと、比較的リーズナブルな価格設定が特徴で、個人ユーザーを中心に人気を集めています。

参考:EaseUS公式サイト

EaseUSの特徴

・中国企業が開発(日本法人あり)
・世界160カ国以上で利用
・直感的で使いやすいインターフェース
・比較的リーズナブルな価格設定

基本スペック比較表

両ソフトの基本スペックを表で比較します。

項目ファイナルデータEaseUS
開発元AOSデータ株式会社(日本)EaseUS Software(中国)
発売年1999年2004年
対応OSWindows / MacWindows / Mac
無料版あり(スキャンのみ)あり(2GBまで復元可)
日本語対応完全対応対応
日本語サポート電話・メール対応メール・チャット対応

料金プランを徹底比較

データ復元ソフトを選ぶ上で、料金は重要な比較ポイントです。両ソフトの料金体系を詳しく見ていきましょう。

ファイナルデータの料金体系

ファイナルデータは、用途に応じた複数のエディションが用意されています。

エディション主な機能参考価格(税込)
ファイナルデータ11plus 特別復元版通常の削除データ復元約7,110円
ファイナルデータ11plus 特別復元版 ダウンロード版同上(ダウンロード)約6,930円
ファイナルデータ11plus 復元+Office修復Office文書の修復機能付き約10,180円

注意点:ファイナルデータは買い切り型のライセンスです。一度購入すれば追加費用なく使い続けられますが、メジャーバージョンアップ時には再購入が必要になる場合があります。

EaseUSの料金体系

EaseUS Data Recovery Wizardは、月額・年額・永久ライセンスから選べます。

プランライセンス期間参考価格(税込)
Pro(月額)1ヶ月約9,790円
Pro(年額)1年間約13,090円
Pro(永久)永久約19,690円
Technician永久(複数PC対応)約39,468円

ポイント:EaseUSは月額プランがあるため、「一度だけ復元したい」という場合は月額で済ませることも可能です。ただし、月額でも約1万円かかるため、長期的に使う可能性があるなら永久ライセンスの方がお得です。

無料版でできることの違い

両ソフトとも無料版がありますが、できることに大きな違いがあります。

機能ファイナルデータ無料版EaseUS無料版
スキャン○ 可能○ 可能
プレビュー○ 可能○ 可能
復元× 不可○ 2GBまで可能

重要な違い

・ファイナルデータ無料版:スキャンとプレビューのみ。復元するには有料版の購入が必要。
・EaseUS無料版:2GBまでなら実際に復元が可能。少量のファイルなら無料で済む可能性あり。

この違いは大きいです。「まず復元できるか試したい」という場合、EaseUSの無料版なら実際に復元まで試せます。一方、ファイナルデータは「復元できるファイルがある」ことは確認できますが、実際の復元には購入が必要です。

復元機能・対応範囲の比較

データ復元ソフトを選ぶ上で最も重要なのは「自分のデータを復元できるか」です。両ソフトの対応範囲を比較します。

対応ファイル形式

両ソフトとも、ほぼすべてのファイル形式に対応しています。

対応ファイル形式(両ソフト共通)

・画像:JPG、PNG、GIF、BMP、RAW、PSD など
・動画:MP4、AVI、MOV、MKV、WMV など
・音声:MP3、WAV、AAC、FLAC など
・文書:Word、Excel、PowerPoint、PDF など
・圧縮:ZIP、RAR、7z など
・その他:メール、データベースなど

ファイル形式の対応範囲では、両ソフトに大きな差はありません。

対応デバイス・メディア

復元対象となるデバイスやメディアの対応状況です。

デバイス・メディアファイナルデータEaseUS
内蔵HDD/SSD
外付けHDD/SSD
USBメモリ
SDカード
NAS○(一部モデル)
デジカメ内蔵メモリ
スマートフォン△(別製品で対応)△(別製品で対応)

デバイス対応範囲も両ソフトでほぼ同等です。

復元シナリオ別の対応状況

どのような状況でデータが消えたかによって、復元の難易度が変わります。

復元シナリオファイナルデータEaseUS
誤削除(ゴミ箱空にした後)○ 得意○ 得意
フォーマット後○ 対応○ 対応
パーティション消失○ 対応○ 対応
システムクラッシュ○ 対応○ 対応
ウイルス被害○ 対応○ 対応
物理障害(異音・認識不可)× 対応不可× 対応不可

重要:HDDから異音がする、まったく認識されないなどの物理障害の場合、ソフトウェアでの復元は不可能です。この場合は専門のデータ復旧業者への依頼が必要になります。

操作性・使いやすさの比較

実際に使う上での操作性を比較します。

インターフェースの違い

ファイナルデータは、日本企業らしい丁寧な説明が特徴です。各機能に詳しい説明が付いており、初めてでも何をすればいいか理解しやすい設計になっています。ただし、やや画面が情報過多に感じる場合もあります。

EaseUSは、シンプルでモダンなインターフェースが特徴です。3ステップ(スキャン→プレビュー→復元)で完結する分かりやすい設計で、直感的に操作できます。

復元までの手順

両ソフトとも、基本的な復元手順は似ています。

データ復元の基本手順

1. ソフトをインストール・起動
2. 復元したいドライブ/メディアを選択
3. スキャンを実行
4. 復元したいファイルを選択
5. 復元先を指定して復元実行

初心者でも使いやすいのはどっち?

