「広告で『読み放題』って書いてあったから登録したのに、読みたかった『呪術廻戦』も『ワンピース』も全部有料じゃないか!」
「無料で読めるのは聞いたこともないマイナー作品か、1巻だけ…。これなら漫画アプリの方がマシだ…」
U-NEXTの無料トライアルに登録した直後、多くのユーザーが抱く感想がこれです。
はっきり申し上げます。「U-NEXTは、漫画の読み放題サービス」ではありません。
広告のキャッチコピーを見て「Netflixの漫画版(全作品が定額で読み放題)」のようなサービスを想像していたなら、その期待は裏切られます。しかし、即解約するのは少し待ってください。
実はU-NEXTは、「漫画好きが最もお得に新刊を買える書店」であり、かつ「雑誌読み放題に関しては最強」という別の顔を持っています。
この記事では、公式サイトでは分かりにくい「無料で読める範囲の真実」を暴露しつつ、失望を満足に変えるためのU-NEXTの正しい使い倒し方を徹底解説します。
この記事の結論:U-NEXTの漫画事情
- 人気漫画:読み放題ではない(ポイント購入必須)。
- 無料範囲:期間限定の「1巻〜3巻無料」キャンペーンが中心。
- 真の価値:190誌以上の「雑誌」はガチで読み放題。
- 最強のメリット:購入金額の最大40%が戻ってくるポイント還元。
1. 暴露:U-NEXTの「漫画読み放題」の正体
なぜ「読み放題」という言葉が独り歩きしてしまっているのでしょうか。それは、U-NEXTが持つ「動画見放題(30万本以上)」の圧倒的なイメージと混同されやすいからです。
「全巻無料」の漫画はほぼ存在しない
2025年現在、U-NEXTで配信されている漫画・ラノベ・書籍は合計100万冊を超えています。しかし、その中で定額料金(月額2,189円)だけで、最初から最後まで全巻無料で読める人気漫画は、ほぼありません。
「鬼滅の刃」「キングダム」「SPY×FAMILY」「推しの子」……これら書店に平積みされているようなメジャー作品は、すべて「ポイント(課金)」が必要です。
Kindle Unlimitedとの比較
AmazonのKindle Unlimited(月額980円)ですら、人気漫画の全巻読み放題はありません。出版業界の構造上、「新作・準新作の漫画が定額読み放題」というサービスは、著作権料の問題で実現不可能に近いのです。
「無料」と表示されているものの正体
U-NEXTの漫画コーナーに行くと「無料」タグがついた作品が並んでいます。これらは以下の2種類です。
- 期間限定の試し読み(キャンペーン):
映画化やアニメ化に合わせて、「今だけ1巻〜3巻まで無料」になっているもの。期間が過ぎると有料に戻ります。 - 「毎日無料」機能:
対象作品を毎日1話ずつ無料で読める機能。これは「ピッコマ」や「LINEマンガ」と同じ仕組みですが、ラインナップは往年の名作やマイナー作品が中心です。
つまり、U-NEXTの漫画サービスの実態は、「電子書籍ストア(本屋)」に、「動画見放題」がおまけで付いている(あるいはその逆)と考えるのが正解です。
2. でも解約は待って!実は凄い「雑誌読み放題」
「じゃあ漫画目当ての自分には意味がない」と思った方。ちょっと待ってください。
漫画の読み放題は少ないですが、「雑誌の読み放題」に関しては、追加料金なしで利用できるサービスとして国内最強クラスです。
月額料金の中に、実は「雑誌読み放題サービス(他社だと月額400円〜500円相当)」が丸ごと含まれています。
読める雑誌のラインナップ(一例)
190誌以上が最新号まで読み放題です。これらを毎月2〜3冊買う習慣がある人なら、それだけで元が取れてしまいます。
| ジャンル | 主な雑誌名 |
|---|---|
| 男性ファッション | MEN’S NON-NO / GO OUT / Begin / Lightning |
| 女性ファッション | non-no / Ray / BAILA / MORE / VOGUE JAPAN |
| ニュース・週刊誌 | 週刊プレイボーイ / 週刊現代 / サイゾー / SPA! |
| ビジネス・ガジェット | 週刊東洋経済 / Forbes JAPAN / 家電批評 / Mac Fan |
| 趣味・エンタメ | 週刊ファミ通 / ダ・ヴィンチ / ムー / 鉄道ファン / 週刊Gallop |
特に「週刊ファミ通(600円)」や「週刊東洋経済(700円)」などが毎週無料で読めるのは、情報収集ツールとして破格です。
漫画雑誌は読める?
