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WiFi引っ越し手続きを忘れた!今すぐやるべき対処法と連絡先一覧

「引っ越しのバタバタで、WiFiの手続きをすっかり忘れていた…」

荷造りや各種届出に追われていると、インターネット回線の手続きは後回しになりがちです。気づいたときには引っ越し後、新居でネットが使えない状態に。さらに旧居の契約がそのままになっていて、無駄な料金を払い続けていた、というケースも珍しくありません。

この記事では、WiFiの引っ越し手続きを忘れてしまった場合に今すぐやるべきことを、状況別に解説します。旧居の契約放置によるリスクから、新居で最短でネットを使う方法まで、具体的な対処法がわかります。

読み終わるころには、何から手をつければいいかが明確になり、落ち着いて対処できるようになります。


WiFiの引っ越し手続きを忘れるとどうなる?

まずは、手続きを忘れたことでどのような問題が起きるのかを把握しておきましょう。リスクを理解することで、対処の優先順位が見えてきます。

旧居の契約が継続して料金が発生し続ける

もっとも多いトラブルは、旧居のインターネット契約がそのまま継続し、使っていないのに月額料金が引き落とされ続けることです。

光回線やポケットWiFiは、解約の連絡をしない限り自動的に契約が継続します。クレジットカードや口座振替で支払いを設定している場合、気づかないまま数ヶ月分の料金を払ってしまうことがあります。

光回線の月額料金は4,000円〜6,000円程度が一般的です。3ヶ月放置すると1万円以上の無駄な出費になります。気づいたらすぐに解約の連絡をしましょう。

新居でインターネットが使えない期間が長引く

新居への移転手続きや新規契約を忘れていると、引っ越し後もネットが使えない状態が続きます。

特に光回線は開通工事が必要なため、申し込みから利用開始まで2週間〜1ヶ月程度かかることがあります。引っ越しシーズン(3月〜4月)は工事の予約が取りにくく、さらに時間がかかる場合もあります。

リモートワークやオンライン授業がある人にとっては、ネットが使えない期間は深刻な問題です。

違約金や工事費の二重負担が発生する可能性

契約内容によっては、解約時に違約金が発生したり、工事費の残債を一括請求されたりすることがあります。

発生しうる費用金額の目安
契約解除料(違約金)月額料金1ヶ月分程度(2022年7月以降の契約の場合)
工事費残債0円〜30,000円程度(分割払いの残り)
レンタル機器の未返却損害金5,000円〜20,000円程度
撤去工事費0円〜30,000円程度(回線による)

さらに、新居で新たに光回線を契約すると、再び工事費がかかります。移転手続きをしていれば1回で済んだ工事費が、解約と新規契約で二重にかかってしまうのです。

出典:総務省「電気通信事業法の一部を改正する法律の施行に伴う関係省令等の整備について」


今すぐやるべき対処法【状況別チェックリスト】

手続きを忘れた状況は人によって異なります。自分の状況に合わせて、優先すべき対応を確認しましょう。

状況1:旧居の解約手続きを忘れていた場合

旧居の契約がそのままになっている場合、まず解約の連絡を最優先で行ってください。

今すぐやること

  1. 契約中のプロバイダ・回線事業者に電話またはWebで解約連絡
  2. 解約日(最短でいつ解約できるか)を確認
  3. レンタル機器(ルーター、ONU等)の返却方法を確認
  4. 最終請求金額(違約金・残債含む)を確認

解約の連絡が遅れるほど、無駄な料金が発生します。今日中に連絡することを目標にしましょう。

契約先がわからない場合は、クレジットカードや銀行口座の明細を確認してください。「NTTファイナンス」「KDDI」「ソフトバンク」などの名前で引き落としがあれば、そこが契約先です。

状況2:新居への移転手続きを忘れていた場合

新居でネットが使えない状態なら、すぐに移転または新規契約の手続きを始めましょう。

今すぐやること

  1. 現在の契約が新居エリアで利用可能か確認
  2. 利用可能なら移転手続きを申し込む
  3. 利用不可または時間がかかる場合は、一時的な代替手段を確保
  4. 光回線の開通までの期間を確認し、必要に応じてポケットWiFi等を検討

移転手続きができれば、解約と新規契約の手間が省け、工事費も抑えられることが多いです。

状況3:両方とも忘れていた場合

旧居の解約も新居の手続きも忘れていた場合は、以下の順序で対応してください。

優先順位やること理由
1旧居の契約を解約無駄な料金の発生を止めるため
2一時的なネット環境を確保すぐにネットが必要な場合の応急処置
3新居のネット環境を検討・申し込み長期的に使う回線を選ぶ
4レンタル機器の返却損害金の発生を防ぐ