初心者向けの使いやすさ

・EaseUS:シンプルなインターフェースで迷わない。3ステップで復元完了。
・ファイナルデータ:日本語の説明が丁寧。困ったときのヘルプが充実。

どちらも初心者でも使えるレベルですが、「とにかくシンプルに」ならEaseUS、「丁寧な説明が欲しい」ならファイナルデータがおすすめです。

サポート体制の比較

緊急時に頼りになるサポート体制を比較します。

日本語サポートの充実度

サポート項目ファイナルデータEaseUS
日本語対応◎ 完全対応○ 対応
電話サポート○ あり× なし
メールサポート○ あり○ あり
チャットサポート△ 限定的○ あり
FAQ・ヘルプ○ 充実○ 充実

電話・メール・チャット対応

ファイナルデータの最大の強みは、電話サポートがあることです。メールやチャットでは伝えにくい状況も、電話なら直接相談できます。日本企業なので、日本人スタッフが対応してくれる安心感があります。

EaseUSは電話サポートがありませんが、メールとチャットで対応しています。日本語でのサポートも可能ですが、レスポンスに時間がかかる場合があるという声もあります。

緊急時のサポート対応

緊急時のサポートで選ぶなら

・すぐに相談したい → ファイナルデータ(電話サポートあり)
・メール/チャットで十分 → EaseUS

大切なデータの復元で困っている時、電話ですぐ相談できるのは大きな安心材料です。

日本企業の安心サポート /

ファイナルデータ(AOSストア)

日本国内シェアNo.1のデータ復元ソフト。20年以上の実績と、電話サポート対応で緊急時も安心。官公庁・大企業でも採用される信頼性。まずは無料版でスキャンをお試しください。

ファイナルデータ公式サイトへ

【状況別】どっちを選ぶべき?おすすめの選び方

ここまでの比較を踏まえて、状況別のおすすめを紹介します。

日本語サポート重視ならファイナルデータ

ファイナルデータがおすすめな人

・電話で直接相談したい
・日本企業の製品を使いたい
・会社や組織で導入を検討している
・サポートの安心感を重視する
・ITに詳しくないので丁寧なサポートが欲しい

コスパ重視ならEaseUS

EaseUSがおすすめな人

・まずは無料で試してみたい(2GBまで復元可)
・一度だけ復元したい(月額プランが便利)
・シンプルな操作性を求める
・グローバルで実績のあるソフトを使いたい
・自分で調べて解決できるITスキルがある

法人・ビジネス利用なら

法人利用の場合

法人での導入を検討している場合は、ファイナルデータがおすすめです。

・官公庁・大企業での導入実績多数
・日本の法律に準拠した運営
・法人向けライセンスあり
・電話サポートでトラブル時も安心
・請求書払いなど法人向け決済に対応

緊急でデータ復元が必要なら

今すぐデータを復元したい緊急の状況であれば、以下のフローで判断してください。

緊急時の選び方フロー

1. 復元したいデータが2GB以下 → EaseUS無料版で即復元
2. 復元したいデータが2GB以上 → どちらかを購入
・電話で相談しながら進めたい → ファイナルデータ
・すぐにダウンロードして自分で進めたい → EaseUS
3. HDDから異音がする/認識しない → ソフトでは対応不可、専門業者へ

ファイナルデータのメリット・デメリット

ファイナルデータの強みと弱みを整理します。

メリット5選

1. 日本企業が開発・販売
AOSデータ株式会社が開発。日本の法律に準拠し、日本人ユーザー向けに最適化されています。

  1. 電話サポートあり
    困ったときに電話で直接相談できます。これは他の復元ソフトにはない大きな強みです。

  2. 20年以上の実績
    1999年発売以来、日本国内シェアNo.1を維持。長年のノウハウが蓄積されています。

  3. 官公庁・大企業での導入実績
    セキュリティが重視される組織でも採用されている信頼性があります。

  4. 買い切りライセンス
    一度購入すれば追加費用なく使い続けられます(メジャーアップデート除く)。

 

デメリット3選

1. 無料版では復元不可
スキャン・プレビューはできますが、実際の復元には有料版の購入が必要です。

  1. インターフェースがやや古い
    機能重視の設計で、モダンなデザインを求める方には物足りないかもしれません。

  2. 月額プランがない
    買い切りのみのため、「一度だけ使いたい」場合でもフルプライスでの購入が必要です。

 