残念ながら「週刊少年ジャンプ」や「マガジン」などの主要漫画雑誌は読み放題対象外です。ただし、それらも後述する「ポイント」を使えば実質無料で購入できます。
参考リンク:U-NEXT公式ヘルプ – 読み放題雑誌のラインナップ一覧
3. 漫画好きがU-NEXTを使う最大の理由「40%還元」
ここからが本題です。U-NEXTが「漫画好き」に支持されている本当の理由は、読み放題ではなく「ポイント還元率の異常な高さ」にあります。
U-NEXTは、漫画やラノベを購入した金額の、なんと最大40%をポイントバックしてくれます。
計算してみよう:どれくらいお得?
例えば、人気漫画を全巻大人買いして「10,000円」支払ったとします。
- Amazon Kindle:100円〜200円分のポイント(1〜2%)
- U-NEXT:4,000円分のポイント還元(40%)
戻ってきた4,000ポイントで、さらに別の漫画を8〜9冊無料で買えます。つまり、「実質全品4割引で漫画が買える書店」なのです。
この還元率は、クレジットカード決済やAmazon決済であれば常に適用されます(※キャリア決済は還元率が下がるので注意)。
毎月もらえる1,200ポイント
月額会員になると、毎月自動的に1,200ポイントが付与されます。これで漫画が毎月2〜3冊はタダで手に入ります。
月額2,189円 – 1,200ポイント = 実質負担額は989円。
この989円で「アニメ見放題」+「雑誌読み放題」+「40%還元権利」を買っていると考えれば、コスパは爆発的に高くなります。
参考リンク:U-NEXT公式ヘルプ – ポイントバックプログラムについて
4. 無料トライアル(31日間)の上手な使い道
「それでもやっぱり、無料で漫画が読みたい」という方へ。初回登録時の31日間無料トライアルを賢く使う方法を伝授します。
無料トライアルに登録すると、即座に600ポイントがもらえます。
600ポイントで何ができる?
- 最新刊の漫画1冊を無料で購入:(所有権はずっと残ります)
- 映画館のチケット割引に充当:(映画好きには最適)
- 有料の新作映画をレンタル:(配信開始直後の作品など)
「読み放題」ではありませんが、「好きな漫画の最新刊が1冊タダでもらえる」と考えれば、十分にメリットがあります。
注意:解約のタイミング
31日を1秒でも過ぎると、自動的に月額料金(2,189円)が発生します。カレンダーやリマインダーに「解約予定日」を登録しておくことを強くお勧めします。
5. 結論:U-NEXTはどんな人におすすめ?
「漫画読み放題が少ない」という不満は、使い方のミスマッチから生まれています。U-NEXTは以下のような人にとっては神サービスですが、そうでない人には割高なサービスです。
❌ おすすめしない人(今すぐ解約すべき)
- アニメや映画には全く興味がない。
- 古い漫画でもいいから、とにかく無料で暇つぶしがしたい。
- 雑誌は一切読まない。
- 漫画は1冊も買いたくない(完全無料派)。
→ このような方は、「マンガBANG!」や「ゼブラック」などの、広告を見る代わりに無料で読める漫画アプリを使った方が幸せになれます。
⭕ おすすめする人(継続すべき)
- アニメを見て、続きが気になったら原作漫画を買うタイプ。(アニメ視聴→原作購入の導線が最強です)
- 毎月1〜2冊は漫画やラノベを買っている。
- ファッション誌やビジネス誌をたまに読む。
- どうせ漫画を買うなら、Amazonより安く買いたい。
Q. アダルト系の読み放題はどうですか?
- A. 実はU-NEXTは、成人向け動画(その他♡)の見放題が5万本以上あり、これも月額料金に含まれています。さらに、成人向け漫画や雑誌の読み放題・購入も可能です。このジャンルに関しては、DMMなどと比べても遜色ないラインナップを誇り、履歴が家族にバレにくい機能(ファミリーアカウントの制限)も優秀です。
Q. 購入した漫画は、解約したら読めなくなりますか?
- A. いいえ、読めます。ポイントで購入した漫画やラノベは、U-NEXTの月額会員を解約した後(無料会員の状態)でも、ずっと読み続けることができます。アカウント自体を削除(退会)しない限り、あなたの本棚は消えません。これが「読み放題」ではなく「購入」のメリットです。
Q. ラノベや小説の読み放題はありますか?
- A. 漫画よりは多いですが、やはり人気作は有料です。ただし、U-NEXTオリジナル小説や、一部のライトノベルに関しては読み放題対象になっているものもあります。「ブック」タブの「読み放題」フィルターを使って検索してみてください。
まとめ:視点を変えれば「最強のエンタメ基地」
U-NEXTで「漫画読み放題」を探すとガッカリします。しかし、「アニメを見まくって、気になった漫画を毎月配布されるポイントで貰い、足りない分は40%還元で買い足す」というサイクルを作ると、これほどオタク活動(推し活)に優しいサービスはありません。
まずは31日間の無料トライアルで、600ポイントを使って好きな漫画を1冊ゲットし、雑誌をパラパラとめくってみてください。「読み放題が少ない」というデメリットを補って余りあるメリットが見つかるはずです。





















