「マイクラが重いからメモリを増設したいけど、どのメーカーを選べばいいの?」
マインクラフトの動作改善にはメモリ増設が効果的です。しかし、いざ購入しようとすると、Crucial、Kingston、CORSAIRなど様々なメーカーがあり、どれを選べばよいか迷ってしまいますよね。
結論から言うと、マインクラフト用途であればどのメーカーを選んでも問題なく動作します。ただし、価格、保証、ブランドイメージなどに違いがあるため、自分の重視するポイントに合わせて選ぶのがおすすめです。
この記事では、Crucial・Kingston・CORSAIRの3メーカーの特徴を比較し、マイクラ用途でのおすすめを解説します。メモリ購入前に確認すべきポイントも紹介するので、初めてのメモリ増設でも失敗しません。
マイクラのためにメモリを増設するならどれを選ぶ?
マインクラフトJava版は、メモリを多く消費するゲームです。特にMODを導入したり、描画距離を上げたりすると、8GB以上のメモリが必要になることも珍しくありません。
メモリが4GBしかないPCでは、マイクラに割り当てられるメモリが限られてしまい、動作が重くなりがちです。そこでメモリ増設が有効な解決策となります。
メモリのメーカーは数多くありますが、今回は特に人気の高い3メーカーを比較します。
- Crucial(クルーシャル):Micron社の消費者向けブランド。コスパの良さで人気
- Kingston(キングストン):世界最大級のメモリメーカー。信頼性が高い
- CORSAIR(コルセア):ゲーミングPCパーツの老舗。デザイン性も重視
Crucial・Kingston・CORSAIRの特徴を比較
それぞれのメーカーの特徴を詳しく見ていきましょう。
Crucial(クルーシャル)の特徴
Crucialは、NANDフラッシュメモリの大手メーカーであるMicron Technology社の消費者向けブランドです。
- 自社でメモリチップを製造しているため、品質が安定
- 価格が比較的リーズナブル
- 永久保証(製品による)
- 公式サイトで互換性チェックツールを提供
- シンプルなデザインで汎用性が高い
Crucialの最大の強みは、自社でメモリチップを製造している点です。他社はメモリチップを仕入れて製品化していますが、Crucialは製造から一貫して行っているため、品質管理が徹底されています。
また、Crucial公式サイトには「システムスキャナー」というツールがあり、自分のPCに対応するメモリを自動で検出してくれます。初めてメモリを購入する方にとって、とても便利な機能です。
Kingston(キングストン)の特徴
Kingstonは、1987年創業の世界最大級の独立系メモリメーカーです。
- 世界シェアNo.1の実績と信頼性
- 厳格な品質テストを実施
- 永久保証
- 幅広い製品ラインナップ
- 企業向けからゲーミング向けまで対応
Kingstonの強みは、長年の実績に裏付けられた信頼性です。世界中の企業やデータセンターでも採用されており、安定性を重視する方におすすめです。
製品ラインナップも豊富で、通常のデスクトップ用メモリからゲーミング向けの「FURY」シリーズまで幅広く展開しています。
CORSAIR(コルセア)の特徴
CORSAIRは、1994年創業のゲーミングPCパーツメーカーです。メモリだけでなく、電源、ケース、キーボードなど幅広い製品を展開しています。
- ゲーミング向けに最適化された製品設計
- RGB LED搭載モデルが豊富
- 高品質なヒートスプレッダ
- オーバークロック対応モデルあり
- デザイン性が高く、見た目にもこだわりたい方向け
CORSAIRの強みは、ゲーミング向けの製品設計です。RGB LEDで光るメモリや、高いオーバークロック耐性を持つモデルなど、ゲーミングPCに求められる要素を備えています。
ただし、その分価格は他の2メーカーより高めになることが多いです。見た目やブランドにこだわりがある方、ゲーミングPCを組んでいる方におすすめです。
3メーカー比較表
3メーカーの特徴を表にまとめました。
| 項目 | Crucial | Kingston | CORSAIR |
|---|---|---|---|
| 価格帯 | リーズナブル | 標準的 | やや高め |
| 品質・信頼性 | ◎(自社製造) | ◎(世界シェア1位) | ○(ゲーミング特化) |
| 保証 | 永久保証 | 永久保証 | 永久保証 |
| デザイン | シンプル | シンプル〜ゲーミング | ゲーミング(RGB対応) |
| 互換性ツール | あり(公式サイト) | あり(公式サイト) | なし |
| おすすめ用途 | コスパ重視 | 安定性重視 | 見た目・性能重視 |
マイクラ用途で選ぶならどれがおすすめ?
マインクラフトをプレイする目的でメモリを増設する場合、どのメーカーを選ぶべきでしょうか。用途別におすすめを紹介します。
コスパ重視ならCrucial

