モニターアームが厚い机につかない!5つの解決策と正しい対処法

「せっかく買ったモニターアーム、机が厚すぎて取り付けられない…」
こんな経験をされていませんか?デスク環境を改善しようと意気込んでモニターアームを購入したものの、いざ取り付けようとしたらクランプが机を挟みきれない。この状況は想像以上に多くの方が直面している問題です。
特に、しっかりした無垢材のデスクや、デザイン性の高い厚みのある天板を使用している方ほど、この問題に悩まされる傾向があります。
しかし、ご安心ください。厚い机でもモニターアームを取り付ける方法は複数存在します。
この記事では、机の厚さ別に最適な解決策を5つご紹介するとともに、補強プレートの正しい選び方、厚い天板に対応したモニターアームの選定ポイントまで、徹底的に解説します。読み終える頃には、あなたのデスクに最適な取り付け方法が必ず見つかるはずです。
モニターアームが厚い机につかない原因を理解しよう
解決策を探す前に、まずはなぜモニターアームが厚い机に取り付けられないのか、その原因を正しく理解しておきましょう。原因を把握することで、あなたの状況に最も適した対処法を選べるようになります。
クランプ式モニターアームの仕組みと対応厚の限界
モニターアームの取り付け方式として最も普及しているのがクランプ式です。これは机の天板を上下から挟み込んで固定する方式で、工具不要で取り付けられる手軽さが魅力となっています。
クランプ式の構造は、上部のパッド(机の上面に接する部分)と下部のクランプ(机の下面を押さえる部分)で天板を挟み込み、ネジを締めることで固定力を得る仕組みです。
このクランプ部分が開く幅には物理的な限界があり、これが「対応天板厚」として製品スペックに記載されています。クランプの開口幅を超える厚さの天板には、どれだけネジを緩めても物理的に挟み込むことができません。
一般的なモニターアームの対応天板厚は何mmまで?
市販されているモニターアームの対応天板厚を調査すると、以下のような傾向が見られます。
| 価格帯 | 対応天板厚の目安 |
|---|---|
| エントリーモデル(3,000〜8,000円) | 10〜85mm程度 |
| ミドルレンジ(8,000〜15,000円) | 10〜90mm程度 |
| ハイエンド(15,000円以上) | 10〜100mm以上対応モデルあり |
エルゴトロンやAmazonベーシックなど人気メーカーの製品でも、標準的な対応厚は60mm〜85mm程度です。一方で、無垢材のダイニングテーブルや高級デスクでは天板厚が30mm〜50mm以上あることも珍しくありません。
さらに見落としがちなのが、天板の裏側にあるフレームや補強材の存在です。天板自体は30mmでも、裏側に補強の桟(さん)があると実質的に80mm以上の厚さになってしまうケースがあります。
あなたの机の厚さを正確に測る方法
モニターアームを取り付けたい位置の天板厚を正確に測定することが、解決への第一歩です。以下の手順で測定してください。
1. 取り付け予定位置を決める(通常は机の端から5〜10cm内側)
2. その位置で、天板の上面から下面までの距離を測定
3. 天板裏に補強材やフレームがある場合は、その厚みも含めて測定
4. クランプが実際に挟み込む部分の総厚を算出
測定時の注意点として、天板のエッジ部分は中央部より薄くなっている場合があります。また、机によっては場所によって厚さが異なることもあるため、複数箇所で測定することをおすすめします。
【厚さ別】厚い机にモニターアームを取り付ける5つの解決策
机の厚さと状況に応じて、最適な解決策は異なります。ここでは、実行のしやすさと効果のバランスを考慮した5つの方法を、おすすめ順にご紹介します。
解決策1:対応厚が大きいモニターアームに買い替える
最もシンプルな解決策は、より厚い天板に対応したモニターアームに買い替えることです。
| メリット | 確実に取り付け可能、追加パーツ不要、見た目がスッキリ |
|---|---|
| デメリット | 費用がかかる、既存製品が無駄になる |
| おすすめの人 | 天板厚が100mm以上ある方、長期的に使用したい方 |
天板厚100mm以上に対応したモニターアームとしては、グリーンハウスやサンワサプライの一部モデルが挙げられます。購入前には必ずメーカー公式サイトで対応厚を確認してください。
解決策2:補強プレート(クランプ補助プレート)を使用する
最もコストパフォーマンスが高く、多くの方におすすめできる解決策が補強プレートの活用です。