まずは「出血を止める」ことが重要です。旧居の契約解約を最優先にしてください。


旧居の契約を放置していた場合の対処法

旧居の契約が残っていることに気づいた場合の、具体的な対処法を解説します。

すぐに解約の連絡をする

契約中のプロバイダまたは回線事業者に、電話またはWebサイトから解約の連絡をしてください。

多くの回線事業者では、電話での解約受付を行っています。Webサイトのマイページから手続きできる場合もあります。

解約の連絡をする際は、契約者名・電話番号・契約住所(旧居)・お客様番号(わかれば)を準備しておくとスムーズです。

解約日については、連絡した日から数日〜月末など、事業者によってルールが異なります。「最短でいつ解約できるか」を必ず確認してください。

過払い分の返金は可能か

「すでに引っ越して使っていないのに払った分は返金してもらえないか」と考える人もいるでしょう。

残念ながら、解約連絡前の期間について返金されるケースはほとんどありません。通信サービスは「解約の意思表示があるまで契約継続」が原則だからです。

ただし、以下のような事情がある場合は、相談してみる価値はあります。

返金交渉の余地があるケース

・引っ越し日以降、物理的に回線が使えない状態だった(回線撤去済みなど) ・事業者側の案内ミスや手続き漏れがあった ・長期契約の優良顧客である

返金が難しい場合でも、事情を説明することで違約金の減額や分割払いに応じてもらえることがあります。

レンタル機器の返却を忘れずに

光回線やポケットWiFiでは、ルーターやONU(光回線終端装置)などの機器をレンタルしていることがあります。

解約後は、これらの機器を返却する必要があります。返却しないと、機器損害金(5,000円〜20,000円程度)が請求されることがあります。

返却が必要な機器の例返却方法
ONU(光回線終端装置)NTTから送られてくる返却キットで郵送
Wi-Fiルーター(レンタル)プロバイダ指定の方法で返却
ホームゲートウェイ回線事業者指定の方法で返却
ポケットWiFi端末レンタルの場合は返却、購入の場合は不要

引っ越し時に旧居に機器を置いてきてしまった場合は、早めに回収するか、事業者に相談してください。旧居の新しい住人に迷惑がかかる可能性もあります。


新居ですぐにネットを使う方法

新居でネット環境がない状態は不便です。光回線の開通を待つ間の一時的な対策と、最短で光回線を開通させる方法を紹介します。

スマホのテザリングで一時的に対応

もっとも手軽な方法は、スマートフォンのテザリング機能を使うことです。

テザリングとは、スマホのモバイル回線を使って、パソコンやタブレットをインターネットに接続する機能です。追加契約なしで、すぐに使い始められます。

テザリングを利用するには、スマホの契約プランでテザリングが有効になっている必要があります。多くのプランでは標準で利用可能ですが、一部のプランでは別途申し込みが必要な場合があります。

ただし、テザリングにはデメリットもあります。

テザリングの注意点

・スマホのデータ容量を消費する ・通信速度が光回線より遅い ・スマホのバッテリー消費が激しい ・長時間の動画視聴やオンライン会議には不向き

あくまで一時的な対策として活用し、本格的なネット環境は別途確保することをおすすめします。

ポケットWiFiやホームルーターを即日契約

すぐにネット環境が必要な場合は、ポケットWiFiやホームルーターの契約を検討してください。

これらは工事不要で、端末が届けばすぐに使い始められます。店舗で契約すれば、当日から利用開始できるサービスもあります。

サービス種類特徴利用開始までの目安
ポケットWiFi持ち運び可能。外出先でも使える店舗契約なら当日、Web申込みなら1〜3日
ホームルーター自宅専用。ポケットWiFiより安定店舗契約なら当日、Web申込みなら1〜3日
短期レンタルWiFi1日〜1ヶ月単位でレンタル可能最短翌日届け

光回線の開通までのつなぎとして、短期レンタルWiFiを利用する方法もあります。1ヶ月単位でレンタルできるサービスなら、光回線が開通したら返却すればよいので無駄がありません。

光回線の最短開通を申し込む

長期的に安定したネット環境が必要なら、光回線の申し込みを早めに行いましょう。

光回線の開通までにかかる期間は、状況によって異なります。

状況開通までの目安
マンションで設備導入済み1〜2週間程度
戸建てで近隣に回線あり2〜4週間程度
新規エリアや特殊な工事が必要1〜2ヶ月程度
引っ越しシーズン(3〜4月)通常より1〜2週間長くなることも

申し込み時に「最短で開通できる日程」を確認し、工事日を早めに確定させましょう。工事日が決まれば、それまでの期間に必要な一時的なネット環境を計画できます。


主要プロバイダ別の手続き方法と連絡先

ここでは、主要な回線事業者・プロバイダ別に、解約や移転手続きの連絡先と方法をまとめます。

NTTフレッツ光・光コラボ

NTTフレッツ光を直接契約している場合と、光コラボ(ドコモ光、ソフトバンク光など)を契約している場合で連絡先が異なります。

契約形態連絡先
NTT東日本フレッツ光0120-116-116(9:00〜17:00)
NTT西日本フレッツ光0120-116-116(9:00〜17:00)
光コラボ(ドコモ光等)契約先の光コラボ事業者に連絡