EaseUSのメリット・デメリット

EaseUSの強みと弱みを整理します。

メリット5選

1. 無料版で2GBまで復元可能
少量のファイルなら無料で復元できます。まずは試してみることが可能です。

  1. シンプルで使いやすいインターフェース
    3ステップで復元完了。直感的に操作できるモダンなデザインです。

  2. 月額プランあり
    一度だけの利用なら月額約1万円で済みます。柔軟な料金プランが魅力です。

  3. グローバルでの実績
    世界160カ国以上で利用されており、技術力には定評があります。

  4. 定期的なアップデート
    新しいファイル形式やデバイスへの対応が早いです。

 


デメリット3選

1. 電話サポートがない
メールとチャットのみの対応。緊急時にすぐ相談したい方には不安が残ります。

  1. 永久ライセンスが高め
    永久ライセンスは約2万円と、ファイナルデータより高額です。

  2. 海外企業への不安
    中国企業が開発しているため、セキュリティ面で不安を感じる方もいます(日本法人はあり)。

 

データ復元ソフトを使う前の注意点

データ復元ソフトを使う前に、必ず知っておくべき注意点があります。

復元成功率を上げるコツ

復元成功率を上げるために

・データが消えたらすぐに対処する(時間が経つほど復元率低下)
・該当ドライブへの書き込みを最小限にする
・復元ソフトは別のドライブにインストールする
・復元先も該当ドライブとは別の場所を指定する

やってはいけないNG行動

絶対にやってはいけないこと

・消えたデータがあるドライブに新しいファイルを保存する
・消えたデータがあるドライブに復元ソフトをインストールする
・デフラグを実行する
・チェックディスクを実行する
・フォーマットを繰り返す

これらの行為は、復元可能なデータを上書きしてしまう可能性があります。

専門業者への依頼を検討すべきケース

ソフトウェアでの復元が難しいケースでは、専門のデータ復旧業者への依頼を検討してください。

専門業者への依頼を検討すべきケース

・HDDから異音がする(カチカチ、カタカタなど)
・HDDがまったく認識されない
・水没や火災などの物理的ダメージ
・復元ソフトでスキャンしても何も見つからない
・絶対に失敗できない重要なデータ

物理障害の場合、無理にソフトウェアで復元を試みると、状況が悪化する可能性があります。

よくある質問(FAQ)

Q. 無料で使いたいのですが、どちらがおすすめですか?

A. 実際に復元まで試したいならEaseUSがおすすめです。2GBまで無料で復元できます。ファイナルデータの無料版はスキャン・プレビューのみで、復元するには有料版の購入が必要です。

Q. どちらの方が復元成功率は高いですか?

A. 復元成功率は、データの状態や消えてからの経過時間など、様々な要因に依存します。両ソフトとも十分な復元能力を持っており、同じ条件下では大きな差はないとされています。

Q. Mac でも使えますか?

A. はい、両ソフトともMac版が用意されています。ただし、Windows版とは別製品として販売されている場合があるので、購入時にご確認ください。

Q. SSDのデータも復元できますか?

A. はい、両ソフトともSSDに対応しています。ただし、SSDにはTRIM機能があり、データが完全に消去されている場合は復元が難しいケースがあります。

Q. スマートフォンのデータも復元できますか?

A. 本記事で紹介しているソフトは主にPC向けです。スマートフォンのデータ復元には、各社が提供する別製品(モバイル向け)を使用する必要があります。

Q. 法人で導入する場合、どちらがおすすめですか?

A. 法人利用の場合は、ファイナルデータをおすすめします。日本企業が開発・販売しており、官公庁や大企業での導入実績が多数あります。電話サポートや法人向けライセンスも用意されています。

まとめ:あなたに合ったデータ復元ソフトはどっち?

ファイナルデータとEaseUS Data Recovery Wizardを様々な観点から比較してきました。最後に選び方のポイントをまとめます。

比較項目ファイナルデータEaseUS
開発元日本企業中国企業(日本法人あり)
無料版の復元× 不可○ 2GBまで可
電話サポート○ あり× なし
価格(買い切り)約7,000円〜約20,000円
月額プラン× なし○ あり
操作性丁寧な説明シンプル・直感的

ファイナルデータがおすすめな人

・日本語の電話サポートを受けたい
・日本企業の製品を使いたい
・法人・ビジネスで利用する
・買い切りでコストを抑えたい

EaseUSがおすすめな人

・まずは無料で復元を試したい
・一度だけ使うので月額プランで済ませたい
・シンプルな操作性を求める
・自分で調べて解決できる

どちらも優れたデータ復元ソフトです。ご自身の状況や重視するポイントに合わせて選んでください。

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