「とにかく安くメモリを増設したい」「マイクラが動けばOK」という方には、Crucialがおすすめです。
Crucialは自社製造の強みを活かし、高品質ながら価格を抑えた製品を提供しています。マインクラフトの動作には十分な性能があり、コストパフォーマンスを重視する方に最適です。
また、公式サイトの互換性チェックツールを使えば、自分のPCに合ったメモリを簡単に見つけられるため、初心者にもおすすめです。
安定性重視ならKingston

「信頼できるメーカーの製品を使いたい」「長く安心して使いたい」という方には、Kingstonがおすすめです。
Kingstonは世界シェアNo.1の実績があり、品質と安定性に定評があります。マイクラだけでなく、日常的なPC作業も快適に行いたい方に適しています。
価格もCrucialと大きく変わらないため、少しでも安心感が欲しい方はKingstonを選ぶとよいでしょう。
ゲーミングPCならCORSAIR

「せっかくならカッコいいパーツを使いたい」「ゲーミングPCを組んでいる」という方には、CORSAIRがおすすめです。
CORSAIRのメモリは、RGB LEDで光るモデルや、ヒートスプレッダ(放熱板)付きのモデルが充実しています。見た目にこだわったゲーミングPCには最適です。
ただし、マイクラの動作という観点では、CrucialやKingstonと大きな差はありません。予算に余裕があり、デザインも重視したい方向けです。
メモリ購入前に確認すべき3つのポイント
どのメーカーを選ぶにしても、購入前に確認しておくべきポイントがあります。間違ったメモリを買ってしまうと、PCに取り付けられない可能性があるため、必ず確認してください。
ポイント1:DDR4かDDR5か確認する
メモリには「DDR4」と「DDR5」という規格があり、互換性がありません。
- 2020年以前に購入したPC → ほぼDDR4
- 2022年以降の最新PC → DDR5の可能性あり
- 確認方法:タスクマネージャー → パフォーマンス → メモリ → 「速度」欄の下に表示
現時点(2025年11月)では、まだDDR4が主流です。特に数年前に購入したPCであれば、ほぼ確実にDDR4です。
ポイント2:対応する最大メモリ容量を確認する
PCやマザーボードには、搭載できるメモリの最大容量が決まっています。
例えば、最大16GBまでしか対応していないPCに32GBのメモリを挿しても、16GBまでしか認識されません。購入前に、PCの仕様書やメーカーサイトで最大対応容量を確認してください。
ポイント3:スロット数と空きを確認する
デスクトップPCには通常2〜4本のメモリスロットがあります。ノートPCは1〜2本が一般的です。
- タスクマネージャーを開く(Ctrl + Shift + Esc)
- 「パフォーマンス」タブをクリック
- 「メモリ」を選択
- 右下の「スロットの使用」欄で確認(例:2/4 = 4スロット中2本使用中)
空きスロットがあれば追加するだけでOKですが、空きがない場合は既存のメモリを外して交換する必要があります。
メモリ増設の効果|マイクラはどのくらい快適になる?
メモリを増設すると、マインクラフトはどのくらい快適になるのでしょうか。
| 現在のメモリ | 増設後 | 期待できる効果 |
|---|---|---|
| 4GB | 8GB | カクつきが大幅に減少。MOD導入も可能に |
| 4GB | 16GB | 大量のMOD導入、高い描画距離でも快適 |
| 8GB | 16GB | 重いMODパック、シェーダー使用時の安定性向上 |
| 16GB | 32GB | マイクラ以外の用途(配信、編集など)も同時に可能 |
特に4GBから8GB以上への増設は、体感できる効果が大きいです。マイクラに4GB以上を割り当てられるようになり、チャンク読み込みやMOD動作が格段にスムーズになります。
よくある質問(FAQ)
まとめ
Crucial・Kingston・CORSAIRの3メーカーを比較し、マイクラ用途でのおすすめを解説しました。
- マイクラの動作改善にはメモリ増設が効果的
- Crucial・Kingston・CORSAIRはいずれも信頼できるメーカー
- コスパ重視 → Crucial
- 安定性重視 → Kingston
- ゲーミングPC・デザイン重視 → CORSAIR
- 購入前にDDR規格、最大容量、スロット数を確認
- 4GB→8GB以上の増設で体感できる効果あり
どのメーカーを選んでも、マインクラフトの動作には十分な性能があります。自分の予算や重視するポイントに合わせて選んでください。



