光コラボを契約している場合は、NTTではなく光コラボ事業者(ドコモ、ソフトバンクなど)に連絡してください。

出典:NTT東日本「お引っ越しのお手続き」

auひかり

auひかりの解約・移転手続きは、契約しているプロバイダに連絡します。

プロバイダ連絡先
au one net0077-7068(9:00〜18:00)
So-net0120-80-7761(9:00〜18:00)
BIGLOBE0120-86-0962(9:00〜18:00)
@nifty0570-03-2210(10:00〜17:00)

auひかりは提供エリアが限られているため、新居がエリア外の場合は解約となります。

NURO光

NURO光の解約・移転手続きは、NURO光サポートデスクに連絡します。

電話:0570-099-118(9:00〜18:00) または、マイページから手続き可能です。

NURO光は移転手続きに対応していますが、新居がエリア外の場合や、マンションタイプが異なる場合は解約・新規契約となることがあります。

ソフトバンク光

ソフトバンク光の解約・移転手続きは、ソフトバンク光サポートセンターに連絡します。

電話:0800-111-2009(10:00〜19:00) または、My SoftBankから手続き可能です。

移転手続きの場合、引っ越し先でも同じ条件で利用できることが多いです。

ポケットWiFi・ホームルーター各社

ポケットWiFiやホームルーターは、住所変更の届出だけで済むことが多いです。

サービス手続き方法
WiMAX(UQ WiMAX等)マイページで住所変更。工事不要で引っ越し先でもそのまま使える
ドコモ home 5GMy docomoで設置場所住所の変更が必要
ソフトバンクエアーMy SoftBankで住所変更。登録住所以外での利用は規約違反
楽天モバイル(Rakuten Turbo)my 楽天モバイルで住所変更

ホームルーターは登録住所でのみ利用可能なサービスが多いです。引っ越し後に住所変更をせずに使い続けると、規約違反でサービス停止になる可能性があります。必ず住所変更の届出を行ってください。


二度と忘れない!引っ越し時のWiFi手続きチェックリスト

今回の経験を活かして、次回の引っ越しでは手続き忘れを防ぎましょう。以下のチェックリストを活用してください。

引っ越し1ヶ月前

□ 現在のネット契約内容を確認(契約先、プラン、違約金の有無) □ 新居でのネット環境を検討(移転か解約・新規か) □ 移転または新規契約の申し込み □ 工事日の予約(光回線の場合)

引っ越し2週間前

□ 工事日の最終確認 □ 旧居の解約日を確定(移転の場合は不要) □ レンタル機器の返却方法を確認

引っ越し当日〜1週間後

□ 新居での開通工事立ち会い(光回線の場合) □ ネット接続の動作確認 □ 旧居のレンタル機器を返却 □ 住所変更の届出(ポケットWiFi・ホームルーターの場合)

引っ越しの手続きは多岐にわたるため、ネット回線の手続きを忘れがちです。引っ越しが決まったら、すぐにネット回線の手続きをToDoリストに追加しておきましょう。


よくある質問(FAQ)

Q. 引っ越し後に旧居の契約に気づきました。すぐに解約できますか?

A. はい、連絡すればすぐに解約手続きを開始できます。ただし、解約日は連絡日から数日後または月末になることが多いです。「最短でいつ解約できるか」を確認してください。

Q. 旧居に置いてきた機器はどうすればいいですか?

A. 早めに回収するか、回線事業者に相談してください。機器を返却しないと損害金が発生する可能性があります。旧居にアクセスできない場合は、事業者に事情を説明しましょう。

Q. 使っていない期間の料金は返金されますか?

A. 基本的に、解約連絡前の期間については返金されません。通信サービスは解約の意思表示があるまで契約が継続する仕組みだからです。ただし、事情によっては相談の余地があります。

Q. 新居ですぐにネットを使いたいのですが、光回線の工事が1ヶ月先です。どうすればいいですか?

A. ポケットWiFiやホームルーターを一時的に契約する方法があります。短期レンタルWiFiなら、光回線が開通したら返却できるので無駄がありません。スマホのテザリングも応急処置として使えます。

Q. 移転と解約・新規契約、どちらがお得ですか?

A. 一般的には移転のほうがお得です。移転なら工事費が抑えられ、違約金も発生しません。ただし、新居がエリア外の場合や、他社のキャンペーンを利用したほうがお得な場合は、解約・新規契約が有利なこともあります。


まとめ

WiFiの引っ越し手続きを忘れた場合の対処法について解説しました。

・旧居の契約が残っていたら、すぐに解約連絡をする(無駄な料金を止める)
・レンタル機器の返却を忘れずに(損害金を防ぐ)
・新居ですぐにネットが必要なら、テザリングやポケットWiFiで一時対応
・光回線は申し込みから開通まで2週間〜1ヶ月かかることを想定
・次回の引っ越しでは、1ヶ月前から手続きを始める

まずは旧居の契約状況を確認し、解約が必要なら今日中に連絡することを目標にしてください。

新居のネット環境については、すぐに必要かどうかで対応が変わります。急ぐ場合は一時的な代替手段を確保しつつ、長期的に使う回線を選びましょう。