突然にWi-Fiの速度が遅くなると「無線LANルーターの買い替え時かな?」と思いますよね。
無線LANルーターには寿命があるので、状況次第では購入してから数年経つと買い替えの検討が必要な時期です。新しいスマホやタブレットを購入したときも、無線LANルーターの買い替えが必要ではないか確認しておくほうがいいでしょう。
ここでは無線LANルーターの買い替えの必要性を決める基準と、新しい無線LANルーターの選び方をご紹介します。無線LANルーターの買い換え時が来たと感じている人は必見です。
Contents
無線LANルーターの買い替えが必要かを決める基準
無線LANルーターの買い替えが必要なのかを考えるときは、以下の5つをポイントをチェックしてみましょう。
- Wi-Fiを使うデバイスが増えているか
- 新しいモデルのデバイスを購入しているか
- 回線やプロバイダを変更しているか
- 使い心地が悪くなっていないか
上記のポイントをチェックすると、ルーターの買い替えが必要なのかが自然とわかります。
Wi-Fiを使うデバイスが増えているか
Wi-Fiを使うスマホやタブレットなどの台数が増えると、無線LANルーターの買い替えを考える必要が出てきます。Wi-Fiに同時接続できるデバイスの台数はルーターの種類ごとで違うからです。
メーカーが定めている台数より多くのデバイスをルーターにつなぐと、Wi-Fiの通信状態が不安定になる原因になります。
新しいモデルのデバイスを購入しているか
新しいモデルのデバイスを買ったときもルーターの買い替えが必要かを考えるタイミングです。新しいモデルのスマホやパソコンの通信性能を活かすには、ルーターの性能が求められるからです。
ルーターの性能が劣ってしまうと、せっかく買った新しいデバイスのスペックを体感できません。
回線やプロバイダを変更しているか
契約している回線やプロバイダを変えて最大通信速度が変わった人も、ルーターの買い替えが必要かチェックしてください。回線やプロバイダを変更して最大速度が100Mbpsから1Gbps、もしくは1Gbpsから2Gbps以上に向上しても、ルーターの性能が低いと本来のスピードが出なくなります。
使い心地が悪くなっていないか
ルーターを購入してら2~3年以上経っている場合は、以前と比べて使い心地が悪くなっていないか確かめてみましょう。
無線LANルーターには3年から5年ほどの機械的な寿命があり、経年劣化で通信状態が不安定になっていきます。10年前のルーターを使っている場合、経年劣化とデバイスの性能との不釣り合いが重なるので、今すぐにでも買い替えが必要です。
新しい無線LANルーターの選び方
先ほど紹介したポイントをチェックして買い替えが必要だと感じた人は、4つのポイントをもとに新しい無線LANルーターを選んでみましょう。
- 11acに対応しているか
- LANポートの規格が1000BASE-Tか
- 何台のデバイスを同時に接続できるか
- どれほどの広さにWi-Fiを飛ばせるか
Wi-Fiを使うなら11ac対応モデル
Wi-Fi(無線LAN)には以下の6つの規格があり、ルーターがどれに対応しているかで通信速度が変わってきます。
引用元:I/O DATA
一般的に利用されている光回線の最大速度は1Gbps、現在流通しているデバイスが対応しているWi-Fi規格は11acなので、無線LANルーターを買い替えるときは11ac対応機種を選ぶといいでしょう。
有線を使うなら1000BASE-T以上に対応したモデル
有線でインターネットに接続するときもあるのなら、LANポートの規格も気にしてください。LANポートの規格にも4つの種類があります。
LANポート規格の最大通信速度 | |
規格 | 最大通信速度 |
10GBASE-T | 10Gbps |
1000BASE-T | 1Gbps |
100BASE-T | 100Mbps |
10BASE-T | 10Mbps |
光回線の最大速度が1Gbpsであると考えると、1000BASE-Tに対応したルーターが必要です。
同時接続できる機器の台数
同時にWi-Fiへ接続できるスマホやタブレットの台数も無線LANルーターの性能ごとに違うので、選ぶときにチェックするポイントになります。