補強プレートとは、クランプの上下に取り付ける金属製のプレートで、天板への圧力を分散させると同時に、クランプの開口幅を実質的に拡大する効果があります。
補強プレートを使用することで、一般的なモニターアームでも対応厚を20〜40mm程度拡大できるケースがあります。価格も1,000〜3,000円程度と手頃です。
| メリット | 低コスト、既存アームを活用可能、天板の保護にもなる |
|---|---|
| デメリット | 極端に厚い天板には対応できない場合あり |
| おすすめの人 | 天板厚が対応範囲を10〜30mm程度超えている方 |
解決策3:グロメット式(穴あけ式)に変更する
クランプ式で対応できない場合の代替手段として、グロメット式への変更があります。
グロメット式は、天板に穴を開けてボルトで固定する方式です。天板の厚さに関係なく取り付けられるため、どれだけ厚い天板でも対応可能という大きなメリットがあります。
| メリット | 天板の厚さを問わない、安定性が高い、見た目がスッキリ |
|---|---|
| デメリット | 天板に穴を開ける必要がある、賃貸物件の備え付け机には不向き |
| おすすめの人 | 自分の机で穴あけ加工が可能な方、安定性を重視する方 |
穴を開ける際は、天板内部に配線やケーブルが通っていないか事前に確認してください。また、穴の位置によっては机の強度に影響する可能性があるため、メーカーの推奨事項を確認することをおすすめします。
多くのモニターアームは、クランプ式とグロメット式の両方に対応しています。説明書を確認し、グロメット用のパーツが付属しているか確認してみてください。
解決策4:壁掛け・ポール固定式を検討する
机への取り付けにこだわらず、壁やポールを利用する方法も検討に値します。
壁掛け式は、壁に直接アームを固定する方式です。机の厚さとは完全に無関係に設置でき、デスクスペースを最大限に活用できます。
ポール固定式は、床から天井に突っ張り棒を設置し、そこにモニターを固定する方式です。壁に穴を開けられない賃貸物件でも採用しやすい方法です。
| 方式 | 特徴と適した環境 |
|---|---|
| 壁掛け式 | 最も安定、壁に穴あけ可能な持ち家向け |
| ポール固定式 | 賃貸OK、位置調整の自由度が高い |
解決策5:天板の一部を加工する(上級者向け)
最終手段として、天板自体を加工する方法があります。
具体的には、クランプを取り付ける位置の天板裏側を削って薄くする、または切り欠きを作るという方法です。
この方法は机の構造や強度に影響を与える可能性があるため、DIYに慣れた方や、失敗しても構わない机での実施に限定してください。高価な机や、構造が複雑な机での加工は推奨しません。
補強プレートの選び方と正しい使い方
解決策として最も汎用性が高い補強プレートについて、詳しく解説します。
補強プレートで対応できる厚さの目安
補強プレートを使用することで拡大できる対応厚は、製品によって異なりますが、一般的に以下が目安となります。
・標準的な補強プレート:対応厚+15〜25mm程度
・大型の補強プレート:対応厚+25〜40mm程度
・延長ポール付きタイプ:対応厚+40mm以上
例えば、対応厚85mmのモニターアームに補強プレートを使用すれば、100〜110mm程度の天板まで対応できる可能性があります。
おすすめ補強プレートの選定ポイント
補強プレートを選ぶ際は、以下のポイントを確認してください。
| 選定ポイント | 確認内容 |
|---|---|
| プレートのサイズ | 天板との接地面積が大きいほど安定性・保護性が向上 |
| 素材 | スチール製が一般的、強度と耐久性を確認 |
| クッション材の有無 | 天板への傷防止のためゴムパッド付きがおすすめ |
| 対応するクランプ径 | 使用するモニターアームのクランプ径と合致するか確認 |
取り付け手順と失敗しないコツ
補強プレートを使用した取り付けは、以下の手順で行います。
1. 天板の上下に補強プレートを配置
2. クランプを補強プレートの穴に通す
3. 位置を微調整しながら仮締め
4. 水平を確認してから本締め
5. モニターを取り付けて安定性を確認
締め付けすぎると天板を傷める可能性があります。モニターを動かしてもずれない程度の固定力があれば十分です。定期的に増し締めすることで、長期間安定した状態を維持できます。
厚い天板対応のモニターアーム選びのポイント
新規購入やアームの買い替えを検討している方向けに、厚い天板に対応したモニターアームの選び方を解説します。
天板厚100mm以上対応のモニターアームの特徴