同時に接続できるデバイスの台数は下記の方法で確認できます。
- 無線LANルーターのパッケージに記載されているスペックを見る
- メーカーの公式サイトを見る
- Amazonなどの通販サイトに記載されている商品名や詳細を見る
Wi-Fiの発信範囲
自分の家に広さに見あった無線LANルーターを選ぶのも大切なポイントです。
Wi-Fiを飛ばせる範囲は無線LANルーターの種類ごとに違うので、ルーターのパッケージや公式サイトに記載されている推奨環境をチェックして自分に家にあった機種を選びましょう。
引用元:エレコム
現在は3階建ての戸建てや4LDKのマンションまでを推奨環境にした無線LANルーターが発売されています。より広い家に住んでいる場合は中継器を併用してください。
買い替えるときにおすすめのルーター3つ
無線LANルーターを買い替えるときは値段が安くて性能が良い機種を選びたいですよね。下記の3機種はそんな願いを叶えてくれます。
- NECのAterm WG1200HP3
- エレコムのWRC-1167GHBK-S
- バッファローのWSR-2533DHPL
上記の3機種は手が出しやすい値段で販売されていて性能も良好です。
NECの定番モデルAterm WG1200HP3
引用元:NEC
NECのWG1200HP3は販売価格が5,896円(Amazonでの場合)と手が出しやすいうえに、11ac対応で最大通信速度が867Mbpsとスペック面も良好です。
同時接続できるデバイスは15台と余裕があり、推奨環境も3階建ての戸建てと4LDKのマンションまでなので、大豪邸に住んでいない限り安心して購入できます。
エレコムの良コスパルーターWRC-1167GHBK-S
引用元:エレコム
「そんなに広い家に住んでいないから安さを重視したい」と考えている人にはエレコムのWRC-1167GHBK-Sがオススメです。
WRC-1167GHBK-Sの販売価格は3,980円(Amazonでの場合)と安めですが、最大速度が867Mbpsとなっています。推奨環境は2階建ての戸建てと3LDKのマンションまでなので、Wi-Fiの発信範囲よりコスパを求めたい人にピッタリです。
同時接続台数は12台までなので、コスパを求めている人は1度チェックしてみましょう。
バッファローのハイスペックルーターWSR-2533DHPL
引用元:バッファロー
回線やプロバイダの速度が最大1Gbps以上になって新しい無線LANルーターを探している人には、バッファローWSR-2533DHPLがオススメです。
WRC-2533DHPLのは11ac対応ルーターのなかでもとくにスペックが高く、最大速度が1733Mbpsなので1Gbps以上の光回線を契約している人に向いています。
今まで利用していたルーターのSSIDやパスワードを引き継げる無線引っ越し機能も搭載されているので、デバイス側の設定をやり直す必要がないメリットもあります。
まとめ
ここでは無線LANルーターを買い替える必要性とその基準、新しいルーターの選び方をご紹介しました。
【無線LANルーターの買い替えが必要かを決める基準】
無線LANルーターを買い替えるべきか気になる人は、下記の4項目をチェックしてみましょう。
- Wi-Fiを使うデバイスが増えているか
- 新しいモデルのデバイスを購入しているか
- 回線やプロバイダを変更しているか
- 使い心地が悪くなっていないか
【新しい無線LANルーターの選び方】
新しい無線LANルーターを買うときは、下記の4つを選び方のポイントにしましょう。
- Wi-Fiを使うなら11ac対応モデル
- 有線を使うなら1000BASE-Tに対応したモデル
- 同時接続できる機器の台数
- Wi-Fiの発信範囲
【買い替えるときにおすすめのルーター3つ】
新しい無線LANルーターを買うときは下記の3機種が有力な選択肢になります。
- NECのAterm WG1200HP3
- エレコムのWRC-1167GHBK-S
- バッファローのWSR-2533DHPL
コスパを求めるなら①か②が、性能の高さを求めたい人は③をチェックしてみましょう。