厚い天板に対応したモニターアームには、以下のような特徴があります。
・クランプ部分の開口幅が広く設計されている
・クランプのネジ部分が長く、調整幅が大きい
・補強プレートが標準付属している製品もある
・グロメット式との両対応が多い
購入前に確認すべきスペックチェックリスト
モニターアームを購入する前に、必ず以下の項目を確認してください。
| 確認項目 | チェック内容 |
|---|---|
| 対応天板厚 | 自分の机の厚さ+余裕(10mm程度)があるか |
| 耐荷重 | モニターの重量に対応しているか |
| VESA規格 | モニター背面のネジ穴間隔と合致するか(75×75mm or 100×100mm) |
| アームの可動範囲 | 必要な高さ・角度調整が可能か |
| 取り付け方式 | クランプ式・グロメット式どちらに対応しているか |
出典:VESA「Display Mounting Standards」
天板の素材別・形状別の注意点
天板の素材や形状によって、注意すべきポイントが異なります。
無垢材・集成材の机の場合
無垢材や集成材の天板は、適度な硬さがありクランプ式との相性は良好です。
ただし、以下の点に注意が必要です。
・表面にオイル塗装やウレタン塗装がされている場合、強く締めすぎると跡が残る可能性あり
・クランプとの間に保護パッドを挟むことで傷を防止できる
・経年で木材が痩せる(収縮する)ことがあるため、定期的な増し締めが必要
ガラス天板・メラミン化粧板の場合
ガラス天板やメラミン化粧板は、クランプ式モニターアームとの相性に注意が必要です。
ガラス天板の場合、クランプの圧力でガラスが割れる危険性があります。一般的には、ガラス天板へのクランプ式モニターアームの取り付けは推奨されていません。壁掛け式やポール固定式を検討してください。
メラミン化粧板の場合は、過度な締め付けで表面が剥がれたり、凹んだりする可能性があります。補強プレートを使用して圧力を分散させることをおすすめします。
天板裏にフレームや補強がある場合
天板裏に金属フレームや木製の補強材(桟)がある机は、見た目の天板厚より実質的に厚くなります。
・取り付け位置を変更して、フレームを避けられないか検討
・フレームの厚みを含めた総厚で対応可能なモニターアームを選ぶ
・グロメット式であれば、フレームを避けた位置に穴を開けることで対応可能
よくある失敗例と回避方法
実際にあった失敗事例と、その回避方法をご紹介します。
失敗例1:対応厚ギリギリで購入したら、実際には取り付けられなかった
→ 回避方法:対応厚には10mm以上の余裕を持たせる。天板裏の補強材も考慮して測定する
失敗例2:補強プレートを使用したが、安定せずグラグラする
→ 回避方法:補強プレートのサイズが小さすぎる可能性あり。より大きなプレートに変更するか、締め付けトルクを確認
失敗例3:天板に傷や凹みができてしまった
→ 回避方法:クランプと天板の間に必ず保護パッドを挟む。過度な締め付けを避ける
よくある質問(FAQ)
Q:モニターアームの対応厚を超えている場合、無理に取り付けても大丈夫ですか?
A:絶対に避けてください。十分な固定力が得られず、モニターが落下する危険性があります。また、クランプや天板を損傷する原因にもなります。
Q:補強プレートはどのモニターアームでも使用できますか?
A:ほとんどのクランプ式モニターアームで使用可能ですが、クランプの形状やサイズによっては合わない場合もあります。購入前に対応するクランプ径を確認してください。
Q:賃貸物件の机にグロメット式で取り付けても良いですか?
A:備え付けの机や共用スペースの机には穴を開けないでください。自分で購入した机であれば問題ありませんが、退去時の原状回復義務との兼ね合いを確認することをおすすめします。
Q:天板厚150mmの机に対応したモニターアームはありますか?
A:標準的なクランプ式では対応が難しい厚さです。壁掛け式、ポール固定式、またはグロメット式を検討することをおすすめします。
まとめ
モニターアームが厚い机に取り付けられない問題は、適切な対処法を選ぶことで解決できます。
・まずは机の正確な厚さを測定する(天板裏の補強材も含めて)
・天板厚が対応範囲を10〜30mm程度超えている場合は補強プレートがおすすめ
・対応厚100mm以上のモニターアームへの買い替えも検討
・極端に厚い天板の場合はグロメット式や壁掛け式を選択
・購入前のスペック確認で失敗を防ぐ
あなたの机の状況に合った方法を選んで、快適なデスク環境を実現してください。















